ピボットとはバスケの軸足技術でターンと抜き方を習得

ピボットとはバスケの軸足技術でターンと抜き方を習得

ピボットとはバスケの基本技術で軸足とターンで攻撃の幅が広がる

ピボットを練習してもトラベリングが直らないのは、あなたの軸足が母指球ではなくかかとに乗っているからです。


この記事でわかること
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ピボットの基本ルール

軸足(ピボットフット)を固定して、フリーフットを360°動かせるバスケの基本ステップを解説します。

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フロントターン vs バックターン

2種類のターンの違いと、どの場面で使い分けるべきかを具体的に説明します。

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トラベリング・5秒ルール

ピボット中に犯しやすい違反と、試合でボールを失わないための注意点を整理します。


ピボットとはバスケでボールを保持したまま方向転換できる軸足技術



バスケットボールでは、ボールを持ったままドリブルせずに走り回ることは禁止されています。これを防ぐルールが「トラベリング」で、一般的には「3歩以上歩いたら反則」と覚えている方も多いでしょう。しかし実際には、それだけで終わらない奥深いルールが絡んでいます。


ピボットとは、ボールを保持したプレーヤーが片足(ピボットフット=軸足)をフロアに固定したまま、もう片方の足(フリーフット)を自由に動かすステップのことです。


- ピボットフット(軸足):ボールをキャッチしてから最初に床についた足。この足は離してはいけません。


- フリーフット:自由に動かせる足。360°どの方向にも踏み出せます。


つまり、軸足さえ固定していれば、フリーフットをどれだけ動かしても「歩いた」とはカウントされないわけです。これがピボットの最大のメリットです。


ピボットが使えると何ができるのか、整理してみましょう。
























場面 ピボットの役割
ディフェンスがプレッシャーをかけてくる ボールを奪われないよう体の向きを変えて守る
パスを出したいが角度が合わない 軸足中心に回転してパスコースを作る
ドリブルを止めた後シュートに移行したい ピボットでフリーの体勢を作ってからシュート
1on1でディフェンスを崩したい ジャブステップで相手の重心を動かす


つまりピボットはただ「その場で回る」だけの動作ではありません。


攻撃の選択肢を増やす、バスケットボールの土台となる技術です。NBAのスーパースター選手がピボットの練習だけに1時間費やすという話があるほど、どれだけ上手くなっても磨き続けるべきスキルとされています。


ピボットのフロントターンとバックターンの違いと使い分け方

ピボットで体の向きを変える動作を「ピボットターン」と呼び、回転方向によって大きく2種類に分かれます。まずはそれぞれの特徴を押さえておきましょう。


フロントターンとは、フリーフットのつま先側(体の前方向)に回転するターンです。自分の正面方向に向かって回るイメージで、動きが直感的にわかりやすいため初心者でも取り組みやすいのが特徴です。


バックターンとは、フリーフットのかかと側(体の背中方向)に回転するターンです。「リバースターン」と呼ばれることもあります。体が横に流れやすく難易度はやや高めですが、ディフェンスの逆を突く場面で非常に有効です。


どちらのターンも、回転角度によって90度・180度・270度の3パターンがあります。合計で6パターンのピボットターンが存在することになります。


それぞれをどう使い分けるか、具体的な場面で見てみましょう。





























ターンの種類 角度 主な使い場面
フロントターン 90度 ディフェンスの横を抜くとき
フロントターン 180度 ボールをディフェンスから背中で守るとき
バックターン 90度 ディフェンスの意表を突いて方向転換するとき
バックターン 180度 ゴール下でポジションを切り替えるとき


フロントターンは直進性が強く素早く抜ける場面に向いており、バックターンはディフェンスの逆を突くフェイクやポストプレーに向いています。


両方使えると対応の幅が格段に広がります。


練習では片足ずつ、フロントターンとバックターンを交互に繰り返すのが基本です。左右どちらの足が軸足になっても対応できるよう、両足でスムーズにターンができる状態を目指しましょう。


参考:ピボットターンの基本解説(フロント&バック)はこちら
バスケットボールの「ピボット」とは?基本的なテクニックをマスターしよう|アルペングループ


ピボットで知らないと損するトラベリングと5秒ルールの注意点

ピボットを使う際に、多くのプレーヤーが見落としている違反が2つあります。これを知らずに試合に出ると、大事な場面でボールを相手に渡してしまいます。


① トラベリング(軸足のズレ)


「3歩以上歩いたらトラベリング」という認識は間違いではありませんが、それはトラベリングの一部にすぎません。実は、ピボット中に軸足が少しでもズレたり、かかとが地面から完全に離れてフラットに着地し直した瞬間にもトラベリングが宣告されます。


厳密にいえば、一時的につま先やかかとだけが浮くのはOKです。ただし、かかととつま先を交互に浮かしながら移動した場合はアウトです。バスケットボール経験者でも、このルールをあいまいに理解しているケースが少なくありません。


ドリブルを始めるタイミングも要注意です。


パスやシュートは軸足が離れた後でも、もう片方の足が着地するより前にボールを手から離せばOKです。しかしドリブルだけは例外で、軸足が床から離れた瞬間にドリブルを始めていないとトラベリングになります。これは意外と多くの人がやってしまいがちな動作です。


② 5秒ルール


ピボットで体の向きを変えながらボールを守っていても、相手ディフェンスに1m以内でマークされている状態で5秒以上経過すると「5秒バイオレーション」が宣告されます。ピボットやフェイントは5秒のカウントを止めるプレーとしては認められません。


5秒バイオレーションが取られると、違反が起きた場所の最も近いサイドラインまたはエンドラインから相手チームのスローインで試合が再開されます。痛いですね。


この2つのルールをまとめると次のようになります。



















違反の種類 発生条件 結果
トラベリング 軸足がズレる・離れてから再着地する・ドリブル前に軸足が浮く 相手チームのスローイン
5秒バイオレーション ディフェンスにマークされた状態で5秒以上ボールを保持する 相手チームのスローイン


5秒以内に判断する習慣をつけるには、普段の練習から「受けたらすぐ判断する」という意識を持つことが大切です。


参考:5秒ルールの詳細と注意点はこちら
バスケットボールの5秒ルールって何?勘違いしがちなルールを知ろう|アルペングループ


ピボットでトラベリングしないための軸足と重心のコツ6選

ピボットを試合で安定して使えるようになるには、正しいフォームの習得が欠かせません。ここでは特に重要な6つのコツをまとめます。


コツ①:母指球に体重を8割乗せる


軸足の重心は、親指の付け根にある「母指球(ぼしきゅう)」に乗せるのが基本です。母指球は足の裏の中でも安定感が高く、そこを支点にすることで軸がズレにくくなります。かかとに重心が乗ると膝が曲がらなくなり、素早い動き出しが遅れてしまいます。重心は母指球が条件です。


コツ②:腰を落として膝を曲げる


バスケットボール全般の基本姿勢でもありますが、ピボット時も腰を落とし膝を曲げることが重要です。重心が低いほどディフェンスに押されにくく、シュートやドリブルへの移行もスムーズになります。


コツ③:頭をリング方向に向ける


ディフェンスにプレッシャーをかけられると、つい後ろに反ってしまいがちです。しかし体が仰け反ると重心がかかとに移り、軸足がズレやすくなります。頭の位置を常にリング方向(前)に保つことで、重心が前方にキープされます。


コツ④:腰から回転する


ターンの動作は足や肩から始めるのではなく、腰から動かすことを意識してください。足から回ると着地がブレやすく、肩から回ると重心が上がってしまいます。低い腰で回転をリードするのが正解です。コンパクトで素早いターンが可能になります。


コツ⑤:ボールとフリーフットを同時に動かす


ボールだけ先に動かすと守れる範囲が狭くなり、スティールを受けやすくなります。ボールとフリーフットは常に同時に動かし、ボールはディフェンスから遠い側(顔の横・腰の横など)でキープするのがポイントです。


コツ⑥:先に動いて相手の重心を誘う


ディフェンスの動きを待っていると5秒ルールに引っかかります。こちらから先にジャブステップなどで動いてディフェンスの重心を崩し、空いたスペースにドライブやパスを仕掛けていきましょう。これは使えそうです。


以上のコツを一度にすべて意識するのは難しいため、1回の練習で1つに絞って体に染み込ませるアプローチが効果的です。


参考:ピボットのコツと練習方法の詳細はこちら
「ピボット」の基本をマスターしよう!|バスケットボールスキルアッププログラム


ピボットとジャブステップを組み合わせると1on1でディフェンスを崩せる理由

ピボットを正確に踏めるようになると、次に活用したいのが「ジャブステップ」との組み合わせです。ここはあまり語られない、しかし試合で大きな差が出るポイントです。


ジャブステップとは、ピボットのフリーフットを使って1歩だけ踏み込み、ディフェンスの反応を見る動作のことです。


- ディフェンスが後退した → ジャブした方向にそのままドライブ
- ディフェンスが横に動いた → 逆方向にクロスステップドライブ
- ディフェンスが動かなかった → シュートフェイクや別の動作に切り替え


このように、ジャブステップ1つで3パターンの対応が生まれます。重要なのは、このすべての「起点」がピボットのフォームであるという点です。


軸足がぐらついているとジャブステップの踏み込みが甘くなり、ディフェンスに脅威を与えられません。ディフェンスが「こいつのジャブは全然怖くない」と判断した瞬間、抜けなくなります。厳しいところですね。


つまりジャブステップの効果は、ピボットの安定度に直結しています。


練習では、まず軸足を固定した状態でジャブステップを左右それぞれ10回ずつ行い、フォームを確認します。慣れてきたら実際にディフェンスをつけて、反応に合わせた3パターンのドライブに繋げる反復練習が効果的です。


また、ジャブステップの踏み込みは「本当に抜きにいく」くらい強く鋭く踏み込むのがポイントです。中途半端な踏み込みではディフェンスは動かないからです。


参考:ジャブステップの使い方と1on1への応用はこちら
1on1で使う「ジャブステップ」ってナニ?|バスケットボールスキルアッププログラム




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