ユネスコ絵画コンクール2025応募方法とテーマ作品制作のポイント

ユネスコ絵画コンクール2025応募方法とテーマ作品制作のポイント

ユネスコ絵画コンクール2025応募方法とテーマ

📋 2025年ユネスコ絵画コンクールの概要
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みどりの絵コンクール

第50回を迎え、自然の美しさと大切さを表現する幼児・小学生対象のコンクール

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平和なまち絵画コンテスト

6歳から15歳が「私にとっての平和」をテーマに世界へメッセージを発信

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わたしの町のたからもの

地域の文化財や自然を描き、地域遺産を守る心を育む各地域開催の絵画展

ユネスココンクール2025の応募資格と締切

2025年のユネスコ関連絵画コンクールは、複数の種類が開催されています。最も規模が大きい「みどりの絵コンクール」は、日本ユネスコ協会連盟と三菱UFJ環境財団が共催する第50回の記念大会で、4歳児から小学6年生までが参加可能です。毎年2万人以上の児童から応募があり、累計153万点もの作品が寄せられてきた歴史あるコンクールとなっています。応募締切は2025年9月12日(金)消印有効で、四つ切画用紙を使用した個人制作の未発表作品を1人1点まで応募できます。

 

平和首長会議主催の「こどもたちによる"平和なまち"絵画コンテスト2025」は、世界166か国・地域の8,400を超える加盟都市で実施される国際的なコンテストです。6歳から15歳を対象に「私にとっての平和」をテーマとし、「6歳~10歳の部」と「11歳~15歳の部」に分かれています。結果発表は2025年12月上旬に平和首長会議ホームページ上で公表され、受賞作品は平和教育の教材として活用されます。

 

バイクライダーのご家族も、休日のツーリング先で見た美しい自然風景や、地域の文化財を題材にすることで、親子の体験を絵画として残すことができます。

 

ユネスコ絵画コンクール2025のテーマと制作のポイント

「みどりの絵コンクール」には2つの部門があります。①「みどりの絵」部門では、遊びや体験を通じて親しんだ自然、絵本で学んだ自然、空想の自然など、自然に関することなら何でも自由に描けます。幼児と小学生で区分され、思い出に残る風景や印象的なできごとを表現できます。②「わたしが守りたい身近な自然」部門は小学生のみ対象で、暮らす地域の身近な自然の中で大切に守りたいものを描きます。作品には「どこの」「何を」描いたか、「大切にしたい理由」を児童本人の言葉で必ず記載する必要があります。

 

注意点として、「みどりを大切にしよう」「自然を守ろう」等の文字ポスターは審査対象外となります。絵で表現することが重視されており、副題は児童本人の言葉で1行程度書くよう指導されています。

 

バイクでツーリングに出かける家庭では、道中で見た山々、川、森林、海岸線などの自然を題材にすることで、家族の思い出と環境保護の意識を結びつける良い機会になります。親子バイク教室に参加した経験のある家庭なら、自然の中でバイクに乗った体験を絵にすることもできるでしょう。

 

ユネスココンクール応募作品の審査基準と表彰

「みどりの絵コンクール」では、最優秀賞9点(幼児の部1点、小学生の部8点)が選ばれます。環境大臣賞、毎日新聞社賞、毎日小学生新聞賞、三菱UFJ環境財団理事長賞、日本ユネスコ協会連盟賞、三菱UFJ銀行賞などが授与され、各賞とも賞状、作品パネル、副賞としてタブレット、双眼鏡、実体顕微鏡のうち1点が贈呈されます。優秀賞32点には賞状、5000円分の図書カード、賞品が、入選322点には賞状と賞品が授与されます。

 

学校賞もあり、30点以上応募した学校には1万円分の図書カード、160点以上応募した学校には2万円分の図書カードが贈られます。結果発表は1月上旬までに最優秀賞9点を毎日新聞、毎日小学生新聞紙上で発表され、優秀賞32点と入選322点は学校名・氏名を12月上旬に財団ホームページで発表されます。

 

審査では、子どもらしい自由な発想、色彩の豊かさ、テーマへの理解度、独自性などが評価されます。教育専門家によれば、絵画コンクールへの参加は表現力が高まると国語や算数の力も上がり、学力全体に良い影響を及ぼすとされています。

 

ユネスコ絵画展の教育効果と子どもの表現力向上

ユネスコ関連の絵画コンクールは、単に絵を描く技術だけでなく、自由な発想や自分の思いを形にする力を養う教育的メリットがあります。研究によれば、地域の文化活動への参加は子どもの心の成長や社会性の向上に寄与し、特にコミュニティ文化活動への参加は児童の精神的健康と関連があることが報告されています。

 

絵画教室や絵画コンクールでは、テーマに縛られず自分の感じたことを自由に描く経験が、自己表現の幅を広げます。絵を描く過程で言葉にしにくい思いや体験を表現できるため、自然と自分の内面に向き合い、伝える力も育まれます。アート教育を通じて、子どもたちは自分の考えや感情を自信を持って伝えられるようになり、将来的な人間関係や学びにも良い影響をもたらします。

 

バイクライダーの家庭では、親子でツーリングに出かける体験自体が教育的効果を持ちます。バイク体験を通じて子どもたちは、チャレンジする勇気や努力すること、ルールやマナーを守る大切さを学びます。親子バイク教室などで共通の体験を通して、家族のきずながよりしっかりと結ばれ、子どもが真剣に取り組む姿にたくましさや自信など普段とは違った一面を発見する機会となります。

 

ユネスコ絵画コンクール参加によるバイクライダー家族の独自メリット

バイクに乗る家族にとって、ユネスコ絵画コンクールへの参加は特別な意味を持ちます。ツーリングで訪れた場所の自然や文化財を題材にすることで、家族の思い出を形として残せるだけでなく、子どもの観察力と記憶力を高めることができます。例えば、山岳地帯の緑豊かな風景、海岸線の美しい景色、地域の史跡や伝統建築物など、バイクだからこそアクセスできる場所での体験が絵画の題材となります。

 

親子でバイクに乗る経験は、規範教育や危機管理能力の向上にもつながります。実際、ヤマハやホンダが開催する親子バイク教室は、子どもの心を育み、チャレンジする勇気や努力すること、ルールやマナーを守る大切さを学ぶ場として、キッズデザイン賞を受賞するなど高く評価されています。こうした体験と絵画制作を組み合わせることで、体験型学習の効果が最大化されます。

 

ツーリング先で見た自然を「守りたい身近な自然」として描くことで、環境保護の意識も自然と育まれます。バイクという乗り物を通じて自然と触れ合い、その美しさを絵で表現し、未来に残したいという思いを形にする一連のプロセスは、持続可能な社会を考える第一歩となるでしょう。

 

ユネスココンクール応募方法と作品提出の実際

「みどりの絵コンクール」の応募は、三菱UFJ環境財団のホームページから募集要項と応募用紙をダウンロードします。応募用紙(様式1)に必要事項を記入し、各作品の裏面右下に貼り付けます。送付書(様式A)に必要事項を記入し、作品と共に送付します。作品は極力丸めたり折ったりせず、郵送中に破損のないように包装して送ります。個人制作で未発表の作品であり、1人1点の応募が基本です。

 

送付先は「〒105-0014 東京都港区芝2-4-3 三菱UFJ銀行芝ビル内 公益財団法人 三菱UFJ環境財団」です。問い合わせはTEL:03-5730-0337、FAX:03-5232-0312で受け付けています。

 

「平和なまち絵画コンテスト」は、応募者が直接平和首長会議事務局に提出することはできず、通学または居住している加盟都市を通じて応募します。用紙サイズはB4(257×364mm)、八つ切り画用紙、またはA3(297×420mm)で、描画材料は自由ですが絵画作品である必要があります。写真やコンピューターグラフィックスを使用した作品は対象外です。

 

地域のユネスコ協会が主催する「わたしの町のたからもの」絵画展は、各地域によって応募方法が異なるため、通学する学校や地域のユネスコ協会に確認が必要です。多くの場合、四つ切画用紙を使用し、9月初旬に学校を通じて提出する形式が採用されています。

 

バイクライダーのご家庭では、夏休みのツーリング計画と絵画制作を組み合わせることで、より充実した体験学習が実現できます。訪れた場所で写真を撮り、帰宅後に思い出を振り返りながら絵を描くプロセスは、親子のコミュニケーションを深める貴重な時間となるでしょう。

 

公益社団法人日本ユネスコ協会連盟「第50回みどりの絵コンクール」公式サイト
第50回みどりの絵コンクールの詳細な募集要項、応募用紙のダウンロード、過去の受賞作品などを確認できます。

 

公益財団法人三菱UFJ環境財団「みどりの絵コンクール」
コンクールの歴史、審査基準、表彰式の様子など、詳しい情報が掲載されています。

 

平和首長会議「こどもたちによる"平和なまち"絵画コンテスト2025」
国際的な平和絵画コンテストの募集要項、応募方法、過去の受賞作品を参照できます。