
ガンプラのカスタマイズには様々なディテールアップパーツが使われており、初心者から上級者まで幅広く活用できます。代表的なパーツとしてリベットがあり、これは装甲感を演出するための接合パーツで、角やエッジ部分に貼り付けることで機械的なリアルさが増します。リベットにはWave製の1mm台の小さめサイズとコトブキヤ製の2mm以上の大きめサイズがあり、HGサイズには小さめが適しています。
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丸モールドはリベットよりもディテールが入った円形パーツで、マイナスモールドや凹モールドが加わることで立体感が生まれます。コトブキヤの丸モールドシリーズは種類が豊富で、どんなガンプラにも使いやすいため初心者のディテールアップ入門に最適です。角モールドは四角や三角など角のあるパーツで、丸モールドよりも重厚感やメカ感を強調したい時に効果的です。
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バーニアパーツはバックパックや脚部に使われ、既存のシンプルなバーニアと交換することでリアルさとカッコよさを一気に向上させられます。プラ製ならコトブキヤやWave、メタル製ならハイキューパーツのスラスターシリーズが人気で、特にメタルパーツは重厚感が圧倒的です。ダクトノズルは角モールドに複数ラインが入ったパーツで、脚部やバックパックに取り付けると重火力機体の雰囲気を演出できます。
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初心者がディテールアップパーツを使う際は、貼り付けるだけで効果が出るタイプから始めるのがおすすめです。精密ピンセット、固定台、接着剤の3点があれば基本的な作業は可能で、プラ製パーツには流し込み接着剤、メタルパーツには瞬間接着剤や模型用セメダインを使用します。
パーツ選びではサイズや形状をキットに合わせることが重要で、HGサイズには小さめのパーツ、MGには大きめのパーツが適しています。カラーや質感を使い分けることで、プラ製で統一感を出したり、メタル製でアクセントをつけたりと表現の幅が広がります。貼り付ける際のテクニックとして、丸パーツはドリルで穴を開けて面取りビットで角度をつけると馴染みやすく、角モールドは削って段差を作った部分に配置すると一体感が出ます。
パーツを起点にスジ彫りを追加するとさらに洗練された仕上がりになり、ちょっとした工夫でプロ並みの見栄えを実現できます。同じキットでもパーツの配置や組み合わせ次第で全く違う印象の機体が完成するため、自由な発想でカスタムする時間が何よりの楽しみです。余剰パーツも立派なディテールアップ素材なので、説明書でバツ印がついた使わないパーツは捨てずに保管しておくと、改造時に独自のアレンジが可能になります。
ミキシングビルドは複数のガンプラのパーツを組み合わせて新しい機体を作る改造手法で、初心者でも簡単に始められる方法がいくつかあります。30MMシリーズはガンプラと同じバンダイ製で1/144スケール統一、3mm軸で接続できるため、HGサイズとの相性が抜群です。MGサイズにはコトブキヤのM.S.Gウェポンシリーズが適しており、フレームアームズと同じ1/100スケールで武器やアーマー類が豊富に揃っています。
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パーツ取りに最適なキットとして、スーパーカスタムザクF2000は大型ヒートホークやミサイルポッド、胸部装甲など即戦力パーツが満載で最優秀クラスの素材キットです。ジェガンブラストマスターは専用股関節パーツやサテライトキャノン、肩アーマーが優秀で、様々な改造に流用できます。ガンダムレオパルド・ダ・ヴィンチのバックパックは1軸で360度回転可能、両側に3mm穴が4つあるため改造の自由度が高いです。
参考)https://ameblo.jp/f-oka96/entry-12691686360.html
3mm軸を使った接続はミキシングの基本で、合う場所に穴がなくてもドリルで開ければ対応できるため、改造というほど身構える必要はありません。ネオジム磁石を使った接着方法も簡単で、小型で磁力が強力なため着脱可能なパーツ交換を実現できます。頭部や脚、腕、バックパックや武器などを交換するだけでも別機体に見え、塗装せずともカラーバリエーションを楽しめるのがミキシングの魅力です。
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バンダイの「オプションパーツセット ガンプラ」シリーズは、既存のプラモデルに取り付けられる追加装備として2024年以降本格展開されています。例えば「オプションパーツセット ガンプラ 01(エールストライカー)」とエントリーグレードのストライクガンダムを組み合わせれば、エールストライクガンダムの再現が可能です。
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このシリーズの特徴は3mmジョイントを採用しており、手持ちのガンプラと自由に組み合わせてオリジナル機体を作成できる点です。劇中の設定再現だけでなく、創作要素を加えたカスタマイズも手軽にできるため、パワーアップやディテールアップの幅が大きく広がります。パッケージフォーマットが統一されており、売り場でも見つけやすく初心者から上級者まで活用しやすい商品構成になっています。
2024年5月以降に発売された各アイテムは、既存キットの装備を強化するだけでなく、複数のオプションセットを組み合わせることで独自の武装構成を楽しめます。2軸ジョイントを使えば幅広いガンプラに取り付けが可能で、ブレードビームガンなどの武器には別売りビームパーツも装着できるため拡張性が高いです。オプションパーツは全てを使用せず一部のみを切り出して使うことも想定されており、カスタマイズの際に調整が必要な箇所もありますが、それも含めて改造の楽しみとなります。
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バイクのカスタマイズとガンプラの改造には共通するこだわりのポイントが多く存在します。実車バイクではカウルを外してネイキッド化するカスタムがありますが、プラモデルでも同様にカウル類を取り払ってストリートファイター系のマッシブなフォルムに仕上げる改造が人気です。バイクプラモデルは近年キット自体の精度が向上しており、あまり手を加えなくても高い完成度を実現できますが、さらにSNSや海外サイトを参考にカスタム方向性を決める楽しみがあります。
参考)手のひらで楽しむカスタムバイクライフ
ガンプラではHGBCマシンライダーという汎用性の高いビークルキットがあり、バイク形態とライドメカ形態に変形し様々なガンプラが搭乗可能です。トリニティバイクを世紀末風にカスタマイズした作例では、フロントにザクⅡ改の頭部を装着し、マシンライダーのハンドルを組み合わせてウェザリング処理を施すことで、独自の世界観を表現しています。
参考)HGBC マシンライダー|バンダイ ホビーサイト
バイク乗りの視点からガンプラを見ると、細部へのこだわりやパーツ選び、組み合わせの試行錯誤といった工程が実車のカスタムと重なります。ガンプラのガリクソンのようなバイク型モビルスーツは、バイク乗りの魂を刺激する造形で、改造のモチベーションを高めてくれる存在です。手のひらサイズでカスタムバイクライフを楽しめるプラモデルは、実車では実現困難な改造も気軽に試せるため、バイク乗りにとって新たな趣味の領域となっています。
参考)バイク乗り魂!1/144ガリクソンを作る