トランスフォーマー スタジオシリーズの魅力とバイク好き注目モデル

トランスフォーマー スタジオシリーズの魅力とバイク好き注目モデル

トランスフォーマー スタジオシリーズとは

スタジオシリーズの3つの魅力
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映画準拠のリアル造形

実際の映画で使用された3Dモデルから起こされた精密な造形が最大の特徴

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統一されたスケール感

ロボットモードでの大きさを映画設定に合わせて統一し、並べた時の迫力が抜群

豊富なラインナップ

2018年から展開され、実写映画全作品とゲームキャラまで幅広く商品化

トランスフォーマー スタジオシリーズは、歴代トランスフォーマー実写映画のキャラクターたちを精密に再現した玩具シリーズとして2018年にスタートしました。映画で実際に使用された3Dモデルから起こされたリアルな造形とロボットモードのスケール統一が最大の特徴です。従来のムービーシリーズと比較して、頭部やボディだけでなく、変形機構が組み込まれた腕部や脚部にまで映画設定のモールドが再現されており、造形のリアルさが大幅に向上しています。

 

2018年の映画『バンブルビー』以降は、通常ラインもスタジオシリーズとして扱われるようになり、現在ではリメイクシリーズ兼実写映画の通常ラインの総称となっています。2021年からは1986年に公開された『トランスフォーマー ザ・ムービー』も「86シリーズ」としてラインナップされたり、ゲームに登場したキャラが「ゲーマーエディション」として発売されるなど、実写映画だけではない大きな枠で展開されているのが特徴です。

 

スタジオシリーズの製品は、クリアパーツの使用や豊富な塗装箇所により、映画そのままの雰囲気を放つリアルな仕上がりとなっています。説明書に載っていない変形工程が隠されているモデルもあり、トイの発売後に各所のサイトで話題になることも少なくありません。適度な難易度の変形ギミックとポージングの幅の広さにより、ディスプレイ時の満足度が非常に高いシリーズとなっています。

 

トランスフォーマー スタジオシリーズのラインナップ展開


トランスフォーマー/ビースト覚醒

 

スタジオシリーズは、2007年公開の第1作『トランスフォーマー』から2024年公開の『トランスフォーマー/ONE』まで、実写映画シリーズのほぼ全作品をカバーしています。各映画作品は略称で管理されており、TF1(2007年)、ROTF(リベンジ、2009年)、DOTM(ダークサイド・ムーン、2011年)、AOE(ロストエイジ、2014年)、TLK(最後の騎士王、2017年)、BB(バンブルビー、2019年)、ROTB(ビースト覚醒、2023年)、ONE(2024年)という体系で分類されています。

 

製品はクラス分けされており、コアクラス(CR)、デラックスクラス(D)、ボイジャークラス(V)、リーダークラス(L)、コマンダークラス(CM)という5つのサイズ展開があります。コアクラスは約1,800円〜2,100円、デラックスクラスは約2,800円〜4,000円、ボイジャークラスは約4,500円〜6,000円、リーダークラスは約6,800円〜8,000円、コマンダークラスは約14,000円〜15,000円という価格帯で展開されており、予算や飾るスペースに応じて選択できます。

 

人気キャラクターとしては、総司令官オプティマスプライム(コンボイ)、情報員バンブルビー、警備員アイアンハイド、副官ジャズなどのサイバトロンオートボット)勢が上位にランクインしています。また、敵役であるメガトロン、スタースクリーム、ショックウェーブなどのディセプティコン勢も根強い人気を誇っています。2024年時点で国内版は140番台まで展開されており、今後もさらなる拡大が予想されます。

 

トランスフォーマー スタジオシリーズの映画再現度の高さ

スタジオシリーズの最大の魅力は、映画で使用された3Dモデルを基にした圧倒的な再現度の高さです。従来のムービーシリーズでは省略されがちだった細部のディテールまで丁寧に造形されており、頭部の表情やボディの複雑な機械構造が精密に表現されています。特に頭部の造形は素晴らしく、キャラクターの個性が際立つデザインとなっています。

 

胸部パーツにはクリアパーツが使用されているモデルも多く、内部にも造形があるため立体感が演出されています。また、変形機構が組み込まれた腕部や脚部にも映画設定のモールドが再現されており、どの角度から見ても映画のキャラクターそのものという印象を与えます。塗装も細かく施されており、メタリック塗装やウェザリング(汚し塗装)により、実際に戦場を駆け抜けてきたかのようなリアリティが表現されています。

 

スケール統一により、複数のキャラクターを並べた時の迫力も格別です。映画での設定サイズに合わせてロボットモードの大きさが調整されているため、小柄なバンブルビーと巨大なオプティマスプライムを並べると、映画のワンシーンを再現したかのような光景が広がります。この統一感により、コレクションとしての満足度が非常に高く、映画ファンにとっては垂涎のシリーズとなっています。

 

トランスフォーマー スタジオシリーズのバイク変形モデル

🏍️ バイク好きライダーに特に注目してほしいのが、バイクに変形するキャラクターたちです。中でも映画『トランスフォーマー/リベンジ』に登場した「SS-41 クロミア・アーシー・エリータ-1」は、サイバトロンの女性戦士3人がそれぞれモンスターバイクの姿で登場する特別なセットとなっています。

 

このセットでは、クロミア、アーシー、エリータ-1の3体がそれぞれ異なるタイプのバイクに変形します。公式によると、クロミアはビッグネイキッド、アーシーはカフェレーサー、エリータ-1はフルカウルレーサーという種類のバイクに変形しており、造形も完全に別物となっています。これらはバイクの形状の名称であり、ライセンスは取得していないため車種は架空のものですが、各バイクタイプの特徴をしっかりと押さえたデザインとなっています。

 

ロボットモードでは、3体ともマーメイドスタイルの一本足デザインを採用しており、異形ロボでありながらスリムな上半身や細く長い首の表現により女性らしさが際立っています。映画公開当時は1体ずつバラ売りされていましたが、スタジオシリーズではロボットモードでの大きさを他のキャラクターと合わせるため、極小サイズの3体がセットでデラックスクラスとして発売されました。単体だとレジェンズクラスより小さいサイズですが、各部のディテールは見立てを含めながらも良くまとまっており、バイクファンならではの視点で楽しめる逸品です。

 

トランスフォーマー スタジオシリーズとバイク文化の意外な接点

トランスフォーマーとバイク文化の接点は、単なるビークルモードの再現にとどまりません。実は映画製作の裏側でも、バイクやそれに関連する乗り物の撮影技術が多用されています。例えば、初代実写映画では、砂漠でのアクションシーンの撮影において、スコルポノックが地面から出現するシーンで実際に45メートルにわたるプリマコード(コード状の爆弾)を使用し、その上を俳優たちに走らせるという大胆な手法が取られました。この時の俳優たちの表情は演技ではなく素の反応であり、マイケル・ベイ監督のリアリティへのこだわりが表れています。

 

また、バイクに変形するキャラクターは、映画の中でスピード感と機動性を象徴する存在として描かれています。特にクロミア、アーシー、エリータ-1のバイク三姉妹は、映画冒頭のディセプティコン狩りシーンで印象的な活躍を見せており、バイクならではの俊敏な動きと戦闘スタイルが視覚的に表現されています。クロミアはG1(初代アニメ)設定と同様、アイアンハイドと仲が良いという設定があり、戦いを好むタフな女戦士として描かれています。

 

バイク好きのライダーにとって、これらのキャラクターは単なる玩具以上の意味を持ちます。自分の愛車とスタジオシリーズのバイク変形モデルを並べて撮影することで、現実とフィクションが融合した独特の世界観を表現できます。特にカフェレーサースタイルのアーシーは、カスタムバイク文化との親和性が高く、ガレージに飾るアイテムとしても人気です。SNSでは、愛車とトランスフォーマーを組み合わせた写真が多数投稿されており、新たなバイクカルチャーの一端を担っています。

 

トランスフォーマー スタジオシリーズをバイク乗りが楽しむ独自の視点

バイク乗りならではの視点で、トランスフォーマー スタジオシリーズを楽しむ方法があります。まず注目したいのは、ビークルモードの細部にわたる造形です。バイクに変形するモデルでは、サスペンション、エキゾーストパイプ、ブレーキディスク、タイヤのトレッドパターンなど、実際のバイクにも存在するパーツが細かく再現されています。これらのディテールは、バイクの構造を理解しているライダーほど、その精密さに感動するはずです。

 

🛠️ 変形ギミックも、メカ好きなライダーにとっては見逃せないポイントです。バイクからロボットへの変形プロセスは、まるでバイクをカスタマイズしているかのような感覚を味わえます。フレームがどのように展開し、エンジン部分がどこに収納されるのか、フロントフォークやスイングアームがどう変形するのかを観察することで、メカニカルな美しさを堪能できます。説明書に記載されていない隠し変形を探すのも楽しみの一つです。

 

ディスプレイ方法にもこだわりたいところです。バイクモードで飾る場合は、ガレージやツーリング写真の背景と組み合わせることで、よりリアルな雰囲気を演出できます。ロボットモードで飾る場合は、バイクのヘルメットやグローブ、ジャケットなどのライディングギアと一緒に配置することで、ライダーならではのユニークなディスプレイが完成します。LEDライトを使った照明演出を加えれば、まるでバイクショップのショーケースのような雰囲気を作り出せます。

 

また、スタジオシリーズのバイクモデルは、実際のバイク選びのヒントにもなります。ビッグネイキッド、カフェレーサー、フルカウルレーサーという異なるスタイルのバイクが一度に楽しめるため、次に購入するバイクのスタイルを検討する際の参考になります。映画の世界観を通じて、普段は縁のないバイクスタイルに興味を持つきっかけにもなるでしょう。トランスフォーマーを通じて、バイク文化の多様性を再発見できるのも、このシリーズの魅力の一つです。

 

トランスフォーマーオフィシャルサイト - スタジオシリーズの全ラインナップと最新情報が確認できる公式ページ
玩具リスト:トランスフォーマー スタジオシリーズ - 発売時期、価格、クラス分けなど詳細なデータベース

 

 


トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン (吹替版)