
バトルスピリッツ 【SECRET】CB10-075 ファイナルベント R【I:インペラー】
仮面ライダーインペラーのファイナルベント「ドライブディバイダー」は、攻撃力5000APを誇る必殺技です。この技の最大の特徴は、契約モンスターのギガゼールを中心に大量のレイヨウ型ミラーモンスター(メガゼール、オメガゼール、ネガゼール、マガゼール)が出現し、標的に向けて一斉に突進する点にあります。
参考)ファイナルベント(インペラー)
技の発動手順は、まずインペラーがガゼルバイザーに「ファイナルベント」カードを読み込ませ、構えを取ることから始まります。すると、どこからともなく大量のゼール軍団が飛び跳ねながら対象に突撃し、すれ違いざまに連続打撃で弱らせます。最後にインペラー自身が飛び膝蹴りをブチかまし、トドメを刺すという流れになっています。
参考)https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC
この技の威力は数の暴力によって支えられており、発動されればまず逃げる術はありません。しかし、TV本編では実際に使用されたのは第41話でシアゴースト1匹に対してのみで、非常に珍しい必殺技となっています。PS版ゲームでは演出が異なり、敵を囲む3体のギガゼールが連続攻撃を行い、最後に1体のギガゼールとインペラーが槍とガゼルスタッブを構えて同時突撃する冗長性の強い技として描かれています。
参考)https://hissatuwaza.kill.jp/setume/ryuki.htm
ギガゼールは、レイヨウ(ガゼル)の特徴を備えた紫色のミラーモンスターで、身長243cm、体重125kgの体格を持ちます。最大の特徴は「ガゼルレッグ」と呼ばれる脚部で、一跳び50mという驚異的なジャンプ力を誇り、この跳躍力を活かした素早い移動と攻撃を得意とします。
参考)ギガゼール
頭部の2本の角「ガゼルトルネード」は岩をも粉砕する強靭さがあり、前腕肘部から伸びる「ガゼルカッター」は高周波電磁カッターとなっており、ダイアモンドも両断できます。さらに注目すべきは、体中にある「電磁サークル」から電気信号を発信し、他のレイヨウ系ミラーモンスターと遠隔で意思疎通できる能力です。
参考)https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%AE%E3%82%AC%E3%82%BC%E3%83%BC%E3%83%AB
この能力により、契約者のインペラーは契約外の他のゼール系モンスターも支配下に置くことができ、他のライダーにはない人海戦術が可能になります。ただし、眷属として出現するモンスター達も餌を求めてくるというリスクも存在しており、契約者は定期的に生命エネルギーを提供する必要があります。ギガゼールは常に複数で群れを成して行動する習性を持ち、ヒット&アウェイ戦法や物量戦を得意としています。
参考)https://dic.pixiv.net/a/%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%BC
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仮面ライダー龍騎シリーズにおけるライドシューターは、現実世界とミラーワールドを繋ぐ次元空間「ディメンションホール」の移動に用いられる次元移送機です。全長3250mm、全幅1120mm、全高1400mm、最高速度930km/hという高性能スクーター型ビークルで、すべてのライダーが同型機を所持しています。
参考)https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC
低姿勢で搭乗するスクーター型の車体と、車体を覆う巨大なキャノピーが特徴で、ミラーワールドに突入して停車すると、キャノピーが自動展開してシートがジャッキアップし、ライダーを降車させます。シートの「ホールディングシェル」内部には衝撃吸収性に優れた特殊ジェルが封入されており、ライダーの両腰のジペットスレッドに接続するシートベルトも備わっています。
参考)ライドシューター
興味深いことに、インペラーは劇中で一度もライドシューターへの搭乗が描写されていないライダーの一人です。これは中盤以降に登場したライダー(タイガ、インペラー、ベルデ)に共通する特徴で、製作上の都合でディメンションホール移動シーンが省略されるようになったためです。ライドシューターは仮面ライダーシリーズ初となる「実車ベースなし」「自走不可能な撮影用プロップのみ」のライダーマシンとされています。
仮面ライダー龍騎は「仮面を被りバイクに乗るヒーロー」という伝統的な仮面ライダー像からの脱却を図った作品として知られています。ライドシューターはあくまで移動のための舞台装置という印象が強く、龍騎における戦いを一般人は知り得ない設定になっています。
参考)『仮面ライダー龍騎』という、あまりにも残酷で楽しい命の物語 …
しかし、龍騎の影響はバイクカスタム文化にも及んでおり、実際にサイクロン号カスタムとして「CBR1000RR サイクロン号カスタム」が製作された事例があります。映画版仮面ライダーのサイクロン号風にカスタムされたCBR1000RRで、ヘルメットも仮面ライダー仕様になっています。また、『シン・仮面ライダー』のサイクロン号(変形前)はHonda CB250Rがベース車両として使用されています。
参考)『シン・仮面ライダー』 サイクロン号(変形前)ベース車両のホ…
バイク乗りにとって、仮面ライダーシリーズは単なる特撮作品ではなく、カスタムやツーリングのインスピレーション源となっています。CBR250RRのようなスーパースポーツモデルは、ワインディングでの走行からツーリングまで幅広く楽しめる性能を持ち、仮面ライダーのような冒険心を刺激します。龍騎のライドシューターが持つ「素早い移動」と「戦闘への突入」というコンセプトは、バイク愛好家の「走る楽しさ」と「目的地への到達感」に通じるものがあります。
参考)25歳の所有欲を完璧に満たす『CBR250RR』はスーパース…
仮面ライダーインペラーの装備で注目すべきは、右膝に装着されているニーガード型召喚機「ガゼルバイザー」です。膝を曲げるとスロットが現れる構造で、身体のアーマーと一体化しているタイプの召喚機となっています。この膝装着型の召喚機は、バイク乗りにとって馴染み深いニーガードと同じ位置にあり、機能性とデザイン性を両立させた設計といえます。
参考)仮面ライダー龍騎のマシンと召喚機の詳細な紹介・機能と特性につ…
インペラーの武器は「ガゼルスタッブ」と呼ばれる杖で、先端がドリル状に捻れた刺股状の形状をしています。ただし、スピンという名称ですが、ドリル部分が回転する描写はありません。この武器と発達した脚力による高速移動、ジャンプを組み合わせたヒット&アウェイ戦法がインペラーの戦闘スタイルです。
参考)http://tokusatunokisekigangu.web.fc2.com/soutyakuinnpera.html
インペラーの装甲は「インペラルアーマー」と呼ばれる特殊強化皮膚で、ミラーモンスターのいかなる攻撃も寄せつけません。ミラーワールドでの変身者の能力を最大限に引き上げますが、装着時間には9分55秒という制限があります。この時間制限は、バイクツーリングにおける燃料切れや体力の限界といった現実的な制約とも重なり、バイク乗りにとって共感しやすい設定となっています。
参考)仮面ライダーインペラー
インペラーのカラーリングは茶色系統で、これは同じ茶色系のライダーである仮面ライダーオーディンとの差別化を図るための措置です。ファイナルベントカードの背景色も、色被りを防ぐため契約モンスターの体色に近い青紫色が使われています。バイクカスタムにおいても車体色の選択は個性を表現する重要な要素であり、インペラーのデザインはカスタムバイクの色選びに通じるこだわりが感じられます。
仮面ライダーインペラー公式図鑑(東映公式サイト)
インペラーの詳細なスペックや装備、必殺技の解説が掲載されています。
ファイナルベント(インペラー)カード詳細(東映公式サイト)
ドライブディバイダーの技詳細とAPについて、公式設定が確認できます。