

携帯用チェーンツールは持ち歩かないとトラブル時に立ち往生します。
バイクでツーリング中にチェーンが切れると、その場から一歩も動けなくなります。
パンクと並んで絶対に避けたいトラブルです。
参考)ソロライドに必携の「コンパクトチェーンツール」!勝手に3選ご…
チェーン破断は汚れたチェーンで走り続けたとき、無理な変速をしたとき、すり減ったチェーンを放置したときに突然訪れます。レース中や山道で起きれば、救援を呼ぶしかありません。
コンパクトチェーンツールを携帯していれば、切れたチェーンをその場で修復できます。
つまり自力帰還が可能です。
重量46g~数百gで持ち運べる保険と考えれば、携帯しない理由はありません。
参考)【レビュー】KMC「Mini Chain Tool」 - 東…
バイクチェーンには420、428、520、525、530などのサイズがあり、これを間違えると工具が使えません。3桁の数字は1桁目がチェーンピッチ(ピン穴間の距離)、残り2桁が内リンク幅を表します。
参考)https://www.goobike.com/magazine/maintenance/maintenance/490/
例えば「525」なら、チェーンピッチ5/8インチ(15.875mm)、内リンク幅2.5/8インチ(7.93mm)です。原付・小型バイクは420や428が多く、中~大型バイクは520や525が主流です。
参考)バイクのチェーン交換で使う工具と方法について解説!【注意点・…
購入前に自分のバイクのチェーンサイズを確認しましょう。チェーン外プレートに刻印されている3桁の数字がサイズです。取扱説明書やメーカーサイトでも確認できます。
対応範囲が広い工具なら複数のバイクで使い回せます。例えばCYCのチェーンツールセットは420~532サイズに対応し、1台で幅広い車種をカバーできます。
参考)CYC バイク用 チェーンツールセット カット/圧入/カシメ…
携帯用は軽量コンパクトさが最優先ですが、耐久性とのバランスも重要です。世界最小クラスのKMC Mini Chain Toolは46gでツール缶に楽々収まります。
TOPEAKスーパーチェーンツールは1,980円とお手頃で、チェーンツール・チェーンフック・5mm六角レンチを備えたシンプル設計です。昔からある製品で店員のスタンダード品として信頼されています。
ニンジャマウントチェーンリアクターは2部構成で、ハンドルバー内部に差し込んで携帯できるアイデア商品です。カンパニョーロ12速チェーンにも対応するマニア向け機能付きです。
選ぶ際は以下を確認してください。
参考)無駄がなくコンパクト!おすすめのチェーンカッター付き携帯ツー…
出先でのトラブルに備えて、事前に自宅で練習しておくと安心です。
ぶっつけ本番では失敗のリスクが高まります。
参考)携帯ツールで初めてのチェーン交換してみました! - もりのく…
チェーンツールの基本はピンを押し出してチェーンを分解し、再び押し込んで接続する作業です。カッターという名前ですが、切断するのではなくピンを抜くのが正しい使い方です。
ピンの中心合わせを常に意識してください。ズレたまま力を加えるとプレートが変形します。シマノの公式動画では「ピン押しの深さを1.5mm残しで止める」と明記されており、こうした数値基準を把握すると失敗を防げます。
無理な力は加えず、手応えを感じながら作業します。固着したら横方向にひねって調整してください。
作業後は必ず可動・変速チェックを行います。
携帯ツールでの作業は自宅での練習と違い、路上の不安定な環境で行います。コツを掴んでいないと指でチェーンを押さえる必要があるなど、出先では避けたい動作が必要になる製品もあります。購入後は実際に使ってみて操作感を確認しましょう。
参考)【レビュー】ZTTO「ミニチェーンカッター」 - 東京~大阪…
パーツを紛失しないよう注意が必要です。特に組み木パズルのように分解して使うタイプは、野外での作業中に小部品を見失うリスクがあります。
参考)これを待ってた!携帯式チェーンカッターの真打 TOPEAK …
ツーリング中にチェーンが切れたら、まず切れた箇所を確認します。曲がった外プレートを携帯チェーンツールで取り除いてください。
参考)自転車でライド中にチェーンが切れた! コネクトリンクを使った…
ミッシングリンク(コネクトリンク)を外して切れた部分を除去し、短くなったチェーンを再接続します。ミッシングリンクは外側に引かれたピンを内側に押すと外れる構造です。
工具がなければ石や木で叩いて外すこともできます。山では外したリンクを見失わないよう十分注意してください。
短くなる場合はシングルスピードで対応します。
これで何とか自走して帰宅できます。
ただし、この処置はあくまで応急的なものです。
自宅に戻ったら必ず新品チェーンに交換してください。応急処置のまま走り続けると再び破断するリスクがあります。
チェーン切れに備えて、以下を携帯すると安心です。
携帯ツールは精度が据え置き型より劣る傾向があります。ピンの押し出し精度が低いとリンクが変形しやすくなります。
油やグリスが手に付いた状態で使用しないでください。
手が滑ってケガをする恐れがあります。
作業前に手を拭くか、必ず手袋を着用します。
カシメ過ぎは割れやチェーンの動きを悪くし、カシメが足りないとリンクプレートが外れます。
適切な量を見極めるには経験が必要です。
チェーンサイズによってカシメ量が異なるため、事前に確認しましょう。
コネクティングピンの先端処理にもコツがいります。押し込み過ぎるとピンが脱落し、チェーン切れが再発する可能性があります。
正しい位置で工具を保持し、無理な姿勢で使用しないでください。
体勢を崩してケガをする恐れがあります。
安定した場所で落ち着いて作業しましょう。
購入時は対応チェーンサイズを必ず確認してください。公式動画や資料で正しい操作を習得すると失敗を防げます。特にメーカー純正の解説資料は具体的な数値基準が示されており参考になります。
コンパクトチェーンツールの詳細比較と選び方(OTR柏店の専門解説)
バイクのチェーンサイズとリンク数の正しい確認方法(グーバイクマガジン)
チェーンカッターの使い方とトラブル対処の完全ガイド(自転車野郎Dチーム)