玄岳ドライブインから見える伊豆スカイライン絶景とバイクツーリングの魅力

玄岳ドライブインから見える伊豆スカイライン絶景とバイクツーリングの魅力

玄岳ドライブインから楽しむ伊豆スカイライン

この記事で分かること
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伊豆スカイラインの魅力

標高720mから望む富士山と駿河湾の絶景、バイクツーリングに最適なワインディングロードの楽しみ方

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玄岳ドライブインの歴史

昭和の観光ブーム時代に建設され、世界最大級のロープウェイを併設していた施設の栄枯盛衰

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周辺展望スポット

玄岳駐車場の展望デッキをはじめ、伊豆スカイライン沿いの絶景ポイントとアクセス情報

玄岳ドライブイン周辺の伊豆スカイライン展望スポット


廃墟ロケ地!玄岳ドライブイン廃墟写真集&背景資料集
伊豆スカイラインは熱海峠から天城高原まで全長40.6kmを結ぶ、富士箱根伊豆国立公園内を走る観光道路です。伊豆半島の尾根を縦走する設計となっており、標高720mの玄岳付近は伊豆スカイラインで最も標高が高いエリアとして知られています。玄岳駐車場には展望デッキが設置されており、晴天時には富士山、相模湾、駿河湾、伊豆七島までの大パノラマを楽しむことができます。
参考)伊豆スカイラインのご案内

バイクツーリングで訪れる場合、営業時間は6時から22時までで、通行料金は自動二輪で全線片道570円、往復割引券は860円となっています。展望デッキは玄岳駐車場から徒歩すぐの場所にあり、相模湾方面の眺望が特に素晴らしいと評判です。伊豆スカイラインは「伊豆スカ」の愛称でライダーの間で昔から親しまれており、首都圏からアクセスしやすい絶景ワインディングロードとして人気を集めています。
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玄岳ドライブインの歴史と熱海高原ロープウェイ

玄岳ドライブインは伊豆スカイライン沿いの標高700m地点に位置し、昭和42年(1967年)に開業した観光施設です。建物の奇抜なデザインと充実した設備が話題を呼び、乗用車1000台、大型バス300台を収容できる広大な駐車場には多くの観光客が訪れました。300人収容のレストランやカフェを備え、展望デッキからは熱海市街地や相模湾の絶景が望めました。
参考)廃墟「玄岳ドライブイン」に特別潜入!静岡県の絶景ロード「伊豆…

施設の大きな特徴は、熱海高原ロープウェイの発着駅を兼ねていたことです。このロープウェイは昭和42年に開業し、121人乗りのゴンドラは当時世界最大級と言われていました。山の中腹にあった熱海サボテン公園と山頂の玄岳ドライブインを全長2,678mで結んでおり、車のない人でも訪れやすい観光地を目指していました。しかし設備に資金をつぎ込みすぎたことが災いして経営が悪化し、わずか3年後の昭和45年(1970年)に閉業しました。
参考)廃墟「玄岳ドライブイン」に特別潜入!静岡県の絶景ロード「伊豆…

ドライブインは平成17年(2005年)まで営業を続けましたが、時代の流れとともに衰退し、現在は廃墟として姿を残しています。チューリップハットのような変わった形の建物は草木に覆われ、かつての賑わいを物語る遺構として伊豆スカイラインのランドマーク的存在となっています。
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玄岳ドライブインへのアクセスとバイクでの注意点

玄岳ドライブインへバイクでアクセスする場合、伊豆スカイラインの玄岳インター付近が目印となります。首都圏からは小田原厚木道路を経由してMAZDAターンパイク箱根を利用すれば、小田原から伊豆高原まで約70kmの区間を信号なしで走ることができます。名古屋方面からは新東名高速道路の長泉沼津ICで降り、伊豆縦貫自動車道を経由して伊豆スカイラインの冷川ICから入るルートが一般的です。
参考)ツーリングアーカイブス - インターネットバイク情報

伊豆スカイラインは山の尾根に沿って道が造られているため、カーブが多く曲がりくねっていますが、景色を楽しみながら走行できる絶景ロードとして人気があります。ただし、夜間は街灯がなく路面が見づらいこと、冬季は路面凍結の可能性があることに注意が必要です。また、年間を通じて事故も発生しているため、交通法規を守り安全運転を心がけることが重要です。
参考)https://www.goobike.com/magazine/ride/touring/34/

玄岳駐車場をはじめとする展望スポットにはトイレや売店がないため、ドライブ前に準備を整えておくことをおすすめします。伊豆スカイライン上でトイレが利用できるのは亀石駐車場のみとなっています。
参考)伊豆スカイラインでドライブ|4つの絶景展望スポットで富士山も…

玄岳駐車場から望む富士山と駿河湾の絶景

玄岳駐車場は伊豆スカイラインの中でも特に眺望が優れた展望スポットとして知られています。標高676mの展望デッキからは、富士山を中心とした大パノラマが広がり、天気の良い日には駒ケ岳や箱根山、眼下には氷ヶ池などの景色が見渡せます。相模湾と駿河湾の両方を一望でき、伊豆半島のスケールを実感できる絶景ポイントです。
参考)伊豆スカイライン西丹那・玄岳駐車場【函南町】

展望デッキは張り出し構造になっており、視界を遮るものがないため写真撮影にも最適です。バイクを駐車してすぐに絶景を楽しめる手軽さも魅力で、ツーリング中の休憩スポットとして多くのライダーが立ち寄ります。玄岳駐車場のすぐ近くには廃墟となった玄岳ドライブインの建物が見え、ノスタルジックな風景も楽しめます。
参考)冬の伊豆一泊シーサイド&スカイラインツーリング【二日目②】天…

晴天時には房総半島や御前崎まで見えることもあり、伊豆七島の眺望も堪能できます。展望デッキには「幸せな鐘」も設置されており、景色とともに記念撮影を楽しむ観光客も多く見られます。冬季は富士山がより鮮明に見えるため、寒い季節のツーリングもおすすめです。​

玄岳周辺のバイクツーリングおすすめルート

玄岳を起点とした伊豆スカイラインのツーリングルートは、複数の展望駐車場を巡りながら絶景を楽しむのがおすすめです。玄岳駐車場から下田方面へ向かうと、西丹那駐車場、池の向駐車場など、富士山の絶好のビュースポットが続きます。各駐車場では異なる角度から富士山や伊豆半島の景色を楽しむことができ、田方平野や駿河湾を一望できる素晴らしい景観が広がっています。​
伊豆半島は冬でも比較的温暖な地域のため、寒い季節でもツーリングが楽しめます。箱根に宿を取って1泊2日のツーリングにするのもおすすめで、伊豆スカイラインと合わせて箱根スカイライン、芦ノ湖スカイラインなど周辺の有名な有料道路を走り回ることができます。首都圏からは日帰りでも十分楽しめる距離ですが、名古屋エリアからは1泊2日のプランが適しています。​
韮山峠ICからは世界遺産の韮山反射炉まで約20分でアクセスでき、観光とツーリングを組み合わせることも可能です。亀石峠は伊豆スカイラインの中間地点で、伊東市宇佐美方面や伊豆の国市方面へのアクセスも便利です。伊豆半島を縦横無尽に走り、絶景と温泉、グルメを楽しむツーリングプランを立てることができます。
参考)春の伊豆半島日帰り・縦横無尽満喫ツーリング【伊豆半島East…

玄岳ドライブインの現在とバイカーが知っておくべきこと

現在の玄岳ドライブインは廃墟として残されており、建物は草木に覆われ風雨にさらされた状態です。管理会社による維持管理が行われており、現在はサバゲーフィールドやドローン撮影、音楽イベント、テレビ番組やYouTube撮影などのロケーション利用として貸し出されています。施設内には営業当時の厨房や食器がそのまま残されており、3階にはロープウェイの巨大な滑車も保存されています。
参考)https://www.zurich.co.jp/sustainability/articles/25081bike/

玄岳ドライブインは基本的に立入禁止の場所であり、許可なく侵入することはできません。特別な許可を得た撮影や見学のみが可能となっており、一般のライダーやドライバーは外観を眺めることしかできません。廃墟ブームの中で注目を集めていますが、安全面から無断侵入は厳禁です。
参考)https://era.travel.gr.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0amp;pid=067-20230102-1

バイクでツーリングする際は、玄岳駐車場の展望デッキから廃墟となったドライブインの全容を眺めることができます。この風景は昭和の観光ブーム時代の栄枯盛衰を物語る象徴的な光景として、多くのライダーの心に残る特別なスポットとなっています。広大な駐車場だった場所は草木に覆われ、ひび割れたアスファルトが時の経過を感じさせます。
参考)Instagram

玄岳周辺では360度の眺望が楽しめるハイキングコースもあり、約8kmの全行程で相模湾と大島、駿河湾と伊豆半島、天城連峰、箱根山などの景色を堪能できます。バイクツーリングと合わせて、時間に余裕があれば徒歩での散策も楽しめます。伊豆スカイラインは伊豆半島ジオパークのジオポイントの一つでもあり、地質学的にも貴重なエリアです。
参考)https://www.ataminews.gr.jp/storage/pamphlet_pdf/20230913164313_pamphlet100.pdf

伊豆スカイライン公式サイト
伊豆スカイラインの通行料金、営業時間、交通規制などの最新情報が確認できます。ツーリング前に必ずチェックしておきましょう。

 

熱海市「氷ヶ池と熱海高原ロープウェイ」
玄岳ドライブインに併設されていた熱海高原ロープウェイの歴史について、熱海市が公開している詳細な資料です。昭和の観光施設の変遷を知ることができます。

 

項目 詳細情報
所在地 静岡県田方郡函南町、伊豆スカイライン玄岳IC付近
標高 約720m(伊豆スカイライン最高地点)
営業期間 昭和42年(1967年)~平成17年(2005年)
施設規模 駐車場:乗用車1000台、大型バス300台
レストラン:300人収容
ロープウェイ 全長2,678m、121人乗り世界最大級ゴンドラ
営業期間:昭和42年~昭和45年(わずか3年)
現在の状況 廃墟として保存、管理会社による貸出利用あり
展望スポット 特徴 駐車台数
玄岳駐車場 標高676m、展望デッキあり、富士山・相模湾・駿河湾の大パノラマ 約30台
西丹那駐車場 田方平野と駿河湾の眺望、富士山ビュースポット 約20台
池の向駐車場 富士山と駿河湾の眺望が素晴らしい展望ポイント 約15台
巣雲山駐車場 富士山中心の大パノラマ、山頂展望台まで徒歩10分 10台

伊豆スカイラインの通行料金は、自動二輪の場合、全線片道570円、往復割引券860円となっており、営業時間は6時から22時までです。🏍️​
玄岳付近は伊豆スカイラインで最も標高が高いエリアで、晴天時には房総半島や御前崎まで見渡せる絶景ポイントです。⛰️​
バイクツーリングの際は、展望駐車場にトイレや売店がないため、亀石駐車場で休憩するか、事前に準備を整えておくことをおすすめします。🚻​
玄岳ドライブインの建物は現在廃墟となっており立入禁止ですが、玄岳駐車場の展望デッキから外観を眺めることができます。📸​
伊豆半島は冬でも温暖で、富士山も冬の方がよく見えるため、寒い季節のツーリングにも適しています。❄️​