モンキーレンチ バイク整備の選び方と使い方サイズ注意点

モンキーレンチ バイク整備の選び方と使い方サイズ注意点

モンキーレンチ バイク整備の基本

上アゴ側に回すとボルトがナメるだけでなくアゴ自体が壊れます

この記事のポイント
🔧
回す方向が命取り

下アゴ方向に回さないとアゴが壊れる構造的欠陥がある

📏
バイクに最適なサイズ

150mm~250mmで最大開口19~36mmが一般的

⚠️
本格整備には不向き

締め付けトルク管理が必要な箇所ではサポート役が基本

モンキーレンチのバイク整備での役割


モンキーレンチは口径を調整できる便利な工具ですが、バイク整備では主にサポート役として使うのが基本です。ボルトを両側から締めるときに、回さない側のボルトを固定する役割が適しています。


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バイク整備で頻繁に使うボルトサイズは6、8、10、11、12、13、14、17、19mmです。これらすべてに対応できるため、サイズが分からないときの応急処置工具として重宝します。


参考)【レンチ編】バイク整備に使う工具を初心者にもわかりやすく解説…


ただし専門工具と比べると2点接触なので、締め付けトルクが大きくなるとボルトをナメやすいという欠点があります。本格的な整備では、メガネレンチやスパナを優先して使うべきです。
緊急時や出先でのトラブル対応には、1本で複数サイズに対応できる点が大きなメリットになります。工具箱に余裕がない場合の車載工具としても実用的です。


参考)これだけあれば大丈夫! ライダーのための初めての工具選び -…


バイク用モンキーレンチの選び方とサイズ

バイク整備に最適なモンキーレンチのサイズは、全長150~250mm、最大開口19~36mmです。このサイズ範囲なら、バイクで使う一般的なボルトのほとんどに対応できます。


参考)意外と奥が深い「モンキーレンチ」の基本


具体的には、全長200mmで最大開口24mmのモデルが汎用性と携帯性のバランスが良好です。エンジンシャーシ周りなど狭い空間での作業が多いため、薄口タイプが便利です。


参考)工具の基礎 6【モンキーレンチ】


先端の厚みも重要な選定基準です。バイク整備では隙間に工具を差し込む場面が多いため、先端厚が13~15mm程度の製品を選びましょう。


全長250mmで最大開口36mmのモデルなら、より幅広いサイズに対応できます。ただし重量も増えるため、車載工具として持ち歩く場合は携帯性との兼ね合いを考える必要があります。


モンキーレンチのスペック比較表と選び方の詳細
スペック比較表が掲載されており、口開き幅や先端厚、重量などの具体的な数値で製品を比較できます。


モンキーレンチをバイクに使う際の注意点

モンキーレンチで最も重要なのは回す方向です。


必ず下アゴ方向に回してください。


上アゴ方向に回すと、下アゴが本体から引き離される力がかかり、工具が壊れる原因になります。


参考)モンキーレンチの正しい使い方(回すときの向き注意!)


下アゴ方向に回すと、下アゴを本体に押しつける力が加わります。構造的にこの方向の力には強く設計されているため、工具の寿命を延ばせます。


ウォーム部分をしっかり締めてボルトに密着させることも必須です。締めが甘いとボルトの角をナメて丸くしてしまい、最悪の場合は工具がズレて外れ、ケガにつながります。


参考)プロが教える!モンキーレンチ工具の正しい使い方


グリップは根元をしっかり握って作業してください。先端近くを持つと力が入らず、作業効率が悪いだけでなく、ボルトへの負担も増えます。


バイク整備では「逆さモンキー」と呼ばれる使い方は厳禁です。下アゴが上になった状態で上アゴ側に回すと、下アゴを傷める原因になります。


モンキーレンチでバイクのボルトをナメないコツ

ボルトをナメないための第一の鉄則は、ボルトの面にしっかり合わせることです。口径調整が不十分だと、ボルトとの接触面積が減り、角が削れてしまいます。


ウォームを確実に締めこんで固定してから作業を始めます。ガタつきがある状態で力を加えると、ボルトに均等に力が伝わらず、特定の角に負荷が集中してナメる原因になります。


モンキーレンチ1本に頼るのは危険です。本格的な整備では、メガネレンチやラチェットレンチを優先し、モンキーレンチは補助的に使いましょう。


締め付けトルクが大きい箇所では、専用工具を使うのが原則です。モンキーレンチは2点接触のため、強い力をかけるとボルトをナメるリスクが高まります。
ボルトのサイズに対して大きすぎる口径で作業すると、接触面が不安定になります。可能な限りボルトに近いサイズに調整することで、ナメるリスクを最小限に抑えられます。


モンキーレンチのバイク車載での保管方法

車載工具としてモンキーレンチを持ち歩く場合、定期的なメンテナンスが必要です。可動部分に潤滑油を塗布することで、動きをスムーズに保ちます。


参考)https://ec.f-gear.co.jp/blog/article/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E6%96%B9/


保管前には必ず清掃してください。特にウォームギアやアゴの部分は汚れやほこりがたまりやすいため、ブラシと適切な溶剤で洗浄します。


参考)モンキーレンチのメンテナンスに関するヒント - 知識


定期点検も忘れずに行いましょう。調整ナット、ウォームギア、ハンドルなどに亀裂や変形がないか確認します。損傷を見つけたらすぐに修理または交換が必要です。


湿気の多い場所での保管は避けてください。錆が発生すると可動部分の動きが悪くなり、使用時にボルトをナメるリスクが高まります。


工具箱内で他の工具と接触しないよう、専用の収納スペースを確保することをおすすめします。衝撃でアゴの精度が狂うと、ボルトへのフィット感が悪くなります。


モンキーレンチの構造と正しい使い方の図解
上アゴと下アゴの構造、回す方向の理由が図解で分かりやすく説明されています。




高儀 M&M モンキーレンチ 300mm M-300