FIMロングトラック世界選手権の開催地と歴史

FIMロングトラック世界選手権の開催地と歴史

FIMロングトラック世界選手権とは

あなたが普段街中で乗るバイクでは絶対に使えないスパイクタイヤが必須です。


この記事の3ポイント要約
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ロングトラックの特徴

1周1000m以上の楕円コースを左回りで走行するスピードウェイ競技の一種

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開催地

ドイツ、オランダ、フランスなどヨーロッパ各地で年間4~5戦を開催

現チャンピオン

2025年はイギリスのザック・ワイトクネヒトが初優勝を達成

FIMロングトラック世界選手権の基本概要

FIMロングトラック世界選手権は、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)が主催する二輪レースの世界選手権です。1971年に世界選手権として正式に開始され、50年以上の歴史があります。


参考)FIM Long Track – FIM Off…


通常のスピードウェイとの最大の違いは、コースの長さです。ロングトラックでは1周が1000メートル以上の楕円形コースを使用します。ブレーキは禁止されており、ライダーは車体を大きく傾けて後輪をスライドさせながらコーナーを曲がります。


参考)氷の上を猛スピードで走るトラックレーシング!アイススピードウ…


2025年シーズンは、ドイツのミュルドルフ、フランスのマルマンド、ドイツのシェーセル、オランダのローデンで計4戦が開催されました。イギリスのザック・ワイトクネヒトが初のチャンピオンに輝いています。


参考)FIM Long Track World Champions…


FIMロングトラック世界選手権の開催地と特徴

世界選手権の開催地は、ほぼヨーロッパに限定されています。ドイツのミュルドルフやシェーセルは1950年代から使用されている伝統的なサーキットです。


コース路面は砂地や氷上が使用されます。通常の土のコースと比べ、滑りやすい路面でスピードを競うのが特徴です。氷上で行われるアイススピードウェイでは、特殊なスパイクタイヤを装着したマシンが時速100キロを超える猛スピードで走行します。


日本国内では、この競技の開催実績はほとんどありません。参加国もドイツ、イギリス、オランダ、フランス、フィンランドなど、ヨーロッパ諸国が中心となっています。


FIMロングトラック世界選手権で使用されるスパイクタイヤ

ロングトラック競技、特に氷上レースで使用されるスパイクタイヤは、通常のバイク用タイヤとは全く異なります。タイヤ表面には釘のようなトゲトゲが無数に打ち込まれており、1本のタイヤに約100本程度のスパイクピンが装着されています。


参考)https://shingo.ne.jp/namasiba/sp01/index.htm


スパイクピンの長さは5.2mm~5.5mm程度で、そのうち約1mmが先端から突き出しています。このピンが高速回転することで氷面にしっかりとグリップし、猛スピードでのコーナリングを可能にします。


参考)スパイクタイヤ|苫小牧のタイヤの事ならキョウワタイヤサービス


日本国内では、125cc以下の原付や自転車を除き、公道でのスパイクタイヤ使用は法律で規制されています。ロングトラック競技は専用サーキットでのみ行われる、非常に特殊なモータースポーツです。


FIMロングトラック世界選手権の歴代チャンピオン

最多優勝記録を持つのは、ドイツのゲルト・リスで8回の優勝を誇ります。イギリスのサイモン・ウィッグも5回チャンピオンに輝いており、1980年代後半から1990年代にかけて活躍しました。


近年では、ドイツのマーティン・スモリンスキーが2023年と2024年に連覇を達成しています。2024年シーズンは5戦中3勝を挙げ、97ポイントで総合優勝を果たしました。


参考)2024 FIM Long Track World Cham…


2025年シーズンは、イギリスのザック・ワイトクネヒトが初のタイトルを獲得しました。ドイツのルーカス・フィーンハーゲが2位、イギリスのクリス・ハリスが3位という結果でした。


FIMロングトラック世界選手権と日本人ライダーの関係

現在までに、FIMロングトラック世界選手権で活躍した日本人ライダーの記録は見当たりません。これは競技の開催地がヨーロッパに集中しており、日本国内にロングトラック用の専用サーキットがほとんど存在しないためです。


ただし、類似競技であるフラットトラック世界選手権には、日本人ライダーが参戦しています。14歳からダートトラック競技を始め、15年連続で日本一に輝いたライダーが、2022年にドイツで開催されたFIMフラットトラック世界選手権に出場した記録があります。


ロングトラック競技は、ヨーロッパの寒冷地域で発展してきた独特の文化を持つモータースポーツです。日本のバイク愛好家にとっては、まだまだ馴染みの薄い競技と言えるでしょう。


FIMロングトラック公式サイト
最新の開催スケジュールや競技結果を確認できる公式サイトです。


HondaのFIM解説ページ
FIMが主催する各種二輪競技について、わかりやすく解説されています。