北陸自動車道 料金 バイク 割引 ETC 距離

北陸自動車道 料金 バイク 割引 ETC 距離

北陸自動車道 料金

北陸自動車道の料金体系のポイント
💰
基本料金体系

対距離制で距離に応じた料金。普通車は1kmあたり24.6円が基本単価(ターミナルチャージ150円含む)

🏍️
バイク料金

二輪車は普通車の約80%の料金設定。ETC搭載で各種割引が適用可能

🎫
制限速度区間による違い

100km/h区間と80km/h区間が混在。区間により料金水準が異なる場合あり

北陸自動車道は滋賀県の米原ジャンクションから新潟県の新潟西インターチェンジまでを結ぶ、全長約475kmの重要な幹線道路です。バイクでのツーリングに利用する際、料金体系を理解しておくことで経済的な走行が可能になります。

 

北陸道の料金は対距離制を採用しており、走行距離に応じて料金が加算される仕組みです。普通車の場合、基本的には1kmあたり24.6円にターミナルチャージ150円を加えた金額に消費税が課されます。バイク(軽自動車等)の場合は、この約80%程度の料金設定となっています。

 

例えば、新潟西ICから富山ICまでの区間は約238kmで、普通車のETC料金は5,630円です。軽自動車等(バイク含む)の場合は4,540円程度となり、1,000円以上の差が生まれます。この料金には、100km以上の走行に適用される長距離逓減制度も含まれており、100~200kmは25%割引、200km以上は30%割引が適用されます。

 

NEXCO中日本の高速道路簡易料金表では、区間ごとの詳細な料金を確認できます。
北陸道は区間によって制限速度が異なり、米原JCT~木之本IC、武生IC~丸岡IC、尼御前SA~金沢森本ICなどの主要区間は最高速度100km/hですが、トンネル区間や山間部では80km/h規制となっている箇所も多くあります。制限速度が異なっても、料金は基本的に距離ベースで計算されるため、速度規制による料金の違いはありません。

 

北陸自動車道の距離別料金目安


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北陸自動車道を効率的に利用するには、主要IC間の距離と料金を把握しておくことが重要です。特にバイクでツーリングする際は、給油ポイントや休憩場所の計画にも役立ちます。

 

主要区間の距離と料金の目安を見ていきましょう。米原JCTから金沢森本ICまでは約200kmで、普通車のETC料金は約4,900円、バイクは約3,900円です。金沢森本ICから富山ICまでは約60kmで、普通車は約1,500円、バイクは約1,200円となります。

 

富山ICから新潟西ICまでは約170kmの距離があり、普通車で約4,100円、バイクで約3,300円程度です。これらの料金はあくまで目安であり、実際の料金は走行経路や時間帯割引の適用状況によって変動します。

 

北陸道は日本海側を縦断する重要なルートとして、多くのライダーに利用されています。特に新潟県から福井県、滋賀県方面へのアクセスには欠かせない路線です。距離が長い分、後述する割引制度を活用することで、大幅なコスト削減が可能になります。

 

料金所では、ETC搭載車であれば料金所ゲートをスムーズに通過できます。北陸道の主要料金所には米原チェックバリアなどがあり、ここで通行料金が精算されます。

 

北陸自動車道のバイク向けETC割引制度

バイクで北陸自動車道を走行する際、最も重要なのがETC割引制度の活用です。2025年も引き続き、二輪車向けの充実した割引制度が用意されており、上手に利用すれば通行料金を大幅に節約できます。

 

🎯 二輪車定率割引(2025年4月5日~11月30日)
土日祝日限定で、80km以上の走行で37.5%の割引が適用される制度です。例えば、通常2,130円の区間が1,330円になるなど、大幅な節約効果があります。この割引を受けるには事前にインターネットでの申し込みが必要ですが、当日の天候を見てスマートフォンから申し込むことも可能です。

 

注意点として、1回の走行で80km以上という条件があります。複数回の短距離走行の合計が80kmを超えても割引対象にはなりません。また、東京湾アクアラインは対象外ですが、他の高速道路を経由する場合は走行距離にカウントされます。

 

NEXCO中日本の二輪車定率割引ページで詳細な対象区間と申し込み方法を確認できます。
🏷️ ツーリングプラン
北陸道を含むエリアでは「東海北陸道・北陸道コース」(3日間5,100円)や「名神・北陸道・京都縦貫道コース」(2日間3,600円)など、定額で乗り放題のプランも用意されています。長距離ツーリングを計画している場合、通常料金と比較して最大40~50%の節約になることもあります。

 

休日割引
普通車・軽自動車等が対象で、土日祝日に地方部の高速道路を走行すると30%割引になります。ただし、二輪車定率割引と重複する場合は、より割引率の高い方が適用されます。

 

💤 深夜割引
午前0時から午前4時までに走行する場合、30%割引が適用されます。二輪車でも利用可能で、夜間走行が可能なライダーには有効な選択肢です。

 

これらの割引制度を組み合わせることで、北陸道の走行コストを大幅に削減できます。特に二輪車定率割引は、バイク乗りにとって非常にお得な制度なので、積極的に活用しましょう。

 

北陸自動車道のバイク向けおすすめ休憩スポット

長距離ツーリングで北陸自動車道を走る際、適切な休憩は安全運転のために欠かせません。北陸道には個性的で魅力的なサービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)が点在しており、単なる休憩だけでなく、旅の楽しみを倍増させてくれます。

 

🌊 有磯海サービスエリア(富山県)
富山湾を一望できる絶景スポットとして知られています。晴れた日には富山湾の輝く水面と立山連峰を同時に眺めることができ、多くのライダーが写真撮影のために立ち寄ります。海鮮料理も充実しており、富山の新鮮な魚介類を使った料理を楽しめます。

 

⛰️ 呉羽パーキングエリア(下り・富山県)
立山連峰を望むビュースポットとして人気があります。特に早朝や夕暮れ時の景色は圧巻で、北陸ツーリングの記念写真を撮るには最適な場所です。

 

🍴 南条サービスエリア(福井県)
北陸道最大級のSAで、福井の名物グルメが充実しています。ソースカツ丼や越前そばなど、地域色豊かな料理を楽しめるほか、お土産コーナーも充実しています。バイク乗り同士の情報交換の場としても知られています。

 

🌊 米山サービスエリア(新潟県)
日本海を望む絶好のロケーションにあり、特に下り線からの眺望は素晴らしいと評判です。新潟の地酒や米菓子など、特産品も豊富に取り揃えています。

 

🏔️ 小矢部川サービスエリア(富山県)
富山と石川の県境近くに位置し、北陸の味覚を堪能できます。バイク用の駐車スペースも十分に確保されており、ツーリンググループでの休憩にも適しています。

 

これらのSA・PAでは、ガソリン補給、トイレ休憩はもちろん、最新の道路交通情報も入手できます。特に北陸道は冬期の降雪や夏期の渋滞など、季節による道路状況の変化が大きいため、こまめに情報をチェックすることをおすすめします。

 

北陸自動車道の渋滞・速度規制情報

北陸自動車道をバイクで快適に走行するには、渋滞情報と速度規制を事前に把握しておくことが重要です。計画的なルート選択により、時間とコストの両面で効率的なツーリングが実現できます。

 

🚗 主要渋滞ポイント
北陸道では、特定の時期と区間で渋滞が発生しやすい傾向があります。お盆期間(8月上旬~中旬)には、小松IC~美川IC区間で最大10kmの渋滞が予測されています。この区間では工事による車線規制も実施されることがあり、通常よりも混雑が激しくなります。

 

ゴールデンウィーク期間には、福井県内の南条SA付近や今庄IC付近を先頭に、最大5kmの交通集中による渋滞が発生します。特に5月3日の下り線、5月5日の上り線は混雑のピークとなります。

 

🚦 速度規制区間
北陸道の制限速度は区間によって大きく異なります。主要な100km/h区間は以下の通りです。

  • 米原JCT~木之本IC
  • 武生IC~丸岡IC
  • 尼御前SA~金沢森本IC
  • 小矢部IC~朝日IC
  • 上越JCT~柿崎IC
  • 長岡JCT~新潟西IC

一方、山間部やトンネル区間では80km/hに規制されています。特に関越トンネル、飛騨トンネル、恵那山トンネルなどの長大トンネル区間では、安全のため速度規制が厳しくなっています。

 

暫定2車線の区間では70km/hに規制されている場所もあります。バイクでの走行時は、速度違反に十分注意が必要です。北陸道では速度超過を伴う事故の割合が高いというデータもあり、石川県警察などが重点的に取り締まりを実施しています。

 

⚠️ 渋滞回避のコツ
混雑時期に北陸道を利用する場合、以下の対策が有効です。

  • 朝早い時間帯(午前6時前)や夜間の走行を検討する
  • 渋滞予測情報を事前にチェックし、混雑時間帯を避ける
  • 一般道への迂回ルートも事前に調査しておく
  • SA・PAでこまめに最新の交通情報を確認する

バイクの利点を活かし、渋滞時でも比較的スムーズに走行できる場合がありますが、無理な追い越しは厳禁です。安全運転を心がけながら、快適なツーリングを楽しみましょう。

 

北陸自動車道を使った節約ツーリング術

北陸自動車道を賢く利用することで、ツーリングコストを大幅に削減できます。ここでは、実際のルート例を交えながら、料金を抑えるための具体的なテクニックを紹介します。

 

💡 割引制度の戦略的活用
二輪車定率割引(37.5%オフ)を最大限活用するには、1回の走行距離が80km以上になるようルートを計画することが重要です。例えば、金沢から新潟までの約240kmを走行する場合、通常料金約5,600円が割引適用で約3,500円になり、2,100円の節約となります。

 

短距離の移動を複数回行うより、長距離を一度に走行する方が割引メリットが大きくなります。目的地が70km程度の場合は、少し遠回りして80km以上のルートを選ぶのも一つの戦略です。

 

🗓️ ツーリングプランとの比較
2~3日間の長期ツーリングを計画している場合、ツーリングプランの利用を検討しましょう。「東海北陸道・北陸道コース」は3日間5,100円で対象エリア内が乗り放題です。通常、金沢~新潟の往復だけで約11,000円かかるところ、このプランなら半額以下になります。

 

さらに、途中で何度でも乗り降り自由なので、観光スポットへの寄り道も気兼ねなくできます。白川郷、五箇山、立山黒部アルペンルートなど、北陸の名所を巡る周遊ツーリングには特におすすめです。

 

給油とSA・PA活用の最適化
北陸道のSA・PAでの給油は一般的に高めですが、以下の工夫でトータルコストを抑えられます。

  • ICを降りる直前に一般道のガソリンスタンドで給油
  • SA・PAでの食事は地域限定メニューに注目(コストパフォーマンスが良い)
  • 無料の給茶サービスや休憩スペースを積極的に利用
  • ETC車載器のマイレージポイントを貯めて還元を受ける

🌤️ 天候と時期の選定
北陸地方は冬期の降雪が多く、11月下旬から3月にかけては路面凍結のリスクがあります。バイクでの走行は4月から11月がベストシーズンで、ちょうど二輪車定率割引の実施期間とも重なります。

 

梅雨時期(6月中旬~7月中旬)は雨天が多いですが、混雑が少なく渋滞回避には有利です。天候予報をしっかりチェックし、雨具の準備を万全にすれば、快適な走行が可能です。

 

🏍️ 実践例:大阪→金沢→富山→新潟の2泊3日ツーリング
名神高速・北陸道を使った周遊ルートの場合、「名神・北陸道・京都縦貫道コース」(2日間3,600円)と通常料金を組み合わせることで、合計約7,000円程度に抑えられます。通常料金で走行すると約15,000円かかるため、半額以上の節約になります。

 

このように、割引制度を理解し戦略的に活用することで、北陸自動車道を使ったツーリングは驚くほど経済的になります。浮いた予算で豪華な宿泊や地元グルメを楽しむなど、より充実した旅が実現できるでしょう。

 

 


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