
「ツーダボ」または「ニダボ」は、ホンダのスーパースポーツバイク「CBR250RR」の愛称です。この独特な呼び名は、車名末尾の「RR」(ダブルアール)を英語のネイティブ発音「ダァボォ」として略し「ダボ」と読み、排気量250ccの「2」を「ツー」または「ニ」と組み合わせて生まれました。同様の命名法則で、CBR400RRは「ヨンダボ」、CBR600RRは「ロクダボ」、CBR1000RRは「センダボ」と呼ばれています。
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CBR250RRは1990年に初代モデル(MC22型)が登場し、それまでの「CBR250R」から車名末尾に「R」が追加されたことで「RR」表記となりました。2017年には現行モデル(MC51型)が発売され、ツーダボという愛称は新旧両モデルで親しまれています。特に最近では「#二ダボ女子」というハッシュタグがSNSで広く使われ、女性ライダーの間でも高い人気を誇っています。
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バイク愛好家の間では、このような愛称文化が根付いており、ツーダボという呼び方は単なる略称を超えて、CBR250RRオーナーやファンの間での共通言語となっています。フルカウルのスポーツバイクとしての存在感と、その高性能ぶりから、ツーダボはバイク好きなら誰もが知る存在です。
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CBR250RRは250ccクラスにおいて圧倒的な性能を誇るスーパースポーツモデルです。最大の特徴は、排気量250ccの水冷直列2気筒エンジンでありながら最高出力41馬力を発揮する点で、これは2気筒250ccエンジンとしては歴代最強のパフォーマンスとされています。エンジンは常用回転域での力強さと高回転域のシャープな伸びを両立しており、街乗りからサーキット走行まで幅広く対応できます。
先進的な電子制御装備も充実しており、スロットルバイワイヤシステムによる3つのライディングモード(SPORT、COMFORT、SPORT+)を搭載しています。これにより、ライダーのスキルや走行シーンに応じてエンジン特性を最適化できます。さらにトルクコントロールやアシスト&スリッパークラッチも標準装備されており、250ccクラスとしては異例の充実ぶりです。
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車体面では、鋼管トラス構造フレームが剛性としなやかさを両立させており、フルカウルを身にまといながらも車両重量は167kg(ABS仕様)または165kg(非ABS)に抑えられています。シート高790mm、全長2,065mm、全幅725mmというコンパクトなディメンションで、取り回しの良さも特徴です。倒立式フロントフォークを採用し、本格的なスポーツライディングに対応した足回りを実現しています。
項目 | スペック |
---|---|
エンジン型式 | 水冷直列2気筒DOHC 4バルブ |
最高出力 | 41馬力 |
車両重量 | 167kg(ABS)/ 165kg(非ABS) |
シート高 | 790mm |
燃費 | 40.1km/L(60km/h定地燃費値) |
価格 | 902,000円〜 |
CBR250RRでのタンデム(二人乗り)走行は、スーパースポーツモデルとしては一定の制約がありますが、コツを押さえれば十分楽しめます。まず法律面では、大型・普通自動二輪免許取得後1年以上の経過が必要で、高速道路では20歳以上かつ3年以上の経験が求められます。CBR250RRには乗車定員2名分のタンデムシート、タンデムステップ、グラブバーが装備されているため、構造上は問題なく二人乗りが可能です。
参考)CBR250RRでタンデム href="http://www.tandem-bike.net/?p=148" target="_blank">http://www.tandem-bike.net/?p=148amp;#8211; 初めてのバイク二…
タンデム走行時の最大のポイントは、ライディングモードの選択です。最もマイルドな「COMFORT」モードを使用すると、発進時や停車時の低速走行でもエンストしにくく、ジワジワと進んでくれるため同乗者への負担が軽減されます。スーパースポーツ特有の高めのタンデムステップ位置は、見た目ほど座る分には問題なく、後席の乗り心地を確保しています。
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ただし、スーパースポーツモデルの特性上、長距離タンデムツーリングには他のタイプのバイク(ネイキッドやツアラー)の方が適している面もあります。タンデム走行では一人乗りと比べて加速性能や制動距離が変化するため、運転者は車両の挙動変化に慣れる必要があります。同乗者とのコミュニケーションを取りながら、無理のない走行を心がけることが安全で快適なタンデム走行の鍵です。
参考)https://www.zurich.co.jp/motorbike/guide/cc-whatis-tandem-style/
CBR250RRは豊富なカスタムパーツが用意されており、自分好みにカスタマイズする楽しさも魅力の一つです。ホンダ純正アクセサリーとして、スポーツ性能を高めるパーツから快適性を向上させるアイテムまで幅広く展開されています。人気のカスタムパーツには、カーボンパターンのタンクパッド、スポーツマフラー、サスペンションパーツ、外装カスタムパーツなどがあり、ルックスの向上と機能性の両立が可能です。
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社外パーツも充実しており、楽天市場やYahoo!ショッピングでは数千点を超えるCBR250RR専用カスタムパーツが販売されています。プロトオンラインストアなどの専門店では、車種専用設計による品質の高い製品が提供され、バイクのデザインを損なわないフィット性が保証されています。取り付け作業に不安がある場合は、Honda正規取扱店で取り付けまで対応してもらえるため、初心者でも安心してカスタムを楽しめます。
ホンダ公式ブログでCBR250RRの純正カスタムパーツの詳細が確認できます
メンテナンス面では、高性能スポーツバイクとして定期的なケアが不可欠です。基本的なメンテナンス項目として、以下の5つが重要です:
参考)CBR250RRの簡単なメンテナンステクニック: ライダーが…
これらのメンテナンスは自分で行うことで愛着が湧くだけでなく、工賃を節約できます。日常的な点検を怠ると、大きな不具合につながり修理費用が高くつく可能性があるため、こまめなチェックが推奨されます。
CBR250RRの詳細なメンテナンステクニックはこちらの専門サイトで確認できます
CBR250RRは高性能スポーツバイクでありながら、初心者や女性ライダーからも高い支持を得ています。最大の理由はそのルックスで、フルカウルのスポーツバイクデザインに一目惚れして免許取得を決意したライダーも多いです。「見た目がどタイプだった」「スポーツタイプのバイクに憧れていた」という声が多く、約90万円という250ccクラスとしては高額な価格も、購入時のネックにならなかったという意見が目立ちます。
参考)巷で話題の「二ダボ女子」とは? “250cc最強マシン”を操…
低速域でも不安定さがなくトルクがあり、高回転域では回した分だけ前に出る特性は、初心者でも扱いやすく楽しめます。3つのライディングモード選択により、スキルレベルに応じた走行が可能で、COMFORTモードではマイルドな特性で街乗りも快適です。シート高790mmは250ccスポーツとしては平均的で、多くのライダーが足つき性に問題を感じていません。
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レース実績も豊富で、サーキット走行における総合パフォーマンスは250ccクラスでナンバー1と評価されています。初心者がスキルアップしていく過程でも十分な性能を持ち続けるため、長く楽しめるバイクとして選ばれています。また、SNSで「#二ダボ女子」というコミュニティが形成されており、同じバイクに乗る仲間との交流も楽しめる点が、初心者ライダーにとって心強い要素となっています。