ハザードランプつけっぱなし1時間でバッテリー上がり対処法

ハザードランプつけっぱなし1時間でバッテリー上がり対処法

ハザードランプつけっぱなし1時間の影響

この記事のポイント
⚠️
バッテリー上がりのリスク

1時間のつけっぱなしでもバッテリー状態によっては上がる可能性があります

🔋
消費電力の影響

ハザードランプの消費電力は車両によって異なり、バッテリーへの負担も変わります

🛠️
対処法と予防策

万が一の時の復旧方法と日頃からできる予防対策を知っておくことが重要です

ハザードランプ1時間つけっぱなしでバッテリーは上がるのか


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バイクでハザードランプを1時間つけっぱなしにした場合、バッテリーが上がるかどうかはバッテリーの状態によって大きく異なります。一般的な普通車のハザードランプの消費電力は約4Aから8Aとされており、バッテリー容量が36Ahの場合、100%充電されている状態で理論上は約4時間から9時間でバッテリーが空になる計算です。しかし、バッテリーの劣化や充電状態によっては、実際の時間はこれより短くなるため、2~3時間程度でバッテリー上がりのリスクがあると考えておくのが現実的です。
参考)ハザードランプつけっぱなしでバッテリーが上がる時間は?バッテ…

バイクの場合は車種によってバッテリー容量が異なり、小型バイクでは容量が小さいため、より短時間でバッテリーが上がる可能性があります。特に古いバッテリーを使用している場合や、外気温が低い冬場では、バッテリーの性能が低下しているため、1時間のハザードランプ点灯でも始動できなくなるおそれがあります。バッテリーが満タンではない状態で1時間つけっぱなしにすると、すでに半分程度しか充電されていない場合は特に危険です。
参考)ハザードランプのつけっぱなしでもバッテリーはあがるのかどうか…

エンジンを停止した状態でハザードランプを長時間点灯させると、バッテリーの消耗が急速に進みます。配送車が短時間だけハザードランプを点けっぱなしにする程度では問題ありませんが、ショッピングモールなどで駐車する際に消し忘れてしまった場合は、戻ってきた時にバッテリーが上がっていることが十分考えられます。
参考)ハザードランプをつけっぱなしにするとどうなる?正しい使い方と…

ハザードランプの消費電力とバッテリーへの負担

ハザードランプの消費電力は、使用している電球の種類によって大きく異なります。従来の電球式ウインカーの場合、1つのバルブで約20Wから23Wの消費電力があり、ハザードランプは前後左右4つのウインカーを同時に点灯させるため、合計で約80Wから92Wもの電力を消費します。電流に換算すると、12Vのバッテリーでは約6.8Aから8Aの電流が流れることになります。
参考)点滅時のレスポンスが良く省電力。専用リレーと組み合わせればカ…

一方、LED式のウインカーに交換している場合は、消費電力が大幅に削減されます。LED球は1つあたり約1Wから3W程度の消費電力で済むため、ハザードランプ全体でも4Wから12W程度となり、電球式の約10分の1以下の電力で済みます。このため、LED化されたバイクではバッテリーへの負担が大幅に軽減され、つけっぱなしにしてもバッテリーが上がりにくくなります。
参考)LED対応ウインカーリレー(ハザード&ポジション機能付)3ピ…

バッテリーへの負担は、消費電力だけでなく点滅の頻度によっても変わってきます。ハザードランプは通常1分間に約60回から120回点滅するように設計されており、点滅している時間と消灯している時間の比率によって実際の消費電力は理論値よりも少なくなります。しかし、エンジン停止中は充電が一切行われないため、消費した電力分だけバッテリーが確実に減少していきます。
参考)【保存版】 バイクのバッテリーが 上がったときの対処法

ハザードランプつけっぱなしでバッテリーが上がった時の対処法

バイクのバッテリーが上がってしまった場合、まず試すべき対処法はキックスタートです。キックスターターが装備されているバイクであれば、足でキックペダルを踏み込むことでエンジンを始動させることができます。キックスタートはバッテリーの電力を必要としないため、バッテリーが完全に上がっていても始動可能です。ただし、慣れていないと怪我をする可能性もあるため、正しい方法で行う必要があります。
参考)バイクのバッテリー上がりは自然回復はしない!対処法を徹底解説…

キックスターターがない場合は、押しがけを試すことができます。押しがけは、バイクを押した勢いでエンジンを始動させる方法で、一人でも可能ですが、可能であれば誰かに押してもらうのがおすすめです。ただし、押しがけができるのはキャブレター式のバイクのみで、近年主流のインジェクション車では構造上、押しがけができないようになっています。​
ジャンプスターターを使用する方法も効果的です。ジャンプスターターは、他の車両やポータブルバッテリーから電力を供給してエンジンを始動させる装置で、最近では小型のジャンプスターターが開発されており、スマートフォンやパソコン充電もできるタイプがあります。価格は7,000円から13,000円程度で購入可能で、常備しておくと安心です。バッテリーへの接続は、プラス端子(赤)を先に接続し、その後マイナス端子(黒)を接続する順序を守る必要があります。​

バイクのバッテリー充電方法と充電時間

バッテリー上がりから復旧した後は、適切な充電を行う必要があります。バイクのバッテリー充電には専用の充電器を使用するのが最も安全で確実な方法です。充電器をバッテリーに接続する際は、必ずプラス端子(赤)を先に接続し、次にマイナス端子(黒)を接続します。充電が完了したら、取り外しは逆の順序でマイナス端子から外します。
参考)https://www.yes-i-do.co.jp/column52.html

ハザードランプを1時間つけっぱなしにした場合の充電時間は、消費した電力量によって異なります。電球式ハザードで約8Aの電流が1時間流れた場合、約8Ahの電力を消費したことになります。この分を回復するには、一般的なバイク用充電器(1A~2A程度)を使用した場合、4時間から8時間程度の充電時間が必要になります。走行による充電の場合は、エンジンをかけて約36分以上走行すれば、1時間分の消費電力を回復できるとされています。
参考)ハザードランプをつけっぱなしで1時間。その後の処置法教えてく…

最近の充電器には過充電防止機能が付いたものが多く、充電が完了すると自動的に停止するため、つなぎっぱなしでも問題ありません。特に冬場など長期間バイクに乗らない場合は、月に1回は充電するようにすることで、バッテリーの劣化を防ぐことができます。充電器の選び方としては、バッテリー容量の10分の1程度の電流値のものを選ぶのが基本で、大きすぎる電流はバッテリーの破損や発火の危険性があります。
参考)【冬でも安心】バイクのバッテリー上がりを防ぐ!放置期間と対策…

ハザードランプの消し忘れを防ぐ方法とバッテリー上がり予防策

ハザードランプの消し忘れを防ぐためには、降車時の確認を習慣づけることが最も重要です。ハザードランプは点滅時に「カチカチ」という音がするため、この音を意識することで消し忘れに気づくことができます。バイクから降りる際は、必ずハザードランプが消えているか目視で確認する習慣をつけましょう。
参考)バイクにもついているハザードランプの使い方とは?

バイク用品店では、ハザードランプ消し忘れ防止装置も販売されています。エンジン停止状態でハザードランプが点灯していると、ドアを開けた時に警告音が鳴る仕組みの製品もあります。バイクの場合は、キーをオフにすると自動的にハザードランプが消える設定にできるキットもあるため、後付けのハザード装置を取り付ける際は、こうした機能付きのものを選ぶのも有効です。
参考)ハザード消し忘れ防止(ダイハツ ミラジーノ・L700/710…

日頃からバッテリーの状態をチェックすることも重要な予防策です。セルスターターの回り方が弱くなったり、ホーンの音量が低下したりするのは、バッテリー電圧不足の兆候です。こうした兆候が見られたら、早めにバッテリーのメンテナンスや交換を行うことで、突然のバッテリー上がりを防ぐことができます。バッテリーの寿命は一般的に3年程度とされており、定期的な交換も必要です。
参考)バイクのバッテリー上がりとは?原因や対処法を解説!

週に1回は30分以上エンジンをかけて走行することで、バッテリーが自然放電で弱るのを防ぐことができます。特に冬場や長期間乗らない場合は、バッテリーを外して室内で保管したり、充電器で定期的に充電したりすることが推奨されます。ディーラーや整備工場、カー用品店などで定期的にバッテリーの点検を行い、異常があれば早めに対処することが、不要なトラブルを回避する最善の方法です。
参考)バイクのバッテリー上がり、正しい対応とは?対策方法も紹介! …

バイク特有のハザードランプ使用時の注意点

バイクのハザードランプは、車と異なり保安基準上での装着義務がありません。しかし、大型バイクを中心に高速道路を利用する機会が増えたことで、ハザードランプを標準装備するバイクが増えてきています。後付けでハザードキットを取り付ける場合は、純正のウインカーリレーをハザードキット付属のリレーに交換し、配線を正しく接続する必要があります。
参考)https://www.goobike.com/magazine/maintenance/attachment/2/

ハザードランプ取り付け後に特に注意すべき点は、走行時の消し忘れです。ハザードランプを点けたまま走行すると、周囲の車両が困惑するだけでなく、曲がる時に適切なウインカーによる方向指示ができず「合図不履行」として違反点数1点と反則金(二輪車6000円・原付5000円)が科せられることになります。通常のウインカーとハザードランプの切り替えを確実に行うことが重要です。​
バイクのハザードランプは、エンジン停止中でも動作するよう設計されているため、バイクを離れる際の消し忘れには特に注意が必要です。車のように車内に残る機会が少ないバイクでは、駐車時にハザードランプを使用する習慣が少ないため、万が一使用した場合は消し忘れのリスクが高まります。高速道路で故障した際などの緊急時には、ハザードランプだけでなく、三角表示板の使用も必要になることを覚えておきましょう。​
バッテリーから直接ハザード回路に電力供給する設定にしている場合、イタズラされるとメインキーがなくても点滅し続けてバッテリーが上がるというリスクもあります。セキュリティ面も考慮して、キー連動型のハザードシステムを選ぶか、駐車時には必ずハザードランプの状態を確認する習慣をつけることが大切です。LED化されたウインカーを使用している場合は、専用のLED対応ウインカーリレーを使用することで、消費電力を抑えながら正常な点滅を維持できます。
参考)【回路図付き】バイクにハザード機能を追加するのは結構簡単 -…

 

 


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