ニーグリップ スクーター 姿勢とコツを解説

ニーグリップ スクーター 基本知識

ニーグリップ スクーターでできない理由

サムコス バイク タンク パッド ブラック/透明 左右セット ニーグリップパッド ニーグリップパッド タンク プロテクター パッド タンク トラクションパッド 傷防止 適合車種 ホンダ トライアンフ カワサキ ヤマハ オートバイ/バイク用 (ブラック)
スクーターでは一般的なバイクと異なり、燃料タンクが座席下に配置されているため、膝でタンクを挟むニーグリップができない構造になっています。通常のバイクでは、膝や太ももでタンクを挟んで下半身を安定させることが基本姿勢とされていますが、スクーターの場合はフラットなステップボードやセンタートンネルという盛り上がった構造が足元にあるため、物理的にニーグリップが不可能です。
参考）スクーターはニーグリップができないけど…どうやって安定させれ…
​
教習所では「ヒザがバタつかないよう、つま先の向きに気をつける」という指導がおこなわれています。つま先が外側を向いているとヒザが開いてしまいますが、つま先を少し内側に向けることでヒザが自然に閉じ、スクーターでも安定した姿勢を保つことができます。この基本原理を理解することが、スクーターでの安定走行の第一歩となります。
参考）スクーターはニーグリップができないけど…どうやって安定させれ…
​
スクーターにタンクがないデメリットは、加速時や減速時に上半身がふらつきやすく、コーナリング時の安定性が損なわれやすいことです。しかし、適切な代替テクニックを習得すれば、通常のバイクと同等の安定性を確保することが可能になります。
参考）バイク運転の基本「ニーグリップ」のやり方と効果までを徹底解説…
​

スクーター くるぶしホールドの効果

くるぶしホールドは、スクーターでニーグリップの代わりとなる最も効果的なテクニックです。センタートンネルやフレームに内くるぶしを押し当てることで、車体との一体感が生まれ、ニーグリップと同じような効果が得られます。
参考）【試乗】NMAXは快適な乗り心地とスポーティな走りが高次元で…
​
最近のスクーターには、フラットな形状のステップフロアではなく、中央が盛り上がったセンタートンネルを採用したモデルが増えています。センタートンネルは中にフレームが通っていて剛性を確保するためにあるもので、このセンタートンネルにくるぶしを押しあてることでスポーツライディングも可能になります。
参考）快適性を高めるカスタムパーツで、NMAX155の街乗りとツー…
​
実際に、ヤマハNMAXのようなモデルでは「センタートンネルがあることでくるぶしで車体をホールドしやすく、車体との一体感もあって気持ちよくコーナリングができた」という試乗レポートがあります。くるぶしホールドを使うことで、コーナリング時の横風が強いときでもフラフラせず安定しやすくなります。
参考）【試乗】NMAXは快適な乗り心地とスポーティな走りが高次元で…
​
構造上センタートンネルがないフラットフロアのスクーターでも、ステップボードの縁やフレームの一部にくるぶしを当てることで、ある程度のホールド効果を得ることができます。ただし、完全なフラットフロアの場合は効果が限定的なため、他のテクニックと組み合わせることが重要です。
参考）【初心者向け】スクーター、乗り方のコツ８選！【ニーグリップは…
​

スクーター シート活用の姿勢テクニック

シートを活用した姿勢テクニックは、スクーターでの安定性を大幅に向上させる方法です。車種によってはシートの前の方が盛り上がっているため、そこを両脚で掴むようにするとニーグリップと似たような効果を得られます。​
座る位置を工夫することも重要なポイントです。シートの形状によっては座る位置を少し後ろにずらすことで、太ももでシートをはさみやすくなる場合があります。教習所の担当者によれば、膝を曲げてタンデムステップあたりまで足を下げると、シートをはさみやすくなりニーグリップと同じような効果が期待できるとのことです。​
座る位置の基本は、バイクの中心に座ることです。左右のバランスが崩れると真っすぐ走れなくなるため、ズボンやジャケットの縫い目がタンクキャップやステアリングステムと同一線上にあることを確認してください。信号停止で左足を着いたときに着座位置も左にずれたまま発進してしまうことがよくあるため、発進時には必ず座る位置をリセットすることが大切です。
参考）どこに座るのが正解？｜ケニー佐川の「楽テクBIKE塾」ライデ…
​
シートと体の接触面積を増やすことで、加減速時の力をお尻とシートで受け止めやすくなります。これにより、ハンドルに余計な力をかけずに済み、長距離走行での疲労も軽減されます。​

スクーター ステップ体重移動のコツ

スクーターでの体重移動は、ステップボードの使い方が鍵となります。足を閉じてステップボードに体重を乗せてしっかり踏みつけるイメージでおこなうことが大切です。こうすることで車体に重心がかかり、カーブで曲がるときや横風が強いときでもフラフラせず安定しやすくなります。​
つま先に少し力を入れるだけでも体重移動がしやすくなります。つま先の向きは非常に重要で、つま先が外側に向いてしまうと足全体が外に開いてしまい、必然的にホールドができません。つま先を少し内側に向ける意識を持つだけで、ヒザが開かずに安定しやすくなります。
参考）ライテクをマナボウ ♯07 基本フォームとニーグリップ｜KU…
​
コーナリング時の体重移動では、シート座面上で旋回側に体重を移動させることが効果的です。後輪荷重を高めて旋回性を引き出すコーナリング法は、公道を走るライダーにとって安全で安定しているためおすすめです。体重移動は横にずらすというよりも、下方向への荷重を意識することで、より安定したコーナリングが可能になります。
参考）ワインディングトレーニング：後輪荷重と体重移動で曲がる
​
ステップに体重をかけないように意識することも重要なポイントです。極力ステップに体重をかけず、シートでバランスを取ることで、スムーズな体重移動ができるようになります。初心者の場合は、まずステップボードをしっかり踏みつける感覚から始め、慣れてきたら細かい体重移動のコントロールに移行するとよいでしょう。
参考）https://ameblo.jp/touringriders/entry-10949760395.html
​

スクーター ニーグリップパッド活用法

ニーグリップパッドは、スクーターでも活用できる便利なアイテムです。通常のバイクではタンクに貼り付けて膝のすべりを抑えますが、スクーターの場合はシートの側面やセンタートンネルに貼り付けることで、ホールド性を高めることができます。
参考）バイク走行時のニーグリップを補助。プリント社製のニーパッドを…
​
ニーグリップパッドの効果は、滑り止めによるホールド性の向上です。エラストマーなどの滑りにくくて弾力性のある材質で作られており、膝や太ももの接触部分に貼り付けることで安定したライディングが可能になります。特に急制動時にはニーグリップパッドがあることでバランスを崩しにくく、転倒のリスクを減らすことができます。
参考）ニーグリップ - Wikipedia
​
自分のスクーターでうまくホールドができないと感じたら、ニーグリップパッドを貼り付けることをおすすめします。汎用のニーグリップパッドも製品化されているため、車種に関係なく使用することができます。貼り付ける位置は、実際に乗車した状態で太ももや膝が当たる部分を確認してから決めると効果的です。
参考）ニーグリップパットの効果はバイクとの一体化！おすすめ７選
​
プリント社製のニーグリップパッドについて詳しい情報と効果的な使い方が紹介されています
下り坂等の走行時にもニーグリップパッドがあることで、より安定したライディングが可能になります。操作性が上がり保持しやすさが向上するため、長距離走行での疲労軽減にも効果があります。パッドの貼り付けは簡単におこなえるため、スクーターの安定性向上を考えている方は試してみる価値があります。
参考）ニーグリップパッドについて操作性(保持しやすさ)が上がりそう…
​

スクーター 長距離ツーリング向けホールド術

長距離ツーリングでは、疲労を軽減するための正しいホールド術が重要です。下半身でバイクをホールドできれば、加減速時にかかる力をある程度下半身で受け止めることができるため、ツーリング時の疲労も軽減します。
参考）【自宅トレーニング】ツーリング中のニーグリップに効く筋トレ！…
​
下半身全体で車体をホールドする「下半身ホールド」の意識が大切です。ヒザに力を入れずに、内くるぶしを車体に密着させて、つま先を真っすぐ前に向ける姿勢を保ちます。その状態でみぞおち辺りを引っ込めてシートの後ろ寄りに座ると、自然なホールドで下半身全体が安定します。​
長距離走行では座る位置を時々変えることで、同じ筋肉ばかりに負担がかからないようにすることも効果的です。例えば、タンデム用シートに座ったり、足を前に出したり、タンデムステップに足を置いたりと、状況に応じて姿勢を変えることで疲労を分散できます。youtube​​
ツーリング中のニーグリップに効く筋トレをおこなうことも、長距離走行の安定性向上に役立ちます。内ももの筋肉を鍛えることで、長時間のホールドでも疲れにくくなり、より快適なツーリングが楽しめるようになります。ハンドルから力を抜いて肩をリラックスさせることも、疲労軽減には欠かせないポイントです。​
ヤマハの教官が教える運転のコツで、基本的なライディングフォームについて詳しく解説されています
スクーターでの長距離ツーリングは、正しいホールド術を身につけることで、通常のバイクと同じように快適に楽しむことができます。下半身の安定、適切な座る位置、定期的な姿勢変更を組み合わせることで、疲労を最小限に抑えた安全なツーリングが実現します。
参考）https://www.goobike.com/learn/bike_issue/toku147/04.html
​

サムコス バイク タンク パッド ブラック/透明 左右セット ニーグリップパッド ニーグリップパッド タンク プロテクター パッド タンク トラクションパッド 傷防止 適合車種 ホンダ トライアンフ カワサキ ヤマハ オートバイ/バイク用 (透明)