エアロパーツ効果とバイク走行性能の関係

エアロパーツ効果とバイク走行性能の関係

エアロパーツ効果

エアロパーツがもたらす3つの主な効果
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ダウンフォースの発生

車体を路面に押し付ける力を生み出し、タイヤのグリップ力を向上させます

空気抵抗の軽減

空気の流れを整流することで走行時の抵抗を減らし、速度向上と燃費改善を実現します

🏍️
走行安定性の向上

高速域でのフロントリフトを抑え、安定した走行を可能にします

エアロパーツとダウンフォースの関係


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バイクのエアロパーツが生み出すダウンフォースは、車体を路面に押し付ける下向きの力として機能します。MotoGPマシンでは、ウィングレットと呼ばれるエアロパーツを装着することで、フロントタイヤを地面に押し付けるダウンフォースを発生させています。この効果により、タイヤの接地圧が高まり、グリップ力が向上するのです。
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ダウンフォースの効果は高速域で特に顕著に現れます。バイクが時速240~300km/hという速度に達すると、航空機の離陸速度に匹敵するため、十分なダウンフォースを得ることが可能になります。同じパワーを出すだけでもエアロパーツによって風抵抗を最小限に抑えることで、より速く走ることができるのです。
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エアロバイクの効果は競技者だけでなく一般のライダーにも体感できます。特に風の影響が大きい地域では、エアロパーツの効果がより顕著に現れ、風による抵抗を最小限に抑えることでより安定した走行が可能となります。​

エアロパーツによる走行安定性の向上効果

高速走行時の安定性向上は、エアロパーツの最も重要な効果の一つです。適切に設計されたエアロパーツを装着することで、空気抵抗を低減し、ダウンフォースを得られます。これにより、特に高速道路での走行時に車体が安定し、より快適な走行が可能になるのです。
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カウルは流体力学に則した紡錘形の形状をしており、走行中の空気抵抗を減らす効果があります。空気抵抗が下がるとスピードが出しやすくなるため、スピードを競うバイクレースではカウルは必ず装着されるパーツとなっています。フルカウルバイクでは体に受ける風も少ないので、高速道路やサーキット走行でスピードを出しても疲れにくい特徴があります。
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コーナー進入時の安定感も向上します。ダウンフォースが増加するため、コーナーの進入時に安定感が増すなどの効果が実証されています。走行が安定してハンドルがぶれにくくなることで、ライダーはより安心して走行できるようになります。
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エアロパーツによるウィリー抑制効果

ウイングレット装着の主要な目的は、加速時に発生するウィリーを抑止することです。MotoGPマシンのハイスペックエンジンがとてつもないパワーを生み出すため、バイクが直立した状態では直ぐにウィリーしてしまいます。この状態では加速限界がウィリー限界と等しくなってしまうため、本来のパワーを十分に発揮できません。
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ウイングレットによってダウンフォースが発生し、フロントタイヤを地面に押し付けるように力が作用します。この結果、フロントタイヤが地面に押し付けられ接地圧が高まり、不要なフロントリフトを低減できるのです。ウィリーしにくくすることで加速力を更に高める狙いがあります。
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急加速時などの際に起きるフロントタイヤのリフトを抑えることで加速性能を高め、ラップタイムの向上につなげることができます。2016年ごろからMotoGPマシン各車にウイングレットが装備され、その効果の高さが実証されました。近年では市販車にもこの技術が導入され始めており、一般のライダーでもその効果を体感できるようになっています。​

エアロパーツと燃費向上の関係

エアロパーツを用いて空気抵抗のコントロールを行うことで燃費の向上が期待できます。空気抵抗がないほど燃費は向上する傾向にあるため、エアロパーツは間接的に燃費に貢献するのです。エアロパーツでエンジンやブレーキの冷却効果を高めることも、間接的に燃費に寄与します。
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ただし、エアロパーツの装着は条件によって燃費に異なる影響を与えます。高速走行時には空気抵抗を減らし、燃費向上が期待できますが、フロントスポイラーやリアディフューザーは重量増加により市街地走行では燃費が悪化する可能性もあります。低速で走ると空気抵抗が増えたり転がり係数が悪くなったりして燃費効率が下がることがあるのです。
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空気抵抗は速度の二乗に比例すると言われており、時速80kmを超えるとその抵抗はかなりのものになります。エアロパーツの中には整流効果が高いものもあり、車体を安定させる効果や燃費向上が期待できます。しかし、一般道での街乗りがメインの場合、実際に効果を強く感じる機会は少ないため、主にデザイン重視で導入されるケースも少なくありません。
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エアロパーツのデメリットと注意点

エアロパーツの選び方や取り付け方を誤ると、空気抵抗が増して燃費が悪化してしまったり、車体重量が増えて動力性能が落ちてしまったりする恐れがあります。特に、さまざまなパーツを一度に大量に装着すると、重量過多や空気抵抗の増加につながるので注意が必要です。装備を付けすぎて車が重くなる場合や設置の仕方が間違っている場合、空気抵抗を抑える目的で取り付けたエアロパーツにより、空気抵抗が強くなるリスクもあります。
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低めのエアロパーツを装着すると、段差や凹凸の多い道路では衝撃を感じやすくなるかもしれません。縁石に気をつけなければならず、とくにコンビニなどでフロントから駐車する際はスポイラーをぶつけないようにしましょう。リアウイングは単体で4〜6kgあり、ここに空気抵抗を受けるのでリアにかかる荷重はさらに増えます。
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エアロパーツの素材や取り付け方によっては、風切り音が発生し、静粛性に影響を与えることもあります。メンテナンス費用については、DIYなら洗車用品代程度ですが、プロに依頼すると1回5,000円~2万円ほどかかります。損傷時の修理は数千円~数万円と幅があるため、定期的なケアが重要です。​

 

 


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