あなたの病院、月90件未満で減収候補です。
DPC病院基準は、単に「大きい病院なら入れる」という話ではありません。厚生労働省が示す基準では、急性期入院医療を提供する病院であること、診療録管理体制を備えること、DPC調査へ適切に参加してデータを提出すること、さらにコーディング委員会を設置して年4回以上開催することが求められます。 mhlw.go(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/r08_dpc.html)
ここが出発点です。
とくに見落とされやすいのが、病床数だけではなく「運用体制」まで見られる点です。たとえば急性期一般入院基本料の届出や、A207診療録管理体制加算に相当する管理が必要で、書類だけ整えても実務が追いつかなければ継続運用は難しくなります。 mhlw.go(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/r08_dpc.html)
歯科医従事者には関係が薄いように見えるかもしれません。ですが、周術期口腔機能管理や入院患者の口腔評価で病院と連携する場面では、相手先がDPCでどのようにデータと在院日数を意識しているかを知るだけで、提案の通り方がかなり変わります。つまり連携理解が武器です。 saga-doc(http://saga-doc.jp/assets/files/gigikaishaku/20240306_12dpc.pdf)
DPC準備病院の基準では、入院診療に係るデータ提出が必要です。さらに、準備病院では外来データ提出は「望ましい」とされますが、DPC制度へ参加した後は外来診療データの提出が必須になるため、入院だけ整えればよいという発想は通用しません。 mhlw.go(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/r08_dpc.html)
外来も要るということですね。
さらに、DPC準備病院になりたい病院は、直近の診療報酬改定の6か月前までに所定の届出書を出す必要があります。令和8年度改定時の募集では、令和7年9月1日から9月30日必着という受付期間が実際に設定されており、後回しにすると受付期間を逃します。 mhlw.go(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/r08_dpc.html)
届出には期限があります。
歯科の現場では「病院本体が対応する話」と思いがちですが、口腔関連の診療実績や外来運用が病院全体のデータ品質に影響することもあります。病院内で情報依頼が来たときにすぐ出せるよう、診療録の記載粒度や病名整備を日頃から揃えておくと実務上かなり有利です。 mhlw.go(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/r08_dpc.html)
令和6年度改定では、DPC対象病院の基準として「1月あたりデータ数が90以上」という基準が追加されました。しかもこの基準は、令和8年度診療報酬改定時からDPC制度への参加・退出の判定基準として用いられる予定です。 mhlw.go(https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/001242898.pdf)
結論は件数管理です。
ここで歯科医従事者にとっての実利があります。連携先病院の入院件数や病棟の急性期比率が下がっているとき、周術期口腔支援や病棟歯科介入を「在院日数短縮」「術後合併症予防」「データ整備しやすい介入」として提案できると、単なるお願いではなく経営に通じる話になります。つまり提案の言葉が変わります。 saga-doc(http://saga-doc.jp/assets/files/gigikaishaku/20240306_12dpc.pdf)
DPCではコーディング委員会の設置が必須で、年4回以上の開催が必要です。同じ月に2回以上開いても、2回目以降は年4回のカウントに含まれないため、「年度末にまとめて回数を稼ぐ」運用は基準上うまくいきません。 mhlw.go(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/r08_dpc.html)
年4回が条件です。
しかも厚生労働省は毎月開催が望ましいと明記しています。病院内の別委員会をコーディング委員会とみなせる余地はありますが、その場合でも設置規程等に適切なコーディングに関する事項を明記し、同テーマで年4回以上開催する必要があります。 mhlw.go(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/r08_dpc.html)
これは事務部門だけの仕事ではありません。歯科口腔外科や周術期管理に関わる記載で、主傷病や処置との整合が曖昧だと、コーディングの質に影響します。診療録上の表現がぶれると、あとで確認依頼が増え、医師も歯科も事務も手間を取られます。厳しいところですね。 mhlw.go(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/r08_dpc.html)
このリスクを減らすなら、場面は「病名・処置・目的の書き分けが曖昧な症例」です。狙いは委員会で差し戻されにくい記載にそろえることなので、候補は「院内で使う口腔外科記載テンプレートを1枚メモ化して共有する」です。1つ決めるだけで、確認作業の往復をかなり減らせます。 mhlw.go(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/r08_dpc.html)
検索上位の記事では、DPCの定義や包括払いの説明に多くの紙幅が割かれます。ですが歯科医従事者が本当に知っておくべきなのは、連携先病院が「どの基準で苦しくなり、どこに協力を求めやすいか」を読む視点です。ここが差になります。 saga-doc(http://saga-doc.jp/assets/files/gigikaishaku/20240306_12dpc.pdf)
たとえば、DPC対象病院は令和6年6月時点で1,786病院、DPC準備病院は242病院とされ、対象病院の平均DPC算定病床数は271床、最小12床、最大1,218床です。つまりDPC病院と一口に言っても規模差は大きく、歯科連携の濃さも同じではありません。 saga-doc(http://saga-doc.jp/assets/files/gigikaishaku/20240306_12dpc.pdf)
規模差は大きいですね。
大規模病院では口腔外科やNST、周術期支援との接点が増えやすく、小規模側では限られた人員でデータ提出や委員会運営を回していることがあります。だから、あなたが病院へ提案するときは「DPC病院だから同じ」と見ないことが大切です。つまり相手別対応です。 saga-doc(http://saga-doc.jp/assets/files/gigikaishaku/20240306_12dpc.pdf)
参考になる公的ページです。DPC準備病院の基準、外来データ必須化、年4回の委員会要件まで確認できます。
厚生労働省|令和8年度診療報酬改定時におけるDPC準備病院の募集について
件数基準や病院数、病床数、令和6年度改定後の評価見直しを把握したい部分の参考リンクです。
厚生労働省|令和6年度改定を踏まえたDPC/PDPSの現況について
減収インパクトのイメージをつかむ参考情報です。月90件未満と2%超変動病院の数字が整理されています。