
ダイビング ホースクリップ ダブルBCD ホースホルダー クリップ付 レギュレーター 折りたたみ 低圧ホース スイベル 全3色 ブラック
レギュレーターは、ダイビングで水中呼吸を可能にする最も重要な器材です。タンクに詰められた高圧空気(約200気圧)を、人が吸える周囲圧と同じ圧力まで減圧・供給する装置として機能します。この装置がなければ、水中での呼吸は不可能であり、ダイバーの命を直接守る役割を果たしています。
参考)ダイビング器材の選び方:レギュレーターの選び方
構造的には、タンクに接続する「ファーストステージ」と、口に咥える「セカンドステージ」という2つの主要部分から構成されています。ファーストステージが周囲の水圧を感知して、タンク内の高圧空気を一定の圧力(周囲圧プラス約10気圧)まで減圧し、その後セカンドステージでダイバーが現在いる水深の圧力まで、さらに減圧します。
参考)ダイビング器材 レギュレーターの選び方
水深が深くなるほど周囲圧が高くなるため、レギュレーターは常に水深に応じた圧力調整を自動的に行う必要があります。この精密な圧力調整機能により、ダイバーは5メートルの浅瀬でも30メートルの深場でも、違和感なく呼吸することができます。
参考)ダイビング器材 失敗しないレギュレーターの選び方
ファーストステージは、周囲の水圧を感知してタンクからの高圧空気を中圧(約10気圧プラス周囲圧)まで減圧する役割を担います。この機構には主に「バランスダイヤフラムタイプ」と「バランスピストンタイプ」の2種類があり、それぞれ内部構造が異なります。
参考)ダイビングを行うにあたって必要不可欠な器材「レギュレーター」…
バランスダイヤフラムタイプは、ダイヤフラム(薄い膜)とスプリングによって中圧を調整する仕組みで、タンクの残圧変化による呼吸感への影響が少ないのが特徴です。パーツ数が多く繊細な働きをするため、深度変化に影響されにくく、呼吸がしやすい構造となっています。代表的なメーカーには、マレスやアクアラングがあります。
バランスピストンタイプは、ピストンとスプリングによってタンクからの高圧空気を調節するタイプで、深度や残圧に関係なくエアを安定供給する信頼性の高さと、メンテナンスの簡単さが人気です。スキューバプロが代表的なメーカーとして知られています。
参考)http://asahi-scuba.jp/newpage60.htm
セカンドステージは、ファーストステージで圧縮された空気をダイバーが現在いる水深の圧力まで、さらに減圧してくれます。主な種類として、バランスタイプ、ダウンストリームタイプ、ダウンストリームタイプ+バイパスチューブがあり、それぞれ流量や吸いやすさが異なります。
参考)【基礎知識】レギュレーターとは
レギュレーターを選ぶ際に最も重要なのは「呼吸のしやすさ」です。呼吸がしにくいとダイビングが楽しくなくなるため、自分にとって吸いやすいかを重視する必要があります。ただし、「呼吸抵抗が軽い=自分にとって吸いやすい」とは限らず、吸い心地の良さは個人によって差があります。
参考)【2025年】初めて買う「レギュレーター」絶対おすすめの6選…
ファーストステージはバランスピストンタイプまたはバランスダイヤフラムタイプ、セカンドステージはバランスバルブを持つものが、タンクに残る空気量で呼吸の影響を受けず、吸い心地がいい構造のパターンとされています。この組み合わせが呼吸しやすいレギュレーターとなります。
セカンドステージに流量調整機能があることも重要なポイントです。1回の呼吸量は体格、肺活量、年齢、経験、水中での運動量、深度によって変わるため、水中で流量調節ができると将来的にも永く使えます。調整のレンジ幅が広いものを選ぶことが大切です。
参考)レギュレーターの選び方3つの重要ポイント | ダイビングスク…
保証や交換・修理に必要なパーツが継続して手に入るかという点も選択時に重要です。できるだけ信頼できるメジャーなメーカーのものを選ぶことで、安心して長期間使用できます。内部の部品の精度や耐久性にも注意を払う必要があります。
参考)レギュレーターとは。選び方やスキューバダイビングを安全に行う…
レギュレーターの重さも重要な選択ポイントになります。体力に自信がない方ほど軽いレギュレーターを選ぶことがポイントで、海外でのダイビングを考えている方は特に重量を考慮する必要があります。
参考)ダイビングのレギュレーターとは?役割や選び方、お手入れ方法ま…
ダイビング後はしっかり洗浄することが大切で、メンテナンス次第で10年近く使えます。まずは真水に浸して洗うことが基本です。海水の中には汚れも含まれるため、錆びや詰まり、カビなどを起こす原因になってしまいます。
参考)https://www.mic21.com/guide/overhaul.php
レギュレーターの洗浄では、必ず「ダストキャップを締めて」行い、「水の中でパージボタンを押さない」ということが重要です。ダストキャップが閉まっていないと、ホース内全体に水が入ってカビが発生することになります。タンクからはずした空気圧のかかっていない状態で、セカンドステージやオクトパスのパージボタンを押すことは絶対に避けなければなりません。
参考)レギュレーターが水没する意外な原因と現地での対処法
混雑期に現地の洗い場の水槽にレギュレーターを浸けっぱなしにしておくと、他人の器材によって自分のレギュレーターのパージボタンが押されることがあり、結果として気づかぬうちに水没してしまうことがあります。現地では長く浸け置きすることはせず、浸けこみは自宅に帰ってからすることをお勧めします。
洗浄後は陰干しして完全に乾かしてください。湿ったまま放置するとカビや劣化の原因になります。保管の際、流量調整付きのレギュレーターやオクトパスは、一番ゆるめた状態にしましょう。器材を保管する際は、乾燥した涼しい場所を選び、直射日光や高温多湿な場所は避けることが大切です。
参考)ダイビング器材メンテナンス | 重要なポイントを徹底紹介!|…
レギュレーター、オクトパス、インフレーター、ゲージスイベル部などのメンテナンスが必要な器材は、1本も潜らなくても1年に1回か、100ダイブごとのオーバーホール(メンテナンス)が推奨されます。外観からは気が付かなくても、金属部分は錆などによる腐食が発生している場合があります。
参考)年1回のオーバーホールでダイビング器材を長持ちさせよう!|M…
オーバーホールとは、部品を分解して清掃・交換するメンテナンスのことで、Oリングなどの内部パーツはゴム製のものが多く、劣化しやすいので定期的な交換が必要です。自力では洗浄できないレギュレーターを分解し、内部の汚れを取り除いたり、劣化部品を交換します。
参考)ダイビングにはレギュレータが必須!選び方やメンテナンス方法を…
定期的に専門家による検査を受けることが推奨され、特にレギュレーターは一年に一度のプロフェッショナルによる点検が必要です。不具合が発見された場合は、すぐに修理や交換を行うことで、安全性を確保できます。専門的な検査を受けることで、未然に問題を防ぐことが可能です。
ダイビング器材オーバーホールのご案内 - MIC21
レギュレーターのオーバーホールについて、実施時期や必要性が詳しく解説されています。
大切な器材だからこそ、オーバーホール(メンテナンス)をして器材のコンディションを最適に保ちましょう。器材の寿命を延ばすためには、定期的に専門家による検査を受けることで、トラブルを未然に防ぐことができます。
バイクとダイビングには共通する魅力があります。バイクに乗る人が風を感じながら大地を走るように、ダイバーは水の流れを感じながら海中を浮遊します。どちらも自然との一体感を味わえるアクティビティです。
バイクのエンジンメンテナンスと同様に、レギュレーターも定期的なメンテナンスが不可欠です。バイクのエンジンオイル交換や点検を怠れば故障につながるように、レギュレーターのオーバーホールを怠れば水中での重大なトラブルにつながる可能性があります。
参考)フリーフローレギュレーターの対処方法
バイク用品の選び方で重視される「信頼性」「操作性」「メンテナンス性」は、レギュレーター選びにも当てはまります。バイクでヘルメットやグローブにこだわるライダーが多いように、ダイバーも自分に合ったレギュレーターを選ぶことで、より安全で快適な体験ができます。
バイクツーリングで遠出する際に整備が必要なように、ダイビングでも器材の状態をチェックすることが重要です。特に海外でのダイビングを考えている方は、軽量なレギュレーターを選ぶことで、バイクの積載と同様に持ち運びの負担を軽減できます。
参考)https://www.marea.jp/column/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%83%AC%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%81%8C%E5%BF%85%E9%A0%88%EF%BC%81%E9%81%B8%E3%81%B3%E6%96%B9%E3%82%84%E3%83%A1/
バイクの整備を自分で行う楽しみがあるように、レギュレーターの日常的なメンテナンスも自分で行うことができます。ただし、エンジンのオーバーホールを専門家に任せるように、レギュレーターも年に1回は専門家による点検が必要です。
参考)https://www.ams-ec.co.jp/maintenance/regulator_and_octopus.html
両方とも、適切な知識と準備があってこそ、安全に楽しむことができるアクティビティです。バイク乗りの方なら、レギュレーターという精密機器の魅力と重要性を理解しやすいでしょう。
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