
Aumotop バイク用 ウィングスポイラー エアロダイナミックウィングレット ABSウィングスポイラー ユニバーサル
バイクや車の空力パーツには、スポイラーとウイングという2種類が存在しますが、これらは形状や取り付け方法が大きく異なります。スポイラーは車体やボディに密着して取り付けられるタイプで、ボディラインの延長として一体感のある見た目が特徴です。一方、ウイングは「ステー」と呼ばれる支柱を使ってボディから離れた高い位置に設置され、門や鳥居のような形状になります。
参考)リアスポイラーとリアウイングの違いをわかりやすく解説
ウイングには1枚または複数枚の横長の板状パーツがあり、両端には「翼端板」と呼ばれる板が追加されています。この翼端板が走行中に直撃する空気の流れを整える役割を果たします。スポイラーはどちらかというと車体表面に沿った形状で、目立ちにくいデザインが多いのに対し、ウイングは視覚的にも非常にインパクトのある外観となります。
参考)リアウィングとリアスポイラーの違いとは
バイクの世界では、特にMotoGPマシンに装着されている小型の翼状パーツを「ウイングレット」と呼ぶこともあります。これは2016年ごろからMotoGPで話題となり、その後市販車にも導入されるようになった技術です。
参考)【元車両開発関係者が解説】ウイングレットの形状とその効果 -…
スポイラーは車体を通過する気流の空気抵抗を利用してダウンフォース(下向きの力)を発生させる仕組みです。主な目的は車体後方に発生する乱流を取り除き、気流を整えることにあります。ボディに密着した構造のため、気流をスムーズに後方へ流す効果が期待できます。
参考)車好きにしかわからん!ウイングとリアスポイラーの違いって何?…
スポイラーのダウンフォース発生効果は、ウイングと比較すると控えめです。これは機能面よりもドレスアップ効果を重視した設計になっていることが多いためです。一般道や高速道路を走行する際の安定性向上を目的としており、サーキットのような超高速域での性能追求ではなく、日常的な速度域での快適性を重視しています。
参考)リアスポイラー|役割・効果やリアウィングとの違い、取付費用な…
ダウンフォースは速度の二乗に比例して増加するため、時速80~100km以上で効果が現れ始めます。しかし一般的なスポイラーの場合、極端な高速域まで到達しなくても、適度な安定感を得られる設計となっています。
参考)ダウンフォースの力学:速さの秘密 - クルマの大辞典
ウイングは飛行機の翼を上下逆さにしたような形状で、上を通過する気流と下を通過する気流の速度差によってダウンフォースを発生させます。翼が斜め上に空気を流すよう設計されているため、揚力の原理を逆に利用して車体を地面に押さえつける効果があります。
参考)見栄? 最高速に効果あり?? クルマ好きおじさん大大大好きだ…
高速走行時には車体形状によってリフトフォース(揚力)が発生し、タイヤの接地荷重が減って安定性が損なわれますが、ウイングはこの揚力を打ち消します。その結果、高速域でも後輪をしっかり接地させ、走行安定性やグリップ力を大幅に向上させることができます。
参考)「ダウンフォース」はレーシングカー・スポーツカーのグリップ力…
特に「GTウイング」と呼ばれる大型のウイングは、スーパーGTなどのモータースポーツで300km/h近いスピードで走行する車を地面に押さえつけるために使用されています。バイクの場合、MotoGPマシンに装着されるウイングレットは、急加速時のフロントタイヤのリフトを抑える効果やコーナー進入時の安定感向上に貢献しています。
参考)バイクの「ウイングレット」とは? 新型スポーツモデルに採用さ…
スポイラーとウイングの使い分けは、ライディングスタイルや使用目的によって大きく異なります。スポイラーは純正オプションとして用意されていることが多く、ドレスアップ効果を重視しながらも適度な空力性能を求めるライダーに適しています。一般道や高速道路での使用を前提とした設計のため、日常的なツーリングでも違和感なく使用できます。
参考)「一般道では効果なし?」クルマ好きおじさんの好物【リアウイン…
一方、ウイング(特にGTウイングや大型ウイングレット)は、サーキット走行やスポーツライディングを想定した本格的な空力パーツです。高いダウンフォースを得られる反面、空気抵抗が増加するため、最高速度の低下や燃費悪化につながる可能性があります。
バイクの場合、ウイングレットの装着によって加速性能が向上し、ラップタイムの短縮につながることが実証されています。しかし、日本の公道では法令違反となる大きさのものも多く、車検に通らないケースもあるため注意が必要です。純正採用されているウイングレット装着車は車検に対応していますが、社外品を後付けする場合は保安基準を確認することが重要です。
参考)バイクのウィングレットやダウンフォーススポイラーは車検通りま…
バイクの空力性能向上を考える際、車体に取り付けるスポイラーやウイングだけでなく、ヘルメットに装着する「ヘルメットスポイラー」という選択肢があります。これは意外と知られていない空力パーツの一つで、ライダー自身が受ける風の影響を軽減する効果があります。
参考)スポイラーのすすめ
ヘルメットスポイラーを変えることで、首の負担が減ったり、風の巻き込みが減ったりするため、ツーリング帰りの疲れ方が大きく変わります。高速走行時にヘルメットが浮き上がる現象を抑える効果もあり、安定性と快適性が向上します。車体の空力パーツと違い、ヘルメットスポイラーは比較的低コストで交換できる上、車検の心配もありません。
参考)高速でヘルメットが浮くとは?!ヘルメットスポイラーの効果を考…
バイク本体の空力チューニングと組み合わせることで、トータルでの空力性能を最適化できます。特にツーリングを重視するライダーにとって、ヘルメットの空力設計は快適性と安全性の両面で重要な要素となります。車体の大掛かりな改造に抵抗がある場合、まずはヘルメットスポイラーから試してみるのも一つの戦略です。
参考)バイクのウィング・スポイラーが発生させるダウンフォースってど…
ヘルメットスポイラーの効果と選び方について詳しく解説しているショップページ
ヘルメットスポイラーの高速走行時の効果を実験データとともに紹介している記事
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