


タジマ(Tajima) コーキングガン コンボイスーパー CNV-SP
ホームセンターでコーキングガンを購入する際、価格帯は大きく分けて3つのレンジに分類されます。まず低価格帯は500円から2,000円程度で、100均製品と比較して耐久性や操作性が向上している点が特徴です。コメリやカインズなどの主要ホームセンターでは、スチール製の基本モデルが248円から販売されており、DIY初心者でも気軽に購入できる価格設定となっています。
参考)コーキングガンのおすすめ商品一覧|ホームセンターのカインズ
中価格帯は2,000円から5,000円で、液だれ防止機能や360度回転機能などの高機能モデルが見つかります。タジマのコンボイシリーズは1,500円から4,000円台で、ロータリー式ハンドルを採用し、ノズルカット面を自在に操れる特徴があります。これらは一般の方でも手に入れやすく、プロ仕様の機能を備えています。
参考)コーキングガンの使い方|初心者でもできる基本と選び方ガイド
高価格帯は5,000円以上で、マキタやボッシュなどの電動式コーキングガンが該当します。電動式は19,980円から30,000円程度で販売されており、作業効率や仕上がりの均一性に優れているため、大規模な補修作業や頻繁に使用する方におすすめです。
参考)https://www.monotaro.com/k/store/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%AC%E3%83%B3/
ホームセンターでは、コーキングガン本体だけでなく、専用のヘラやノズル、シーリング材専用の曲がりノズルなど、作業をより効率的に行うためのアクセサリーも一緒に購入できるのが魅力です。店員さんに相談すれば、用途に合ったコーキングガンやコーキング剤の選び方についてアドバイスをもらえる場合もあります。
コーキングガンは稼働方式によって手動式、電動式、エアー式の3種類に分けられます。手動式は最も主流で、構造が簡易なため故障しにくいというメリットがあります。価格も安価で購入でき、エアーの補充や充電が必要ないため、初心者にも扱いやすいのが特徴です。ただし、常に手で引き金を引いてコーキング剤を吐出するため、腕が大変疲れやすく、電動式やエアー式に比べてコーキング剤を均一に出すのが難しいことがデメリットといえます。
参考)コーキングガンの用途|使い方と種類、目的別の選び方を解説
電動式コーキングガンは、トリガーを引いている間やスイッチがオンになっている間はコーキング剤が出続けるため、手が疲れることがありません。電動でコーキング剤を吐出させるため、常に一定量を吐出できるためキレイな仕上がりになります。硬いコーキング剤を使う時も、電動なら楽に作業できるのが大きなメリットです。一方で、価格が高額で本体が重いデメリットもあり、定期的な充電が必要なため、取り扱いには注意が必要です。使用中にバッテリー切れで使えなくなることも考えられます。
参考)コーキングガンのおすすめ5選をご紹介!種類や使い方、選び方も…
エアー式のコーキングガンは空気の圧力でコーキング剤を押し出すので、手押し式に比べると手が疲れないメリットがあります。電動式よりも価格が安く、本体が軽いため片手で作業できるのも魅力です。構造が比較的シンプルなため、電動式ほど本体重量が重くありません。その一方で、エアホースやコンプレッサを使ってエアーの供給をしなければならないデメリットもあります。
バイクメンテナンスで使用する場合、小規模な補修が中心となるため、手動式で十分対応可能です。ガレージや自宅での作業では、電源確保ができる環境なら電動式も選択肢に入りますが、費用対効果を考えると手動式が現実的でしょう。
初心者がホームセンターでコーキングガンを選ぶ際は、まず手頃な価格の手動式から始めることをおすすめします。TRUSCOのカートリッジガンは729円と低価格ながら、ドリップレス仕様でバネの力で戻るので無駄な液ダレがありません。330mL用のカートリッジに対応しており、DIY初心者の方にも適しています。
参考)【カートリッジ式コーキングガン】DIY初心者におすすめ!人気…
タジマのコンボイシリーズは、初心者からプロまで幅広く対応するモデルです。コンボイジャストは1,598円で、ロータリー式ハンドルによりノズルカット面を自在に操ることができ、液だれ防止機構も搭載されています。グリップとトリガーに軽量エンジニアリング・プラスチックを使用しており、扱いやすさと耐久性を両立しています。
参考)コーキングガンのおすすめ21選。電動式の製品もピックアップ
回転式のコーキングガンも初心者におすすめです。作業効率を追求した360度ハンドル回転機能付きのモデルは、本体アルミダイキャスト製で軽量なため取り扱いが便利です。ハンドルが360度回転するので、障害物のある所でもコーキングガンの支持位置を変えないで作業ができます。1,098円という手頃な価格で購入できるため、コストパフォーマンスに優れています。
樹脂製のコーキングガンは、軽く扱いやすいため初心者に適しています。液だれ防止機構が付いているので液だれが起こらず、本体や周囲を汚しません。339円から999円という低価格帯で販売されており、変成シリコーンなどの固めのシーリング材にも対応します。
初めてコーキングガンを購入する方は、まずは手頃な価格の手動式から始めて、徐々に用途や経験に合わせてグレードアップしていくのが良いでしょう。
コーキング作業を行う際は用途に合ったコーキング剤を選ばなくてはなりません。コーキング剤は大きく4つの種類があります。シリコンはキッチンや浴槽などに使われ、安価で手に入り、耐水性や耐熱性が高い特徴があります。ただし、水を弾く素材のため塗装を行う外壁などには使用できません。
変成シリコンは建築物の内装および外装の目地に使用することが多く、耐候性や耐久性に優れているため用途が広く、外装や屋根はもちろん金属にも使用できます。シリコン系はシリコン樹脂が原料、変成シリコン系はポリエーテル樹脂を原料として末端を変性した樹脂でなるコーキング材です。両者の構造は全く異なり、変成シリコーン系は塗料がのり、シリコーン系は塗料がのらない点が、最も大きな違いです。
参考)FAQ詳細|Qhref="https://faq.cemedine.co.jp/architecture/detail?site=T5WB9K2Bamp;id=71" target="_blank">https://faq.cemedine.co.jp/architecture/detail?site=T5WB9K2Bamp;id=71amp;A 建築用|セメダイン株式会社
アクリルは内装の目地で使われることの多いタイプで、ALCのパネルの目地やサッシと壁の隙間、天井と壁の隙間などに使用されます。モルタル壁のひび割れの修繕にも使用可能です。水性なので取り扱いが容易である反面、水に弱いという特性もあるため、キッチンや浴室などの水を使用する場所では使えません。
ウレタンはウレタン防水の端末シールや下地処理に使用するタイプで、木材や金属、配管など、さまざまな材質の目地に使用できます。ゴムのように硬くなるので耐久性が高いのも特徴です。ただし、紫外線に弱いため住宅の外観やガラスのまわりには向きません。
バイクのメンテナンスでコーキング剤を使用する場合、シートの小さな穴や破れの補修にはシリコン系のコーキング剤が適しています。ホームセンターやネットショップなどで販売されている、靴やバッグなどのレザー製品を補修できるコーキング剤を使用しましょう。補修する箇所の周辺の汚れ・水分・油分をしっかりと拭き取ったうえで穴や裂け目をふさぐようにコーキング剤を塗布し、ヘラなどで表面を整えます。
参考)バイクのシートの補修・張り替え方法を解説!DIYでのやり方や…
コーキング材を出す作業に入る前に、必ずビニール手袋を装着します。次に、注入する場所以外にコーキング剤が付着しないよう養生テープで保護を行いましょう。作業に入る前の注意点として、硬化する前のコーキング材を大量に吸入すると健康に害を与えるおそれがあるため、浴室やトイレなどの密室で作業する際は、十分な換気を行いましょう。
基本的な使い方の手順は以下の通りです。まず、コーキング剤のノズルを取り外し、中の密着シールに穴をあけます。ノズルの先端をカッターなどで切断する際は、注入する幅より広い大きさの穴をあけてしまうと、作業がしづらくなるので注意しましょう。コーキングガンのトリガーの後ろにあるレバーを押し、レバーを押した状態で、ロッド棒を後ろに引きます。
参考)https://www.sharpchem.co.jp/caulking/howtouse.html
カートリッジを取り付けた後、レバーを動かしカートリッジを固定します。レバーを引くとコーキング剤が出ます。作業中は、均一な速度でコーキングガンを動かすことで、きれいな仕上がりになります。手動式の場合は、一定のリズムでトリガーを引き続けることが重要です。
コーキング剤を注入した後は、専用のヘラで表面を整えます。ホームセンターでは5mm・10mm・15mm・コーナー用の各サイズが1本ずつのセット品が販売されており、施工場所に合わせて使いわけができます。軽くて弾力性があるプラスチック製のヘラは、手になじみ、壁やタイルを傷つけません。
バイク乗りがコーキングガンを活用できるシーンは意外と多くあります。シートの補修では、小さな穴や破れに対してシリコン系のコーキング剤を使用することで、応急処置が可能です。バイクのシートは縫い目のほつれなどによって穴が空いたり、破れたりすることがあり、鍵などの尖ったものを引っかけたり、煙草を落としたりして穴が空くこともあります。
穴が空いたり破れたりしたシートをそのままにしていると、見栄えが悪いだけでなく、シート内部のスポンジに水分がしみ込んでカビや腐食の原因になってしまいます。小さめの穴なら、シリコン系のコーキング剤で十分にふさぐことができます。補修する箇所の周辺の汚れ・水分・油分をしっかりと拭き取ったうえで穴や裂け目をふさぐようにコーキング剤を塗布し、ヘラなどで表面を整えます。一定時間、乾燥させると、硬化して弾力のあるゴム状になります。
ガレージや保管場所の防水対策にもコーキングガンは役立ちます。バイクを保管するスペースの窓枠やサッシ周りの隙間を埋めることで、雨水の侵入を防ぎ、大切なバイクを湿気から守ることができます。変成シリコンを使用すれば、後から塗装も可能なため、外観を損なうことなく補修できます。
ツーリング先での緊急補修用として、小型のコーキングガンとコーキング剤をツールボックスに常備しておくのも一つの方法です。ただし、カートリッジ式のコーキング剤は開封後の保存が難しいため、シーリング材専用キャップを使用することで、空気と湿気をカットし、約3か月程度効果を持続させることができます。
参考)https://www.monotaro.com/k/store/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%20%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88/
バイクパーツの取り付け時に隙間を埋める必要がある場合も、コーキングガンが活躍します。例えば、カウルやパネルの隙間を埋めることで、風切り音を軽減したり、防水性を高めたりすることができます。用途に応じて適切なコーキング剤を選ぶことで、バイクのメンテナンスの幅が広がります。
ホームセンターでコーキングガンを購入する際は、いくつかの注意点があります。まず、プロ用製品の中には、一般向けの説明書が付属していないものや、メーカー直送品で個人宅には配達できないものもあるため、購入前に商品の詳細をよく確認することをお勧めします。特に高額な電動式モデルを購入する場合は、バッテリーの容量や充電時間、作業量の目安などをしっかり確認しましょう。
容量の選択も重要なポイントです。一般的な330mL用カートリッジに対応したモデルが最も汎用性が高く、ホームセンターでもコーキング剤の種類が豊富です。550mLや750mLの大容量タイプは、大規模な作業には適していますが、一般的なDIYには330mLで十分対応できます。
液だれ防止機構の有無も確認すべきポイントです。ドリップレス仕様のコーキングガンは、バネの力で戻るので無駄な液ダレがありません。特殊樹脂を採用して抜群の液だれ防止を実現しているモデルもあり、本体や周囲を汚さずに作業できます。
使用後のメンテナンスも大切です。コーキング剤が硬化すると除去が困難になるため、使用後は速やかにノズル周辺を清掃しましょう。カートリッジ内のコーキング剤が残っている場合は、ノズルにシーリング材専用キャップを取り付けることで、硬化を防止できます。アルミ特殊フィルムが空気と湿気をカットし、面倒なテーピングは不要で、キャップを奥までさしこむだけで約3か月程度効果が持続します。
手動式コーキングガンの場合、ロッド棒の動きがスムーズかどうかを定期的に確認しましょう。動きが悪くなった場合は、グリスを塗布することで改善します。シリンダーガンの場合は、ゴム製ピストンパッキンの状態をチェックし、摩耗している場合は交換が必要です。適切なメンテナンスを行うことで、コーキングガンを長く使用することができます。