

電子制御でエンジン出力を壊されるとあなたの修理費が5万円超えます。
バイワイヤシステムは、アクセル操作を電気信号に変換してエンジンを制御する技術です。従来のケーブル式スロットルでは、ハンドルグリップとスロットルバルブが物理的なワイヤーでつながっていました。対してバイワイヤでは、スロットルポジションセンサー(TPS)がアクセルグリップの回転角を検知し、その情報をECU(エンジンコントロールユニット)に送信します。
参考)「ライド・バイ・ワイヤ」って何ですか?【ライドナレッジ026…
ECUは受け取った信号をもとに、最適なスロットル開度を計算します。計算結果は電気モーターを介してスロットルバルブに伝えられ、弁が開閉する仕組みです。電線(wire)を介して制御するため、この名称がつきました。
参考)[バイクのメカニズムQ&A] “ライドバイワイヤ”…
機械的なリンクが不要になることで、設計の自由度が高まります。エンジンルーム内の配置がシンプルになり、省スペース化と軽量化を実現できるのが特徴です。
従来のケーブル式は、ライダーがひねった分だけ直接スロットルバルブが開く単純な構造でした。構造が比較的単純であるため、整備がしやすく、ケーブルの張力を感じ取れる一体感があると評価する声もあります。しかしワイヤーは摩耗や経年劣化によって、定期的なメンテナンスや交換が必要です。スロットル操作が細かく調整しにくいため、エンジン出力が安定しない場合もあります。
参考)どんな技術か説明できる? 「ライド・バイ・ワイヤ」を徹底解説…
バイワイヤシステムでは、ワイヤーケーブルが一切不要です。電子的な指令のみでエンジンが制御可能になり、基本的にメンテナンスフリーになります。ケーブルへの注油といった作業から解放されるのは大きなメリットです。
参考)説明できる? 最近よく聞くバイクに採用される「ライド・バイ・…
応答性の面でも違いがあります。機械的な連結による遅延がなくなるため、ドライバーの操作が瞬時に車両に伝わり、よりリニアでダイレクトな反応が得られます。ただしレスポンスに遅延やラグを感じるという声もあり、特に停止状態からの発進時に顕著だという意見もあります。
参考)Reddit - The heart of the inte…
スロットルレスポンスが向上し、滑らかな加速が可能になります。ECUがエンジンの状態に応じて最適な吸気量を制御できるため、燃焼効率が向上し、燃費が改善され、排出ガスも低減されます。アイドリングも安定するため、信号待ちなどでのエンジンの振動が少なくなります。
参考)https://ameblo.jp/shimi-shimizoo/entry-12890372942.html
トラクションコントロールやライディングモードといった電子制御システムと連携しやすい点も見逃せません。路面状況に応じてスロットル制御を最適化し、安全性を向上させることができます。急発進の抑制や、それに伴う転倒や事故を防止する効果も期待できます。
過度なアクセルの開閉を抑制することで、燃費消費率の減少にもつながります。アクセル開度を電子制御化することは、ライディング時の操作性向上にも貢献します。クルーズコントロールシステムといった先進装備も使用可能になります。
参考)ホンダ、CB1300 シリーズに電子制御デバイス「スロットル…
国産メーカーでバイワイヤシステムを搭載しているバイクとして、スズキ「Vストローム1050XT」「Vストローム1050」「GSX-S1000」などが挙げられます。スズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S)という電子制御システム内の電子制御スロットルシステムが、ライド・バイ・ワイヤに該当します。トラクションコントロールシステムといった、さまざまなシステムと連動することで、より安全、かつ快適に走行できます。
ホンダのフラグシップモデル「CB1300 SUPER FOUR」や「CB1300 SUPER BOL D'OR」にも搭載されています。CB1300 SUPER FOURは1,562,000円、CB1300 SUPER BOL D'ORは1,672,000円(いずれも消費税10%込み)です。スロットルバイワイヤシステムという名称でECUと連動し、シーン別ライディングモードやクルーズコントロールといった先進装備を使用可能にしています。
ホンダCBR250RRもスロットルバイワイヤシステムを搭載しており、クラスを超えた装備として注目されています。250ccクラスでも大型バイクに引けを取らない電子制御が実現されています。
参考)https://www.bikekan.jp/store/blog/1976/34821
バイワイヤシステムは電子制御に依存しているため、電気系統のトラブルが発生すると修理費用が高額になる可能性があります。電動アシスト自転車の配線修理を参考にすると、スイッチ交換が必要な場合は10,000円~15,000円程度、コントローラー交換が必要な場合は20,000円~40,000円程度かかります。配線ハーネス全交換となると20,000円~40,000円程度の費用が発生します。
参考)https://blog.move-ebike.co.jp/electric-bicycle-wiring-repair/
バッテリーが上がったり、制御ユニットが故障したりすると一発アウトです。多額のお金がかかり、ディーラーに持っていく以外に直しようがありません。モジュールは共通していたりするため、一定の確率で故障が起こり得ます。
機械式のケーブルであれば、分解や掃除、部品交換で治る可能性があります。面倒ではありますが、故障の時の復旧に関しては工夫が効きます。電子制御システムの場合、専門的な診断機器と知識が必要になるため、個人での修理は困難です。
万が一に備えて、バッテリーの定期的な点検や電装品の状態確認を習慣づけることが大切です。異常を感じたら早めに販売店に相談すれば、大きなトラブルを未然に防げます。
バイワイヤシステムでは、メカニカルリンクがなくなることが安全面での懸念材料として指摘されることがあります。CPUが故障したときにハンドルに機械的なものが何もつながっていないと、どうなるのかという疑問が生じます。電動ステアリングや油圧の場合、故障してもハンドルが重くなるだけですが、バイワイヤではそうはいきません。
参考)【自動車部品と制御を学ぶ】バイワイヤ(x by wire)と…
フェイルセーフ(fail safe、故障時はシステムを安全サイドに制御する)のために、メカニカルリンクをバックアップ制御用として残し、故障時に切り替えを行うものもあります。冗長性の確保は自動運転車両では極めて重要で、万が一のシステム故障に備えた設計が求められます。
参考)ドライブバイワイヤとは|自動車用語を初心者にも分かりやすく解…
バイクにおけるバイワイヤシステムも、複数のセンサーやバックアップ回路を備えることで、単一の故障でシステム全体が停止しないよう設計されています。とはいえ、システムの信頼性は高いものの、定期的な点検は欠かせません。
路面からの反力がハンドルに伝わるかという点も重要です。通常のハンドルでは路面からの反力が直接伝わりますが、バイワイヤでは電気的に再現する必要があります。これにより路面状況を感じ取る感覚が変わる可能性があるため、慣れが必要になるケースもあります。
参考)次期、日産スカイラインの、ステア・バイ・ワイヤって安全? -…

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