

PS5対応DDハンコンは実車より軽い力で操作できるものが多い
ダイレクトドライブ(DD)方式のハンコンは、モーターの力を直接ステアリングに伝える仕組みで、ギアやベルトを介さないため路面からの感触がリアルに手に伝わります。しかしPS5で公式対応するDD製品は、2026年2月時点でFanatec GT DD ProシリーズとLogicool G Pro Racingの2機種のみです。
参考)https://note.golwe.net/ps5-dd/
価格はFanatec DD Proが約9万2000円、Logicool G Proがホイールとペダルを含めて約14万9460円となっており、その差額は5万7460円にもなります。Fanatec GT DD Extremeは15Nmのトルクを発生させ、プレステだけでなくPCやXBOXにも対応しますが、発売初期のクラッチ誤作動は現在解消されています。
参考)プレステ対応のハンコンはどれを購入すべきか|MASK|ブログ…
MOZAやSimagicといった人気ブランドのDD製品はPS5に公式対応しておらず、コンバーターを挟めば使えるものの動作が不安定になる場合があります。
これが基本です。
バイク乗りの方は実車でハンドリングの感覚を培っているため、FFB(フォースフィードバック)の質と正確さが重要になるでしょう。DD方式はFFBが非常に滑らかでリアルに表現され、タイヤのグリップが失われる瞬間や縁石に乗り上げた感覚が正確に伝わるため、実車での経験を活かしやすい環境が整います。
DDハンコンを比較する際に最も注目されるのがトルク値ですが、全ての数値が同等というわけではありません。トルクには「ピークトルク(最大トルク)」と「保持トルク(持続トルク)」の2種類があり、多くのDD設計では保持トルクがピークトルクより大幅に低くなります。
Fanatec Clubsport DDおよびDD+は保持トルクとピークトルクが同一で、12Nmでも15Nmでも出力低下なくパワーを完全に持続可能です。一般的なDDハンコンのトルクは5~15Nm程度ですが、実車のステアリングは通常40~50Nmほどの力が必要とされるため、DDハンコンは実車の約1/3程度の軽さです。
トルクが2Nm違うだけでもハンドルへの抵抗感やグリップ感が大きく変わり、5Nmでは軽すぎると感じても7Nmになると適度な抵抗が生まれ車の運転感覚が得られます。
つまり適切なトルク設定です。
また、高トルクになるほど繊細なコントロールが可能になり、5mmほどステアリングを切り込みたい際にも思い通りの操作がしやすくなります。バイクでのハンドリング感覚を持つ方なら、微妙な舵角調整の重要性は理解されているはずです。
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| 機種名 | トルク | 価格帯 | 特徴 | 対応ハード |
|---|---|---|---|---|
| Fanatec GT DD Pro | 5Nm/8Nm | 約9.2万円 |
コンパクトでPS公式ライセンス取得 |
PS5/PS4/PC |
| Fanatec GT DD Extreme | 15Nm | 高価格帯 | クラッチ誤作動解消済み、マルチプラットフォーム対応 | PS5/PS4/PC/XBOX |
| Logicool G Pro Racing | 11Nm相当 | 約14.9万円 | ホイール・ペダル別売り、感圧式ペダル採用 | PS5/PS4/PC |
Fanatec GT DD Proは本体がコンパクトでカッコいいものの、ステアリングとペダルのデザインが微妙という評価があります。一方、Logicool G Proは本体が大きくデザインが微妙ですが、ステアリングとペダルがカッコよく、ブレーキペダルに感圧式(ロードセル)センサーを採用したことでより実車に近い感覚を実現しています。
価格差と本体サイズを重視してFanatec DD Proを選ぶユーザーが多い傾向です。Fanatecは最初に対応するダイレクトドライブのハンコンとして、ほとんどのゲームで真っ先に対応される歴史があります。
バイク乗りの方は重量配分やブレーキング感覚に敏感なため、感圧式ペダルの有無が選択の決め手になるかもしれません。感圧式ペダルは傾きではなく踏力を感知するため、瞬間的なフルブレーキングが可能で中級者以上に使用者が多いです。
参考)ハンコンて最初は何を選べばいいの?選ぶ基準やオススメ紹介|S…
DD方式はギアやベルトを介さないため駆動音自体はしませんが、強力なFFBによる振動が床や壁に伝わる問題があります。特にオフロード走行やダートコースでは凹凸の大きい地面を走る場面で振動が大きくなります。
参考)ハンコン(ハンドルコントローラー)で騒音が発生するのはなぜ?…
対策としては、ペダルコントローラーだけでなくステアリングコントローラーを設置したデスクの下にも防音マットを敷く方法が有効です。バランスディスクをシミュレータの下に敷いて床から浮かせ、ハンコンから発生する振動をゴムと空気の層で吸収する方法も集合住宅での使用に適しています。
参考)騒音防止のため、SIMにバランスディスクを使ったふにゃふにゃ…
クランプ設置では危険なケースもあるため、DDハンコンは専用のシミュレーターコックピットへの固定が推奨されます。特に高トルクのDDはクランプ設置だとデスクごと動いてしまう可能性があります。
専用コックピットなら問題ありません。
ソフトウェア設定でFFBの振動レベルを下げることも騒音軽減に繋がり、メーカー側も騒音に配慮した設計を施しています。FFBを原因とする騒音と振動を抑えられますね。
バイクと四輪車では操縦感覚が大きく異なりますが、路面からのフィードバック情報を読み取る能力はバイク乗りの強みです。DDハンコンのFFBは、タイヤのゴムの感じや路面を捉えている感触を十分に感じることができるため、バイクで培った感覚を四輪シミュレーションに活かせます。
実車のバイクでは体重移動とハンドル操作を組み合わせてコーナリングしますが、四輪レースゲームではステアリング操作のみに集中できるため、より繊細なライン取りの練習に適しているでしょう。
アクセルワークの練習にも最適です。
バイク乗りは雨天時のグリップ変化やタイヤの限界を見極める感覚に長けているため、DDハンコンでグリップが失われる瞬間の挙動を学習すれば、実車バイクでの安全運転にもフィードバックできる可能性があります。
これは使えそうです。
また、バイクの整備経験がある方なら、DDハンコンがメンテナンスフリーである点も魅力でしょう。ホイールベースにギアやベルトなどの仕組みがないため、定期的な調整や部品交換の手間がかかりません。
Fanatec公式サイト
PS5対応のダイレクトドライブ製品ラインナップと最新価格情報が確認できる公式ページです。
PlayStation公式ハンドルコントローラーページ
PS5で動作保証されているハンコンの一覧と各製品の特徴が掲載されています。

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