

EWCは鈴鹿8耐も含まれているんです。
FIM世界耐久選手権(EWC)は、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)が主催するロードレースの世界選手権です。正式名称は「FIMロードレース世界耐久選手権シリーズ」で、二輪ロードレースの世界選手権として開催される3つの選手権のうちの1つとなります。
2025シーズンのEWCは年間4戦で構成されており、各レースは6時間から24時間までの耐久レースとして開催されます。レース距離が長いほど獲得ポイントも高く設定されており、8時間レースは35点、24時間レースは40点が1位に与えられます。
参考)https://ms.bridgestone.co.jp/2/8tai/about
エントリーチームは最大70チームと規定されており、各チームは2名または3名のライダーで戦います。
これは規則です。
参考)https://ms.bridgestone.co.jp/special/ewc/2017/vol1
2025シーズンのEWCカレンダーは、世界各地の著名なサーキットで開催される4戦で構成されています。
開催スケジュールは以下の通りです。
各サーキットで路面温度が大きく異なるのが特徴です。ルマン24時間では明け方の路面温度が3℃まで下がる一方、真夏の鈴鹿8耐では60℃近くに達することもあります。
タイヤ選択が重要ですね。
EWCの基本的なライダー規定として、6時間から24時間までの耐久レースは2名または3名のライダーで走ることが義務付けられています。1名のライダーで走り続けることはルール上不可能とされているため、必ず複数のライダーでレースを戦う必要があります。
参考)「8時間耐久レース」ライダーは8時間ずっとバイクに乗りっぱな…
12時間以上または1800km以上の耐久レースの場合、さらに1名の補欠ライダーが予選走行まで認められます。レース中は、FIMスチュワードパネルが認める不可抗力の場合を除き、ピットストップにおいて最低1回のライダー変更が必須です。
違反した場合はペナルティの対象になります。
参考)https://www.mfj.or.jp/wp-content/uploads/2002/03/FIM_Regulation_EWC_2025_Ver2-1.pdf
予選は各ライダーが20分間を2回走行し、上位2名の平均ベストタイムでグリッド位置が決定されます。鈴鹿8耐では恒例の「トップ10トライアル」が実施され、予選上位10チームがこのセッションで最終的なスターティンググリッドを争います。
鈴鹿8耐に参戦するには、約1000万円程度の参加費用が必要とされています。この金額には、バイクの改造費用、タイヤ、燃料、メカニックの人件費、ライダーの報酬、宿泊費、交通費などが含まれます。
参考)鈴鹿 8耐の賞金を知りたい!順位ごとの賞金額をチェック!
より具体的な費用内訳として、FIMライセンス申請費はチームライセンスが8万円、ライダーライセンスが4万円必要です。鈴鹿8時間耐久レースのエントリー費は16万円となっています。
参考)鈴鹿8耐出場決定!モータースポーツから社会、地域貢献をしたい…
ライダー個人の装備だけでも高額で、耐久用レーシングスーツは50万円、ヘルメット2個で20万円、グローブとブーツで22万円と、合計約120万円がライダーの自己負担となるケースもあります。
プロのレースですね。
EWCとMotoGPは同じ二輪ロードレースでも、レース形式が大きく異なります。MotoGPは短距離スプリント形式で、1名のライダーが40~45分程度で完走しますが、EWCは6~24時間の長時間レースで、複数のライダーが交代しながら走行します。
ピットストップの有無も大きな違いです。MotoGPではタイヤ交換や給油のためのピットインは基本的にありませんが、EWCではピット戦略がレース結果を左右する重要な要素となります。アームバンドを装着した4名のみがタイヤ交換作業やスペアパーツの取り扱いを許されており、この4名以外のクルーの助けは得られません。
参考)★今シーズンの世界耐久選手権(EWC)から採用される新たなル…
タイヤの使用本数にも違いがあります。MotoGPでは厳格な本数制限がありますが、EWCの決勝では本数制限がありません。とはいえ、鈴鹿8耐の上位チームは7回ピットの8スティント走行で8セット程度の使用が一般的で、それ以上交換するとピット作業のロスタイムで不利になります。
EWCでは地元レース(日本なら鈴鹿8耐)だけ出場するチームも多く、年間を通してフル参戦するチームばかりではない点もMotoGPとの違いです。
FIM EWC公式サイト(日本語)
最新のレーススケジュールやレギュレーション、チーム情報を確認できる公式情報源です。
J SPORTS EWC特集ページ
EWCの楽しみ方やレース解説が日本語で詳しく紹介されており、観戦初心者にもわかりやすい内容です。