

ショベルリジッドの衝撃でフレームが歪んで車検に通らないことがあります。
ソフテイルフレームにショベルヘッドエンジンを載せるカスタムは、ハーレー乗りの間で根強い人気を持っています。
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最大の理由は、リジッド風の見た目とサスペンション付きの乗り心地を両立できることです。ソフテイルフレームは、トランスミッション下部にサスペンションを隠す設計になっており、外見はリジッドフレームのようにすっきりしているのに、路面からの衝撃をしっかり吸収してくれます。
純正のショベル4速フレームでカスタムしようとすると、バランスが取りづらく非常に難易度が高いのが現実です。一方、ソフテイルフレームを使えば、エボリューション以降の設計を活かせるため、カスタムがしやすく壊れにくいという大きなメリットがあります。
実際にカスタムショップでも、エボのソフテイルをベースにショベル風のカスタムを施す例が増えています。見た目の雰囲気と実用性が両立するということですね。
参考)純正フレームを生かしたカッコイイカスタムショベル様をご紹介し…
ショベルヘッドのカスタム費用は、どこまでこだわるかで大きく変わります。
参考)ショベルヘッドのカスタム費用公開|21選|チョッパーカスタム…
ベース車両となるショベルヘッドをアメリカから仕入れて、リジットフレーム化する場合、基本的な製作費用は135万円程度からスタートします。これは外装無しのローリング状態での価格です。
参考)アメリカバイク輸入専門店|Barnfindバーンファインド
具体的なパーツ費用を見ると、前後ホイール交換だけで約30万円、フロントフォーク関連で約15万円、オイルタンクとフェンダーで約10万円など、細かいカスタムを積み重ねると容易に100万円を超えます。ジョッキーシフト化は比較的安価で約3.5万円程度です。
製作納期は注文から約3〜4カ月程度かかるのが一般的です。車検や新規登録、オーバーホールまで含めると、さらに費用と時間が必要になります。全米中からブローカーを挟まず直接買い付けているショップを選べば、ベース車両の費用が抑えられ、その分をカスタムに回せます。
参考)アメリカバイク輸入専門店|Barnfindバーンファインド
トータルで150万円から200万円以上が現実的な予算です。
ソフテイルフレームを使ったショベルカスタムは、旧車の雰囲気を現代の技術で再現できる点が最大の魅力です。
参考)【ソフテイル カスタム ファイル】ツインカムで旧車チョッパー…
ツインカムソフテイルをベースにオールドスクールなチョッパーを製作する事例では、ショベルヘッド用の3.5ガロンタンクに換装し、新旧パーツを織り交ぜながら美しいバランスを実現しています。タンクコンソールはツインカムのローライダー用を加工して取り付けるなど、細部まで計算されたカスタムが可能です。
いま人気が高いのは、リジッドフレームのシルエットに忠実なツインカム以前のモデルをベースにしたヴィンテージ風チョッパーです。近年は角パイプのメインフレームを丸パイプで作り直し、小ぶりなタンクを自然に搭載するなど、カスタマイズの技法も進化しています。
参考)ソフテイルの魅力はカスタムの面白さにアリ! 最新トレンドから…
ジョッキーシフト化やスーサイドクラッチなど、旧車ならではの操作系を取り入れることで、さらに本格的な雰囲気が演出できます。油圧化や一軸への加工など手間はかかりますが、その分だけ愛着が湧く一台になります。
見た目と実用性が両立するのが魅力です。
リジッドフレームとソフテイルフレームの最大の違いは、サスペンションの有無です。
参考)リジッドフレームのメリット・デメリット|ハーレーライフを10…
リジッドフレームはサスペンションが一切ないため、乗り心地は非常に悪く、路面のギャップがそのまま乗り手に伝わります。特にショベルの4速フレームに溶接でリジッド化させた「ウェルドオンハードテール」は、純正リジッドよりもしなりが少なく、さらに乗り心地が悪化します。わずかなギャップでも激しい衝撃が発生し、耐久性も著しく損なわれるのが特徴です。
参考)リジットフレームの乗り心地とジョッキーシフトのメリット - …
一方、ソフテイルフレームは、トランスミッション下部にサスペンションを隠す設計で、外見はリジッド風なのに振動をしっかり吸収してくれます。リジッドフレームを優しく表現して「ソフト・テイル」という名前が付けられました。
ウェルドオンハードテールには他にも問題があります。後ろが伸びてバランスが悪くなる、車高が低くなる、リヤアクスルの幅が狭くなる、チェーンが干渉するなど、様々な調整が必要です。
参考)ハードテールとリジッドフレーム - ショベルヘッドに乗ろう!
実用性を考えるならソフテイルが賢明です。
ソフテイルフレームにショベルエンジンを載せる際は、いくつかの注意点があります。
まず、エンジンマウントの加工が必須です。ショベルヘッドエンジンとソフテイルフレームは本来別々の時代の設計なので、そのままでは搭載できません。専用治具を使って正確に位置決めし、溶接やボルトオンで固定する作業が必要になります。
オイルタンクとの兼ね合いも重要なポイントです。初期のソフテイル設計では、サスペンションをシート下に配置するとオイルタンクとの折り合いが悪く、シートを高くせざるを得ませんでした。この問題を避けるため、サスペンションをフレーム下部に移動する改良が加えられた経緯があります。
リジッドフレーム化を選ぶ場合は、振動による部品の脱落リスクを理解しておく必要があります。サスペンションがない分、他の部品が取れてしまうことも珍しくありません。定期的なボルトの増し締めや点検が欠かせません。
熱によるサスペンションへのダメージも無視できません。フレーム下部に配置したサスペンションは、エンジンやエキゾーストからの熱を受けやすく、劣化が早まる可能性があります。耐熱性の高いパーツ選びと、遮熱対策が長持ちの秘訣です。
カスタムショップの選定も慎重に行いましょう。専用治具を持ち、ショベルヘッドの扱いに慣れたショップに依頼することで、歪みの少ない仕上がりが期待できます。
事前の相談が成功のカギです。
ソフテイルフレームにショベルエンジンを載せた車両のメンテナンスは、通常のショベルヘッドよりも注意が必要です。
まず、隠されたサスペンションの点検が重要です。トランスミッション下部に配置されたサスペンションは目視しにくいため、定期的にリフトアップして状態を確認しましょう。オイル漏れ、ダンパーの動き、マウント部分のガタなどをチェックします。純正ソフテイルの場合、動きの悪いリヤショックが問題になることもあります。
参考)ソフテイルFXSTソフテイルスタンダードの評判・ユーザー投稿…
エンジン関連では、ショベルヘッド特有のオイル漏れに注意が必要です。プッシュロッドカバー、ロッカーボックス、クランクケースの合わせ面など、漏れやすい箇所は定期的にチェックして、必要に応じてガスケット交換を行います。
キャブレターの調整も欠かせません。ショベル以前のハーレーは、エンジンからのバキュームが弱く、キャブレターの口径が大きいため、セッティングがシビアです。季節の変わり目や標高の変化で調整が必要になることがあります。
参考)実走テストも敢行! ショベルヘッド・キャブレターテスト
ジョッキーシフト化している場合は、ワイヤーやリンケージの動きを定期的に確認しましょう。
調整不良はミッション破損につながります。
ソフテイルのユーザーインプレッション(Virgin Harley)
他のオーナーのメンテナンス経験や問題点が参考になります。
維持費は高くつきますが、それも含めて楽しむのがショベル乗りです。
既にカスタムされたソフテイルフレームのショベルを購入する際は、慎重なチェックが必要です。
フレームの状態確認が最優先です。ウェルドオンで加工されている場合、溶接部分にクラックや歪みがないか入念に確認しましょう。専用治具を使わずに加工されたフレームは、走行中に問題が出る可能性があります。可能であれば、製作したショップの情報や作業記録を確認します。
エンジンの状態も重要なチェックポイントです。ショベルヘッドは年式によって腰上と腰下の組み合わせが異なることがあります。特に「腰下ショベルの4速エボ」のような組み合わせは、低速からトルクが盛り上がる特性があり魅力的ですが、オーバーホール歴や圧縮漏れの有無を確認しましょう。
ブレーキの効きも試乗で必ず確認してください。重い車体に対してブレーキが効かない車両も存在します。フロントがドラム式の場合は特に注意が必要です。
車検証の内容も確認しましょう。フレーム番号が残っているか、構造変更の記録があるか、排気量の記載が正しいかなど、書類と実車の整合性をチェックします。
価格が極端に安い場合は、何か問題がある可能性があります。安くない買い物なので、複数の車両を試乗して比較検討することをおすすめします。
納得してから購入するのが鉄則です。

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