トリシティ ヘルメット選びの完全ガイド|おすすめと収納術

トリシティ ヘルメット選びの完全ガイド|おすすめと収納術

トリシティ ヘルメット選び方

トリシティのヘルメット選びで押さえるポイント
⚖️
安全規格の確認

PSCマーク、SGマーク、JIS規格などの安全認証を必ずチェックしましょう

📏
正確なサイズ測定

頭囲を測定してメーカーのサイズ表と照合し、必ず試着してフィット感を確認

🛡️
タイプ別の特徴

フルフェイス、ジェット、システムヘルメットから用途に合わせて選択

トリシティは三輪バイクですが、道路交通法上は自動二輪車として扱われるため、ヘルメットの着用が法律で義務付けられています。125cc、155cc、300ccすべてのトリシティモデルでヘルメット着用が必須であり、ノーヘルメットで運転すると「乗車用ヘルメット着用義務違反」として反則金6,000円と違反点数1点が科せられます。三輪車だからといってヘルメット不要と誤解している方もいますが、これは完全に誤りです。
参考)たまに見かける「トリシティってノーヘルで乗れる?」って話につ…

トリシティのヘルメット着用義務と法律


キタコ(KITACO) ブレーキレバー (左/YL-27) トリシティ125(SEC1J/SEK1J) トリシティ155 ABS(SG37J/AG81J)等 ブラック K-PIT 70-525-64270
トリシティが多くの場合二輪車として法的に扱われる理由は、車輪配置や車両構造によって定められた基準にあります。具体的には、3個の車輪を備え、車輪が車両中心線に対して左右対称に配置され、同一線上の車軸トレッドが460mm未満で、車輪や車体を傾斜して旋回する構造を持つ車両は自動二輪扱いとなります。トリシティはこれらの条件をすべて満たすため、バイクと同じ扱いになります。
参考)トリシティのヘルメット着用義務と法律の最新事情|知らないと損…

一部では「トライク化(側車付軽二輪や三輪自動車への改造)」によってヘルメット着用義務を免除できるという情報もありますが、これは車両区分が変わる特殊な改造を施した場合のみです。しかし実際には、トライク化してもヘルメット着用が推奨されることがほとんどで、安全面からも着用は必須といえます。​

トリシティにおすすめのヘルメットタイプ

トリシティ用のヘルメットには主に3つのタイプがあり、それぞれに特徴があります。​
フルフェイスヘルメットは、あご部分まで完全に覆う構造で、最も安全性が高いタイプです。長距離走行や高速道路を使う場合、あるいは安全性を最優先したい方に最適です。トリシティは三輪で安定性が高いとはいえ、転倒時の頭部保護という観点からフルフェイスが推奨されます。
参考)トリシティにおすすめのヘルメット

**ジェットヘルメット(オープンフェイス)**は、顔全体を覆わず開放感があるタイプで、街乗りや短距離走行に適しています。視界が広く、信号待ちなどで飲み物を飲むことも容易です。トリシティ125ユーザーには特に人気があり、普段使いの利便性が高いのが特徴です。
参考)トリシティに似合うヘルメット4選!オススメはフルフェイス! …

システムヘルメットは、フルフェイスとジェットヘルメットの両方の機能を持ち、顎部分が開閉できる構造です。シーンに合わせて使い分けができるため、ツーリングと街乗りを両方楽しみたい方に便利です。​

トリシティのヘルメット サイズ測定とフィット感

ヘルメットのサイズ選びは安全性と快適性の両面で極めて重要です。まず、自分の頭囲を正確に測定する必要があります。測定方法は、おでこの最も高い位置から水平に後頭部の最も膨らんだ部分を通って一周するようにメジャーで測ります。
参考)https://eurogear.jp/blogs/blog/motorcycle-helmet-size01

測定した頭囲をメーカーのサイズ表と照合します。主要メーカーのサイズ目安は以下の通りです。
参考)失敗しないヘルメットの選び方10のポイント-ヘルメット通販な…

サイズ XS S M L XL XXL
頭囲(cm) 53-54 55-56 57-58 59-60 61-62 63-64

ただし、サイズ表はあくまで目安であり、頭の形は個人差が大きいため、必ず実際に試着することが重要です。試着時には、ヘルメットを被って顎紐を締め、前後や横に揺らしてズレないかを確認してください。頬が軽く押されるくらいのフィット感がベストで、数分間被ってみて強い圧迫感や違和感がないかチェックしましょう。
参考)https://bikeman.jp/blogs/bikeparts/motobike-112

Arai(アライ)、SHOEI(ショウエイ)、OGK Kabuto(オージーケーカブト)といった日本メーカーの製品は、日本人の頭の形状に合わせて設計されているためフィットしやすい傾向があります。
参考)https://www.bikekan.jp/media/1020

トリシティのメットイン収納対応ヘルメット

トリシティのメットイン(シート下収納)にヘルメットが入るかどうかは、購入前に確認すべき重要なポイントです。トリシティ125のメットインは「車体サイズの割に小さい」と言われることが多く、すべてのヘルメットが収納できるわけではありません。
参考)トリ飼い日記: トリシティのメットイン周りについて

実際の収納テスト結果によると、ジェットヘルメットではOGK Kabutoのアヴァンド2(XLサイズ)やAraiのMZ-F(XLサイズ)が収納可能です。一方、フルフェイスの場合、同じメーカー・同じサイズでもジェットは収まるのにフルフェイスが収まらないケースがあるため注意が必要です。​
特に、空力を考えた突起が付いているモデル、大型のチンガードやフェイスシールドを採用したモデルは収納できない可能性が高いです。例えば、SHOEIのJ-FORCE IVは長めのフェイスシールド先端と後頭部の突起がつっかえて収納不可でした。​
トリシティ155のメットインは125より若干容量が増えていますが、各部寸法の変更点は公式には明らかにされていません。トリシティ300のメットインについても、ヘルメットのサイズや形状によっては収納できないものがあると注意書きがあります。
参考)https://bikeshop-pm.jp/lineup/wp-content/uploads/2020/08/2020BX93.pdf

購入前には必ず店頭で自分のヘルメットを持参し、実際に収納テストを行うことを強くおすすめします。​

トリシティのヘルメット安全規格と選び方の独自視点

ヘルメットを選ぶ際には安全認証を必ず確認する必要があります。日本国内で販売されるヘルメットには主に以下の規格があります。
参考)Document moved

PSCマークは国が定めた安全基準に適合した製品に表示される必須マークで、このマークがないヘルメットは乗車用として販売が法律で禁止されています。
参考)バイクのヘルメットはどんな点に気を付けて選べばいいですか?

SGマークは製品安全協会が定めた認定基準に適合した製品を示し、製品欠陥による人身事故には最高1億円までの賠償措置が講じられます。PSCマークとSGマークは同じラベルで表示されていることがほとんどです。​
JIS規格は任意取得の規格で、衝撃吸収性など安全基準がより厳しく設定されています。JIS規格には125cc以下用の「JIS1種」と、排気量無制限の「JIS2種」があるため、トリシティ125ユーザーはどちらに対応しているか確認が必要です。トリシティ155と300は125ccを超えるため、JIS2種対応のヘルメットが必要です。
参考)最適なヘルメット選びのために知っておくべき安全規格

意外と知られていない独自視点として、トリシティのヘルメット選びでは「収納性」と「安全性」のバランスが重要です。メットインに入るコンパクトなヘルメットを選びたくなりますが、安全性を犠牲にしてはいけません。実際には、ヘルメットホルダーを後付けする、あるいはU字ロックと併用する収納方法を検討することで、より安全性の高いフルフェイスを選択する余地が生まれます。
参考)トリシティ155にヘルメットロックを取付け - おじさんの気…

トリシティはその安定性から「転倒しにくい」というイメージがありますが、万一の事故時には通常のバイクと同様に頭部への衝撃リスクがあります。そのため、メットイン収納の利便性だけでなく、自分の走行スタイルや頻度に応じた安全性重視のヘルメット選びを心がけることが、長期的には最も賢明な選択といえるでしょう。​

 

 


デイトナ(Daytona) バイク用 クランプバー トリシティ/155 専用 マルチマウントバーFE 94924