
キジマ(Kijima) バイクパーツ オイルフィルター カートリッジタイプ マグネットイン ホンダ/カワサキ 63mm×65mm 105-833
オイルフィルター
バイクのオイルフィルターは、エンジンオイルをきれいな状態に保つための重要なパーツです。エンジン内部では、金属同士の摩擦や燃焼によって様々な不純物が発生します。これらの不純物には金属粉や燃焼カス(スラッジ)などが含まれており、そのままエンジン内を循環すると、エンジンの摩耗や故障の原因となります。
オイルフィルターは、これらの不純物をろ過して取り除く役割を担っています。具体的には以下のような効果があります。
特に高回転で使用されることの多いバイクエンジンでは、オイルフィルターの役割は非常に重要です。エンジンオイルが持つ「潤滑作用」「密封作用」「冷却作用」「清浄分散作用」「防錆作用」といった機能を最大限に発揮させるためには、オイルフィルターが正常に機能している必要があります。
オイルフィルターが目詰まりを起こしたり、ろ過能力が低下したりすると、エンジン内部に不純物が蓄積し、エンジントラブルの原因となります。最悪の場合、エンジンが焼き付いて動かなくなることもあるため、定期的な交換が欠かせません。
バイクのオイルフィルターには主に2種類のタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。バイクの車種によって採用されているタイプが違うため、自分のバイクにはどのタイプが使われているか確認しておくことが大切です。
1. スピンオンタイプ(エレメント交換式)
2. カートリッジタイプ
オイルフィルターを選ぶ際には、車種に合った適切なものを選ぶことが重要です。純正品は確実に適合しますが、アフターマーケット品も多く販売されています。アフターマーケット品を選ぶ場合は、以下の点に注意しましょう。
特に高性能エンジンや過酷な使用条件下では、より高い濾過精度を持つフィルターを選ぶことが推奨されます。バイクショップやメーカーのウェブサイトで、自分のバイクに最適なオイルフィルターを確認することをおすすめします。
バイクのオイルフィルターは、エンジンオイルと同様に定期的な交換が必要です。しかし、オイルフィルターはエンジンオイルほど頻繁に交換する必要はありません。一般的な交換時期の目安は以下の通りです。
標準的な交換頻度
具体的には、オイル交換を3,000kmごとに行う場合は6,000kmに1回、5,000kmごとにオイル交換する場合は10,000kmに1回、オイルフィルターを交換するのが理想的です。
ただし、以下のような過酷な使用条件下では、より頻繁な交換が推奨されます。
交換頻度を上げるべき条件
これらの条件に当てはまる場合は、エンジンオイル交換のたびにオイルフィルターも交換することをおすすめします。
また、バイクの状態や使用状況によっても交換時期は変わってきます。以下のような症状が見られる場合は、予定よりも早めの交換を検討しましょう。
適切なタイミングでオイルフィルターを交換することで、エンジンの性能を維持し、寿命を延ばすことができます。メーカーが推奨する交換時期を確認し、それに従うことが最も確実な方法です。
バイクのオイルフィルター交換は、基本的な工具と知識があれば自分でも行うことができます。ここでは、オイルフィルターとエンジンオイルを同時に交換する手順を紹介します。
準備するもの
交換手順
オイルフィルター交換時の注意点として、カートリッジタイプの場合は、Oリングの取り付け忘れや損傷に注意が必要です。また、フィルターの締め付けは適切なトルクで行い、締めすぎないようにしましょう。
バイクのオイルフィルターを交換する際、適切な締め付けトルクで取り付けることは非常に重要です。締めすぎるとフィルターやOリングが損傷し、オイル漏れの原因になります。逆に締め付けが不十分だと、走行中にフィルターが緩んでオイルが漏れ出す危険性があります。
適切な締め付けトルク
オイルフィルターの適切な締め付けトルクは、一般的に以下の通りです。
ただし、純正品と社外品では指定トルクが異なる場合があるため、製品の説明書や車種ごとのサービスマニュアルを確認することをおすすめします。
締め付け方法のポイント
締めすぎた場合のトラブルと対処法
オイルフィルターを締めすぎると、次回の交換時に取り外しが困難になることがあります。そのような場合の対処法は以下の通りです。
これらの方法を試しても外れない場合は、無理に外そうとせず、バイクショップに相談することをおすすめします。
オイル漏れの確認方法
オイルフィルター交換後は、必ずオイル漏れがないか確認しましょう。
オイル漏れを発見した場合は、すぐにエンジンを停止し、フィルターの締め付けを確認しましょう。それでも解決しない場合は、Oリングの損傷や取り付け不良の可能性があります。
バイクのオイルフィルターを定期的に交換することで、様々な性能向上効果が期待できます。多くのライダーはオイル交換の重要性は認識していても、オイルフィルター交換の効果については見過ごしがちです。ここでは、定期的なオイルフィルター交換がもたらす具体的なメリットについて解説します。
エンジン性能の維持・向上
オイルフィルターを交換することで、エンジンオイルの清浄度が保たれ、以下のような効果が得られます。
燃費の改善
オイルフィルターの交換は燃費にも良い影響を与えます。
エンジン寿命の延長
最も重要な効果は、エンジン寿命の延長です。
実際のデータによると、適切なオイルとフィルター交換を行っているバイクは、メンテナンスを怠っているバイクと比較して、エンジン寿命が最大2倍近く延びるケースもあります。
環境への配慮
意外と知られていませんが、オイルフィルター交換は環境保護にも貢献します。
コスト効率の良さ
オイルフィルター交換は比較的安価なメンテナンスですが、得られる効果は非常に大きいです。
オイルフィルターの交換は、バイクのパフォーマンスを最大限に引き出し、エンジンを長持ちさせるための「最も費用対効果の高いメンテナンス」と言えるでしょう。特に高回転・高負荷で使用されることの多いバイクエンジンでは、その効果はより顕著に表れます。
定期的なオイルフィルター交換を習慣化することで、愛車のコンディションを最良の状態に保ち、より快適なバイクライフを楽しむことができます。
デイトナ(Daytona) バイク用 リプレイス オイルフィルター スズキ系 Vストローム250 など 98734 通しNo:F-11