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リード線とは、電子部品から電気回路の電極として取り付けられている電線の総称です。バイクの電装システムでは、ライト類やウインカー、各種センサーなどの電装品を接続する重要な配線として機能します。
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基本構造は、中心部に電気を流す導体(銅線やアルミ線など)があり、その周囲を絶縁体で覆った形状です。絶縁体にはビニル、ゴム、ガラス封着用のジュメット線など、用途に応じて様々な種類が使用されます。
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導体の素材は主に銅が使用されますが、経済性を重視する場合はアルミニウムも選択肢となります。銅の導電率を100%とした場合、アルミニウムは61%程度ですが、価格は銅の約3割と割安です。
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リード線の太さは「sq(スケア)」という単位で表記されます。これは平方ミリメートル(square millimeter)の略称で、導体部分の断面積を示す日本の規格です。
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太さと許容電流の関係は以下の通りです:
参考)配線コード選び早見表|カー・バイク用品の配線加工
太さ | 許容電流 | 主な用途 |
---|---|---|
0.5sq | 7A以下 | 小型電装品 |
0.75sq | 10-12A | ウインカー、テールランプ |
1.25sq | 19A | ホーン、ヘッドライト補助 |
2.0sq | 27-35A | メインライト、電源供給 |
スケア値が大きくなるほど流せる電力も大きくなり、これを許容電力といいます。バイクの配線では、使用する電装品の消費電流に対して適切な太さを選定しないと、電線が発熱して溶ける危険性があります。
意外と知られていない事実として、2スケアの電線は直径2mmではなく、断面積が2平方ミリメートルという意味です。実際の直径は約1.6mm程度になります。
リード線の導体素材には主に銅線、錫メッキ銅線、アルミ線などがあり、それぞれ特性が異なります。
参考)https://www.kohokukogyo.co.jp/product/lead-terminal/material/
銅線の種類と特徴。
アルミ線の特徴。
バイクではあまり使用されませんが、軽量化が必要な場合の選択肢となります。銅と比較して導電率は61%程度ですが、重量は約3分の1です。
参考)アルミニウム製の電線について
バイクの電装では、屋外環境での使用を考慮して錫メッキ銅線が多く採用されています。これは錆びにくく、振動にも強い特性を持つためです。
参考)[脱失敗!]バイクの配線方法「基本の3パターン」を解説します…
バイクの配線作業では、リード線同士を接続する際に圧着端子を使用する方法が一般的です。主な端子の種類と接続方法を解説します。
参考)配線をつなげる方法【圧着解説】 | VOLTECHNO
キボシ端子による接続。
バイクや車の配線処理で最も有名な端子です。オスとメスがあり、簡単に着脱できる構造のため、メンテナンス性に優れています。
絶縁被膜付圧着端子の使い方:
裸圧着スリーブの使い方:
圧着作業では専用の圧着ペンチを使用することが重要です。適切な圧力で圧着しないと接触不良や抜けの原因となります。
参考)https://jp.misumi-ec.com/tech-info/categories/electric_electronic_design/ee02/g0072.html
バイクの電装では、環境条件に応じた特殊な性能を持つリード線を選ぶ必要があります。
耐熱性能。
エンジン周辺やマフラー近くの配線には耐熱電線が必須です。フッ素樹脂被覆の電線は最高使用温度200℃に対応し、耐薬品性や難燃性にも優れています。
参考)https://www.monotaro.com/k/store/%E8%80%90%E7%86%B1%E8%80%90%E6%B2%B9%E9%9B%BB%E7%B7%9A/
防水・絶縁処理。
バイクは雨天走行が想定されるため、配線の防水処理が重要です。接続部には内側にシーリング剤を含む防水熱収縮チューブを使用することで、水の浸入を防げます。
参考)https://www.monotaro.com/s/q-%E7%B5%B6%E7%B8%81%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%96%20%E9%98%B2%E6%B0%B4/
電圧降下への対策。
電線が長いほど、また細いほど電圧降下が大きくなります。バイクのヘッドライトなど電源から離れた場所に配線する場合、許容電圧降下(一般的に2%以下)を考慮して太めの電線を選定します。
参考)電圧降下とは-許容範囲と計算式
ノイズ対策。
点火系や電装品が多い現代のバイクでは、電磁波ノイズによる誤動作を防ぐためシールドケーブルの使用が効果的です。シールド層が飛来ノイズを吸収し、接地を通じて逃がします。
参考)アナログ信号計測におけるノイズ対策とケーブルの選び方
意外な情報として、電線の長さが2倍になると電圧降下も2倍になるため、配線ルートの最適化が電装品の性能維持に直結します。
参考)https://www.hataya.jp/uploads/post/179/2_1.pdf