

雨天走行を繰り返すとBBの寿命は半分以下になります。
ボトムブラケット(BB)は、自転車のクランク軸周辺に用いられる部品で、フレームのいわゆる前三角と後三角の下側の接合部分に取り付けられます。直径4cm弱・長さ7cm程度のパイプを横向きに接合する構造になっています。クランクセットとフレームをつなぐ役割を果たし、ペダリング時の力を効率的に伝えるために不可欠な部品です。
この部品がしっかりと取り付けられていないと、クランクセットの動きが不安定になり、パワーがロスする可能性があります。フレームの剛性を高める役割も担っており、ペダリング時にかなりの力をかけるため、フレームの剛性が十分に保たれていることが重要です。
つまり走行性能に直結するパーツということですね。
ボトムブラケットは自転車の性能向上に大いに貢献する重要なパーツであり、適切な選択が求められます。
ボトムブラケットの規格は大きく分けてネジ式(スレッドタイプ)と圧入式(プレスフィットタイプ)の2種類があります。ネジ式はISO/JIS/BSCの標準として68mmのシェル幅が一般的ですが、マウンテンバイクなどには73mmも多く使われています。ロードバイクのイタリアン規格では70mmが採用されることもあります。
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シェル幅は1mmでも違うと取り付けができないため、正確な計測が必要です。クランクの軸径も重要な選択基準で、24mmシャフト(シマノホローテックIIなど)が最もメジャーなサイズとなっています。ネジ式のメリットはメンテナンス性が高く、異音などのトラブルが少ない点です。耐久性が高く、脱着時にフレームへのダメージが少ないことも利点です。
圧入式のボトムブラケットは、剛性が高く軽量で、パワー伝達効率が良いため多くのロードバイクで採用されています。セラミックベアリングタイプは回転がスムーズで耐久性が高く、摩擦を減らしてパワーのロスを抑えるため、レースやスピード重視のライダーに適しています。BB30やPF30といった圧入式規格も存在し、それぞれシェル幅や内径が異なります。
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フレームのボトムブラケットシェルの規格や幅、クランクセットとの互換性に注目する必要があります。
規格が原則です。
ホーザンのボトムブラケット識別ガイド - 圧入タイプとネジ式の見分け方を図解で詳しく解説
ボトムブラケットの寿命は一般的に走行距離5,000~10,000km、または使用開始から2~5年が交換の目安といわれています。実際の寿命は使用状況や環境条件によって大きく変化し、乗り方や走行頻度、保管状況によって前後します。雨天や未舗装路での走行は寿命を短くする要因となります。
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1万km程度が交換時期だと一般的に言われていますが、性能落ちを気にしなければ1万km超えても使用可能です。ボトムブラケット部分は水が入ると錆の原因にもなるため、1年に1回くらいはグリスアップなどメンテナンスすることをお勧めします。週末ライド中心の人なら数年は持つ計算になりますね。
参考)ロードバイクのボトムブラケット(BB)交換時期・寿命はいつ?
BBは消耗品であり、使い方にもよりますが走行距離1万キロ目安に交換することがおすすめです。異音が出始めたり、ペダリング時に「キュルキュル」「キーキー」といった擦れる音が聞こえたら交換のサインです。グリスアップで様子を見るという選択肢もありますが、悪化する前に確認することが重要です。
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圧入式BBで一番多く起こるトラブルは異音です。フレームに圧入される箇所に直接グリスを塗っておくことが、異音を解消させる手軽で簡単にできる方法となります。ペダルを漕ぐとチカラがかかり、ベアリングの接着が剥がれて隙間ができてしまうパターンが多いです。
参考)圧入式のボトムブラケットについて考えてみる - アティックの…
異音がしたら再接着をするだけで解決できることがほとんどです。ただし音鳴りが始まってさらに使い続けた場合はフレーム側の穴(圧入部)がバカ穴になってしまい、接着剤(ロックタイト)でその隙間を埋めきれなくなります。グリスが切れてきたのかも?と思ったら、大規模分解清掃でBBのオーバーホール(グリスアップ)を行うことで改善する場合があります。
参考)ボトムブラケットのオーバーホールとグリスアップ。 - Six…
これは使えそうです。
トラブルも少ないネジ切りタイプを再び採用するメーカーが徐々に増えてきています。圧入式の異音トラブルを避けたい場合は、フレーム選びの段階でネジ式を選ぶという選択肢も検討しましょう。早めのメンテナンスでフレームダメージを防ぐことがポイントですね。
ボトムブラケットを選ぶ際には、フレームのボトムブラケットシェルの規格や幅、クランクセットとの互換性に注目する必要があります。フレームメーカーの指定や専門店のアドバイスを参考にすることが推奨されます。スプラインインターフェイスの形状やシールドの種類も重要な要素で、スプラインインターフェイスが正確に噛み合うことで力のロスを防ぎ、シールドが効果的にベアリングを保護します。
シェル幅の測り方は、フレームのBB取り付け部分の左右の長さをノギスや定規を使って計測します。ロードバイクでは68mmや86.5mm、マウンテンバイクでは73mmなどが一般的です。BB下がりの平均は68mmとなっており、マウンテンバイクにおいては岩などの地上の障害物にペダルが当たらないようにするためにBB下がりは40mm以下で負の値(例えば-10mm)であるものもあります。
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グリスアップの際は、ゲル化したグリスを完全に除去してから新しいグリスを充填していきます。長年使ったボトムブラケットはボールの当たっていた部分に微かな溝が確認できることもありますが、傷や錆びが見当たらなければ再利用可能です。定期的なメンテナンスで四半世紀使えるケースもあります。
参考)BB(ボトムブラケット)のグリスアップをする件について : …
適切な選択が条件です。
サイクルベースあさひのBB種類ガイド - 規格や互換性に迷ったらまずはこちらをチェック