ユーザー車検費用を節約!バイクの手続きと必要書類

ユーザー車検費用を節約!バイクの手続きと必要書類

ユーザー車検費用の内訳

バイクのユーザー車検で必要な費用
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法定費用のみで約2万円

自賠責保険料、重量税、印紙代の3つで構成され、業者手数料が不要

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ディーラー車検との比較

ディーラーや整備工場では4~6万円かかるため、約2~4万円の節約が可能

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整備費用は別途必要

消耗品交換や修理が必要な場合は追加費用が発生

ユーザー車検費用の基本構成と金額


クルマの手続き百科 カラー版: 登録、売買からユーザー車検まで費用と方法がすぐわかる
バイクのユーザー車検にかかる法定費用は、自賠責保険料8,760円(24ヵ月加入時)、重量税3,800円(初年度登録後12年まで)、印紙代1,800円の3つで構成されます。単純計算で最低費用は14,360円となり、消耗品交換などを考慮しても約20,000円で車検を済ませられます。法定費用はどこで受けても金額が変わらないため、ユーザー車検では業者に支払う手数料が不要になる点が最大の節約ポイントです。​
ディーラーや整備工場にバイクの車検を依頼すると、法定費用に加えて整備料や代行手数料(1~3万円程度)がかかるため、合計で4~6万円ほどになるのが一般的です。つまりユーザー車検を選択することで、約2~4万円の費用削減が可能になります。初めての方でも陸運局のスタッフに「初めて」と伝えれば、親切にサポートしてもらえるため、思った以上に簡単に手続きができます。
参考)https://www.naps-jp.com/Page/Feature/FeaturePage043.aspx

ユーザー車検費用と業者依頼の比較

ユーザー車検と業者依頼の費用差は非常に大きく、民間の整備工場では53,840円~125,750円、中古車販売店では56,840円~107,250円が相場となっています。一方、ユーザー車検は法定費用のみで済むため26,340円~69,150円(車両重量別)で済みます。特に軽自動車の場合、ユーザー車検なら約3万円程度で済みますが、業者に依頼すると5~6万円以上かかります。
参考)【2025年最新】ユーザー車検の費用・内訳について徹底解説!…

費用を抑えたい方にとってユーザー車検は魅力的な選択肢ですが、平日の日中のみ検査を受けられるという制約があります。また、検査の予約が必要で、混雑時には希望の日時を予約できないこともあります。それでも、1日の時間を確保できるライダーにとっては、年間で数万円の節約につながる有効な手段です。
参考)ユーザー車検は難しい?メリット・デメリットや手続き方法をわか…

ユーザー車検費用に含まれない整備費用

ユーザー車検の法定費用約14,360円は、あくまで検査を受けるための最低限の費用です。実際には、タイヤやブレーキパッド、オイル、バッテリーなどの消耗品が交換時期を迎えている場合、別途整備費用が発生します。これらの部品交換や修理が必要な場合、数千円から数万円程度の追加費用がかかることを想定しておく必要があります。​
整備費用は整備内容や使用する部品、交換方法によって大きく変動します。自分で整備できる知識と工具があれば部品代のみで済みますが、業者に依頼する場合は工賃も加算されます。ユーザー車検では法定点検(定期点検整備)が別途必要になるため、専門的な知識や工具が必要な場合は業者に依頼するのが一般的です。車検基本料金の中に定期点検整備の費用も含まれている業者依頼と比較して、トータルコストを検討することが重要です。​

ユーザー車検費用を最小限に抑える方法

ユーザー車検の費用を最小限に抑えるには、事前にバイクの状態をチェックし、必要最小限の整備だけを済ませておくことが重要です。特にガソリン漏れやエンジンオイルのにじみ、冷却水の漏れは外観検査で注目されやすいポイントなので、検査前にきれいにふき取っておくと良いでしょう。洗車も忘れずに行い、作業の有無を疑われないようにすることが大切です。
参考)【CHAPTER 1-1】車検前の事前点検 ユーザー車検-バ…

光軸調整(ライトの調整)はテスター屋(予備検査場)に頼むしかないため、当日に実施するのがおすすめです。走行しているうちにズレてしまう可能性があるため、予約時間の1時間前から動き出してテスター屋を利用し、その後陸運局で受付する流れが効率的です。テスター屋の費用は1,000円~3,000円程度なので、これを含めても総費用は2万円前後に収まります。
参考)バイク|ユーザー車検 テスター屋から車検場 当日の流れ

ユーザー車検費用で見落としがちな隠れコスト

ユーザー車検には、法定費用以外に見落としがちな隠れコストがいくつか存在します。まず、検査場への往復のガソリン代や、予備検査場(テスター屋)での光軸調整費用(1,000円~3,000円程度)が必要です。また、検査に不合格になった場合、その日のうちに再検査できる軽微な不具合なら追加費用は少額ですが、日数を要する整備が必要な場合は数千円から数万円の修理費用が発生します。
参考)【2万円】バイクユーザー車検の費用と持ち物と全体の流れ【超簡…

さらに意外な落とし穴として、操作ミスによる不合格があります。初めてユーザー車検を受ける方は、スリップ検査でハンドルを動かしてしまったり、ブレーキ検査でペダルの踏み方が甘かったりと、車両に問題がなくても操作ミスで不合格になることがあります。このような場合、再検査のために時間を取られるだけでなく、再度陸運局に足を運ぶ必要があり、時間的コストが増加します。書類の不備や違反金の未払いも不合格の原因となるため、事前の確認が重要です。
参考)車検が不合格になる場合と後日の対応方法

ユーザー車検費用の年式による違い

バイクの自動車重量税は、初年度登録からの経過年数によって金額が変わります。初年度登録後12年までは2年分で3,800円ですが、13年~17年になると4,600円、18年以上では5,000円に増加します。古いバイクに乗っている場合、重量税が高くなるため、ユーザー車検の総費用も若干上昇します。​
例えば、18年以上経過したバイクの場合、重量税が5,000円となり、自賠責保険料8,760円、印紙代1,800円を合わせると15,560円になります。12年以内のバイクと比較すると約1,200円高くなりますが、それでも業者依頼と比べれば大幅な節約になります。エコカーに該当する場合は重量税が減免されることもあるため、自分のバイクが該当するか確認すると良いでしょう。
参考)【2025年最新】車検に必要な法定費用とは?内訳・金額を一覧…

ユーザー車検費用節約のための事前準備チェックリスト

ユーザー車検で無駄な費用を発生させないためには、事前準備が欠かせません。まず、車検証、軽自動車税納税証明書、現在加入している自賠責保険証明書、点検整備記録簿、印鑑を用意します。これらの書類が不足していると検査を受けられず、再度足を運ぶ必要があります。軽自動車税納税証明書が手元に届いていない場合でも、前年の証明書で手続き可能です。
参考)https://www.goobike.com/magazine/maintenance/cost/7/

バイク本体の点検も重要で、エンジン周りの液体関係のにじみや漏れ、ライトやブレーキランプの動作確認、タイヤの状態、ミラーの仕様とサイズなどをチェックします。改造している場合は、装備をできる限り純正のものに戻しておくことを推奨します。事前にこれらの準備を整えておけば、当日スムーズに検査を受けられ、追加の整備費用や再検査の手間を避けられます。
参考)https://www.goobike.com/magazine/maintenance/cost/137/

グーバイク:バイクのユーザー車検費用とディーラー車検との違い - 法定費用の詳細な内訳と節約額の比較
NAPS:バイクの車検完全ガイド - 業者別の費用相場と整備料の違い
バイクユーザー車検の当日の流れ - テスター屋から車検場までの詳しい手順

 

 


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