

「ラジアル バイク」で最初に押さえたいのは、“ラジアル”がゴムの銘柄ではなく、タイヤ内部構造の呼び名だという点です。
ラジアルタイヤは、タイヤの骨格を作るカーカス(コード層)が放射線状(ラジアル方向)に並び、その上をベルトで締め上げて補強する構造として説明されています。
この構造が効いてくる場面は、主に「コーナリング時のトレッド面の安定」と「高速域の落ち着き」です。
参考)https://tire.bridgestone.co.jp/about/knowledge/radial/
グーバイクマガジンの解説では、ラジアルはトレッド面の剛性が高い傾向があり、燃費性(転がり抵抗の少なさ)や高速走行時の乗り心地にメリットがある、と整理されています。
参考)https://www.goobike.com/magazine/maintenance/custom/112/
一方で、ラジアルは一般にバイアスより価格が高くなりやすい、という現実的なデメリットも語られます(「性能だけで決めない」視点が重要です)。
参考)「バイアスタイヤ」と「ラジアルタイヤ」の違いとは?それぞれの…
ここで誤解されがちなポイントを1つ。
「ラジアル=万能で正義」という単純図式にせず、車種の設計思想(重量、最高速域、サスペンション、想定荷重)に合うかを見ます。
参考)バイアスタイヤのバイクにラジアルタイヤを履くのはアリ? その…
実際、ラジアルは大排気量化・高速化・コーナリング性能向上の流れの中で発達し、軽量・小排気量ではバイアスが主流である、という整理もあります。
ラジアルとバイアスの根本差は、カーカスの貼り方です。
バイアスはカーカスが斜めに交差するように貼り合わされ、ラジアルは放射状に配置される、と説明されています。
体感に直結しやすい傾向を、実用目線で並べます。
【ラジアルの傾向】
【バイアスの傾向】
つまり「ラジアル バイク」に寄せる判断は、ツーリング主体なのか、ワインディングを重視するのか、タンデムや積載が多いのか、で価値が変わります。
参考)バイクの適切なタイヤ空気圧とは?空気圧を確認・調整する方法に…
また同じ排気量帯でもモデル差があり、バイアスとラジアルの“境い目”はおおむね250ccクラスという見立ても紹介されています(ジャンルで前後します)。
ラジアルかどうかは、タイヤ側面のサイズ表記から読み取れます。
二輪車用の表記では「R」がラジアル構造を示す、という説明がブリヂストンの二輪車用ページにあります。
さらにややこしいのが「ZR」です。
参考)今更聞けないバイクの話「タイヤのサイズ表記ってどう読むの?」…
解説記事では、「ZR」はラジアル構造で、一定の最高速度を超えるタイヤに「Rの前にZをつけて表示する決まり」と説明されています。
ミシュランの二輪向け解説でも、サイズ表記の例の中で「ZR」をラジアル構造として扱い、モーターサイクル用を示す「M/C」などの記号も説明しています。
参考)モーターサイクル用タイヤのサイズの見方
交換時にありがちなミスは、「見た目で似たサイズだから付くはず」と思い込むことです。
サイズの数字(幅、扁平率、リム径)だけでなく、構造記号(R/ZR)やロードインデックス、速度記号まで含めて同等以上に合わせるのが基本です。
参考)タイヤの基礎知識(タイヤサイズ、表示の見方)|【DUNLOP…
【チェック用メモ(例)】
サイズ表記を読めるようになると、「ラジアル バイク」向けのタイヤ選びで、候補を機械的に絞り込めるようになります。
ラジアルでもバイアスでも、空気圧の基本は「車両メーカー指定(指定空気圧)を基準にする」ことです。
2りんかんの解説では、バイクのタイヤ空気圧は指定空気圧を参考にするのが重要で、一般的に150~300kPaの範囲が多いが車種ごとに最適値がある、と説明しています。
また、指定値は車体のラベルで確認できるとされており、まずはここを起点にするのが実務的です。
「グリップが欲しいから空気圧を下げる」といった話は、条件を間違えると危険側に振れます。
ミシュランの解説では、サーキット用途の推奨例として、POWER CUP2で冷間時フロント210kPa(2.1bar)、リヤ150kPa(1.5bar)など具体値を示しつつ、冷間時に調整することを強調しています。
参考)グリップ力が欲しい時、空気圧は下げた方が良いの?|日本ミシュ…
このように“用途が変われば空気圧の狙い値も変わる”ので、街乗りの感覚をそのままサーキットへ持ち込まない方が安全です。
日常運用で効く「意外と差が出る」ポイントは、測るタイミングです。
RIDERS CLUBの解説でも、走行で温まると空気圧が上がるため、走り出す直前の冷えた状態で調整するのが基本とされています。
参考)元MotoGPマシンエンジニア”ANDY”の整備講座/見落と…
同記事では、調整許容範囲の目安を純正指定空気圧の±10%とする考え方も紹介されています。
空気圧が合っていないと、操縦性の違和感だけでなく、偏摩耗や寿命にもつながります(ラジアルの性能を活かせないまま終わるのがもったいないです)。
検索上位でよく見かける悩みが「純正がバイアスのバイクにラジアルを履いていいの?」です。
BikeNewsの記事では、純正がバイアスのバイクにラジアルを履くこと自体は「全然OK」とした上で、車種の特性やパワー差などを踏まえた判断が必要、と述べています。
逆に、純正ラジアルの車両にバイアスを履くケースは、普通に走る分なら可能性はあるが、パワーやトルク差を考えると推奨しにくい、という文脈で注意喚起しています。
ここから先は、同じ「ラジアル バイク」でも“失敗しにくい考え方”として整理できます。
「ラジアルにすれば速くなる」ではなく、「ラジアルの設計意図が合う使い方をしているか」を軸にすると、費用対効果で後悔しにくくなります。
バイアス/ラジアルの構造差と特徴(基礎の整理に有用)
https://www.goobike.com/magazine/maintenance/custom/112/
二輪タイヤのサイズ表記(R=ラジアル、用語定義の確認に有用)
https://www.bridgestone.co.jp/products/tire/mc/howto/tire_size.html
ZR表記の考え方(ZR=ラジアル+速度レンジの話、誤解防止に有用)
今更聞けないバイクの話「タイヤのサイズ表記ってどう読むの?」…
空気圧の基本(指定空気圧と一般的レンジ、日常点検に有用)
バイクの適切なタイヤ空気圧とは?空気圧を確認・調整する方法に…

デイトナ(Daytona) マスターシリンダー バイク ブレーキ ラジアル 縦型 φ19(横型5/8インチ相当) NISSIN(ニッシン) ブラックボディ/ブラックレバー 79883