

あなたが使っているレギュレーター、実はゴミの混入でトラブルになりやすいタイプかもしれません。
バランスピストンタイプは、ダイビング用レギュレーターのファーストステージに採用される機構の一つです。ピストンとスプリングによってタンクからの高圧エアを調節する仕組みになっています。この構造では、ピストンがタンク内の高圧空気を感知し、周囲の水圧に応じて一定の圧力まで減圧させます。
周囲圧プラス10気圧程度まで減圧された空気が、中圧ホースを通してセカンドステージへと送り込まれる仕組みです。タンクに付ける部分であるファーストステージが、水深に関係なく安定した空気供給を可能にしています。
このタイプの最大の特徴は、深度やタンク残圧の変化に左右されない点にあります。水深が深くなっても、タンクの空気が減ってきても、常に呼吸しやすい状態を維持できるということですね。
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バランスピストンタイプは、壊れても空気が供給され続けやすいという安全性の高さが大きなメリットです。万が一トラブルが発生した場合でも、エアの供給が完全に止まるリスクが低いため、ダイバーの安全を守ります。
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接続部分を動かしやすい特徴があり、メンテナンスが簡単にできる点も魅力です。初心者には使いやすい構造になっているため、自分の器材として初めて購入する際にも適しています。
お手入れが楽で、安定して空気を供給してくれる点も見逃せません。深度40m以上の深い水深でも、タンクの残圧が50気圧まで減っても、呼吸感が変わらないのは大きな利点ですね。レクリエーショナルダイビングからテクニカルダイビングまで幅広く対応できるため、長く使える器材として人気があります。
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接続部分にゴミが入りやすい点が、バランスピストンタイプの主なデメリットです。ファーストステージの構造上、塩や砂などの異物が内部に侵入すると、ピストンの動きに影響を与える可能性があります。
数年使ったレギュレーターを分解すると、最初に目に付くのが塩の塊や錆びです。これは海水環境で使用する以上、避けられない現象といえます。ファーストステージ内に水が入ると腐食してしまい、高圧ホースを通って残圧計に入ると錆や結露が発生します。
参考)https://antique-scuba.com/antique_scuba/10_DivingGear/Tech/Reg_tech.htm
それだけでなく、表示に影響をきたすこともあるため注意が必要です。レギュレーターを水につけるときには、ダストキャップがきちんとついていることを確認することが基本になります。ダストキャップがついていても、長時間水につけていると浸水する可能性もあるので、洗浄時間は短めに抑えましょう。
ダイビング後は真水でよく洗浄するのが基本です。水洗いをする際には、ダストキャップをしっかりと閉めて、ファーストステージ内に水が入らないように注意してください。水の中で可動部を動かし、隙間に入っている塩などを落としますが、パージボタンは押さないことが重要です。
パージボタンを押すと、ファーストステージ内に水が逆流してしまうリスクがあります。
これは初心者が陥りやすいミスですね。
洗う時は押さないで、ただ水に浸すだけで十分です。
オーバーホールは1年に1回または100ダイブに1回くらいの頻度で実施しましょう。メーカーのメンテナンスに出すことで、内部の塩の塊や錆びを除去し、ゴム部分などの消耗品を交換できます。ゴム部分は消耗物ですから、数年ごとに交換する必要があるということです。
定期的なメンテナンスを怠ると、突然のトラブルで水中での呼吸に支障をきたす可能性があります。安全なダイビングのためには、メンテナンス費用を惜しまないことが大切です。オーバーホールの費用は1〜2万円程度が相場で、これを知っておけば予算も立てやすいでしょう。
PADI公式サイトのレギュレーター選び方ガイド
レギュレーターの各部説明やメンテナンス方法について詳しく解説されています。
レギュレーターを選ぶ際は、呼吸のしやすさを最優先に考えましょう。バランスピストンタイプかバランスダイアフラムタイプであれば、安定して空気を供給してくれるため、このいずれかから選ぶと良いでしょう。
安価で簡単な作りになっている「スタンダード(アンバランスド)ピストン」は、あまりおすすめできません。残圧の変化によって呼吸感が変わってしまい、深い水深では呼吸が重く感じることがあります。快適なダイビングのためには、多少高額でもバランスタイプを選ぶことが重要です。
バランスピストンタイプは、メンテナンスのしやすさから初心者に向いています。接続部分を動かしやすい構造なので、自分でも簡単な洗浄ができるという利点があります。ただし、ゴミの混入リスクを考えると、洗浄後はしっかりと乾燥させることが必須です。
上級者になってテクニカルダイビングに挑戦する場合でも、バランスピストンタイプは十分に対応できます。深度40m以上の深い水深でも安定した呼吸ができるため、長く使える器材として投資する価値がありますね。購入時には、信頼できるメーカーの製品を選び、定期的なオーバーホールを前提に使用することで、10年以上使い続けることも可能です。
MIC21のレギュレーター選び方ガイド
バランスダイヤフラムタイプとバランスピストンタイプの違いについて詳しく説明されています。

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