

レース用マグホイールは3年で交換が基本です。
マグネシウムホイールの寿命は通常10~15年程度とされています。一流メーカーでも寿命10年と明言しており、これは「10年は持つが20年は持たない」という意味です。レース用の軽量タイプはさらに短く、バイク用・クルマ用ともに3年(3シーズン)が使用期限となっています。
参考)https://x.com/OisoS/status/1967372178829283534
競技で過度な熱入れをすると1年持たないこともあると報告されています。
つまり10年程度が基本です。
一方、街乗り用の重めのモデルは10年やそこらは関係なく持つとも言われています。
参考)『マルケジーニのマグネシウムのホイールは、耐用年数が短い..…
対照的にアルミホイールは10~20年、一般的な使用で50年程度持つ設計です。マグネシウムはアルミと比べて明らかに寿命が短い材質なんですね。使用環境や手入れの良し悪しで変わりますが、良い状態を長く維持するのは困難です。
参考)『車 F1 ホイール BBSBBSの鍛造マグネシ...』 M…
マグネシウムは酸素と結合しやすく、酸化しやすい金属です。アルミ製と比べて酸化腐食しやすいことで知られ、傷などで塗装や防錆処理が剥がれたらすぐに錆びてしまいます。メーカー系レーシングチームでは、外傷がなく精度が良くても、シーズンごとに部品交換している例もあるほどです。
参考)酸化腐食しやすいマグネシウムホイールの再生術「マグリコート」…
腐食に弱いということですね。
マグネシウムに剥離液を使うと、みるみるうちに浸食されていくため、専用の処理が必要になります。施工時は特に不具合なく仕上がっても、その後いつ腐食が再発してくるのかの予想も難しい材質です。保管コンディションが悪いと相当なダメージを受けてしまい、あらためて使用する気分にはなれない状態になります。
参考)バイク用マルケジーニマグネシウムホイール 腐食発生でオーバー…
特に溶剤塗装だけでは長期保護が難しく、腐食が内部から進行すると目視では判断できないケースもあります。塩分や湿気のある環境では劣化がさらに加速するため、沿岸部や降雪地帯での使用は特に注意が必要です。
マグネシウムホイールの劣化を見極めるには、定期的な点検が不可欠です。クラック(ヒビ割れ)や変形、バルブ部分からの空気漏れが発生していた場合には、すぐに交換が必要です。クラックや変形が発生したホイールは車が真っすぐ走れない可能性が高く、重大な交通事故につながるリスクが高まるためです。
参考)車のアルミホイールの寿命は?交換目安や長持ちさせるポイントも…
どういうことでしょうか?
ホイール内部の腐食やバルブ部分からの空気漏れは気付きにくいため、早期発見には定期的なホイール確認が必要不可欠です。特に沿岸地方や降雪地帯にお住まいの方は、1ヶ月に1度はチェックする習慣をつけておくと安心です。表面の白い粉状の腐食や、塗装の浮き・剥がれが見られたら、内部でも腐食が進行している可能性があります。
40年前のマグネシウムホイールなど、殆どアテには出来ません。例えば1980年代のバイクを買って、RSワタナベのマグネシウムホイールが付いていても、見た目がカッコよくても使用は避けるべきです。経年による腐食が原因で破損する心配があるため、古いマグネシウムホイールは安易におすすめできません。
参考)なぜ純正と同じような重さのカスタムホイールは今でも有効なのか…
マグネシウムホイールを長持ちさせるには、専用のメンテナンスが必要です。最も効果的なのが「マグリコート処理」で、マグネシウムの金属地肌を露出させてから超音波洗浄を施し、マグ部品専用の化成処理後に特殊な溶剤プライマーでコーティングします。封孔効果によってマグ地肌が空気にさらされず、腐食しにくくなります。
マグリコート処理が基本です。
作られた直後に酸化防錆皮膜処理が施され、さらにペイントされて出荷されますが、使うことでダメージを受け、知らず知らずに腐食が起こってしまいます。再塗装する際には、マグネシウム専用の化成処理を施す必要があります。アルミですと普通に塗装に入りますが、マグネシウムの場合は念のために化成処理を施します。
日常的なケアとしては、基本的にアルミホイールと一緒ですが、塩分や腐食にかなり弱い点を理解しておく必要があります。走行後は早めに水洗いし、塩分や泥を落とすことが重要です。保管時は湿気の少ない場所を選び、直射日光を避けることで腐食の進行を遅らせることができます。粉体塗装はホイール全体を覆いサビの発生を防ぎ、密着力・耐久力がバツグンです。
参考)マグネシウムホイールのサビ修理(マグ専用レストア) &#82…
マグネシウムホイール専用の「マグリコート」処理について、詳しい施工方法と効果が解説されています(ヤングマシン)
マグネシウムホイールの交換時期は、使用状況によって判断します。レース用なら3年が使用期限ですが、街乗り用でも10年を目安に検討すべきです。15年以上経ったマグネシウムホイールは使わない方がいいと一般的に言われています。
それらは脆くなり、ひび割れるためです。
参考)Reddit - The heart of the inte…
厳しいところですね。
交換を検討する際、マグネシウムホイールの最大のメリットは軽量性です。比重がアルミニウム2.70に対して、マグネシウムは1.74で、圧倒的に有利な素材です。ホイールの重量にさほどの差が無くても、外周部(リム部)の重力はマグネシウの場合、アルミニウムの3/5の重力になるため、加速・減速性能がアップします。
参考)マグホイールの特徴
バネ下重量の1Kgの軽量化は、バネ上重量では15Kgもの軽量化に匹敵し、燃料の軽減とCO2排出の削減効果が出ます。鍛造マグにより1本あたり約2kg軽くできれば、バネ上で言えば約80kgの軽量化に匹敵する効果が期待できます。ただし、サビやすく加工が難しく高価なため、流通量は少なめです。
参考)タイヤホイールの寿命とは?種類別に交換タイミングなどを紹介!…
近年の純正ホイールは製造技術向上で軽量化が進み、一昔前のレース用マグネシウムホイールを凌駕するような軽量さを誇っています。マグネシウム系は経年と共に腐食するので、性能はダントツですが安易にオススメはできません。長期使用を考えるなら、耐久性の高いアルミ鍛造ホイールも選択肢に入れるべきでしょう。
マグネシウムホイールの寿命を延ばすには、適切な保管が欠かせません。保管コンディションが悪いと相当なダメージを受けてしまうため、湿気や塩分を避けた環境を選ぶことが重要です。沿岸部や降雪地帯では、走行後の洗浄をより頻繁に行う必要があります。
どの場面で気をつけるべきでしょうか?
長期保管する際は、ホイールを清掃してから乾燥させ、風通しの良い屋内に置くのが理想です。ビニールやカバーで完全に密閉すると内部に湿気がこもり、かえって腐食を促進する可能性があります。防湿剤を近くに置く、または通気性のあるカバーを使用することで、湿気によるダメージを最小限に抑えられます。
使用環境や手入れの良し悪しの影響もありますが、良い状態を長く維持するのは困難な材質です。施工時は特に不具合なく仕上がっても、その後いつ腐食が再発してくるのかの予想も難しいため、マグネシウムのオーバーホール、再塗装は何かとリスクも伴う施工となります。定期的な目視点検と、専門店での診断を組み合わせることで、重大なトラブルを未然に防ぐことができます。
マグネシウムホイールの腐食発生からオーバーホール再塗装までの実例が詳しく紹介されています

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