軽二輪 譲渡証明書の書き方と注意点

軽二輪 譲渡証明書の書き方と注意点

軽二輪 譲渡証明書 手続き

この記事でわかること
📝
譲渡証明書の基本

軽二輪の譲渡証明書の役割と必要性、入手方法を解説します

✍️
正確な書き方

記入時の注意点や間違いやすいポイントを詳しく紹介します

🏢
手続きの流れ

運輸支局での名義変更手続きに必要な書類と費用を説明します

軽二輪 譲渡証明書とは何か


オートバイ 250&125ccバイヤーズガイド2015 (Motor Magazine Mook (モーターマガジンムック))

 

譲渡証明書は、125cc超250cc以下の軽二輪バイクの所有者が変わった際に、旧所有者から新所有者への譲渡を証明する重要な書類です。中古バイクの購入や個人売買で名義変更をする際に必ず必要となります。この書類がなければ運輸支局での名義変更手続きを行うことができないため、バイクを譲り受けた際には必ず旧所有者から受け取っておく必要があります。
参考)バイクの名義変更は超簡単です。必要な書類と費用の解説ー軽二輪…

譲渡証明書には定められた様式があり、国土交通省のホームページや運輸支局のウェブサイトからPDF形式でダウンロードすることができます。A4サイズで印刷して使用しますが、横半分のサイズになっても問題ありません。書式は全国共通で、どの運輸支局でも同じものが使用されています。
参考)https://www.mlit.go.jp/common/001287980.pdf

この証明書は旧所有者が作成し新所有者に渡す書類であるため、使用者の記入は不要です。また、道路運送車両法第三十三条二項の規定により、一度発行された譲渡証明書は原則として再発行ができないため、受け取った後は大切に保管する必要があります。
参考)譲渡証明書ダウンロード

軽二輪 譲渡証明書の書き方と記入例

譲渡証明書を作成する際には、まず黒のボールペンと車検証(軽自動車届出済証)、旧所有者と新所有者の住所・氏名情報、旧所有者の印鑑を用意します。記入は必ず黒いボールペンで行い、鉛筆やシャープペンシルは使用できません。
参考)【見本付き】自動車の譲渡証明書の書き方を徹底解説! – ナラ…

車両情報欄には、車検証に記載されている内容をそのまま一字一句正確に書き写します。具体的には車名(ホンダ、ヤマハなどのメーカー名)、型式、車台番号、原動機の型式を記入します。特に車台番号はアルファベットと数字の組み合わせで長いため、間違いやすい項目です。車検証を見ながら慎重に転記しましょう。
参考)https://bikeman.jp/blogs/bikeparts/motobike92

譲渡人(旧所有者)の氏名と住所欄には、車検証に記載されている住所と同じ内容を記入することが重要です。引っ越しなどで住所が変わっている場合は注意が必要で、車検証の住所と一致していないと運輸支局で受理されないケースがあります。記入後、譲渡人印の欄に旧所有者の印鑑を押します(認印でも可能です)。
参考)名義を変更したいとき

譲受人(新所有者)の氏名・住所・譲渡年月日を記入します。この際、新所有者は印鑑を押す必要はありません。誤字があった場合は修正液や二重線での訂正は認められず、旧所有者の捨印による訂正のみが可能です。そのため、間違えた場合は新しい用紙に改めて記入し直すことをおすすめします。
参考)https://www.sonysonpo.co.jp/auto/guide/agde037.html

軽二輪 譲渡証明書 必要書類と運輸支局での手続き

軽二輪の名義変更手続きは、新所有者の住所を管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所で行います。手続きは平日のみ受け付けており、必要書類がすべて揃っていれば1時間程度で完了します。
参考)バイクの名義変更はどうやる?必要書類や手順を排気量別に解説!…

名義変更に必要な書類は以下の通りです。

 

  • 譲渡証明書(旧所有者が作成したもの)
  • 軽自動車届出済証の原本
  • 申請書(OCR軽二輪第1号様式):運輸支局で入手可能
  • 新所有者の住民票または印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの、コピー可)
  • 手数料納付書:運輸支局で入手、手数料は無料
  • 軽自動車税申告書:運輸支局に用意されています
  • 自賠責保険証明書:有効期間内のもの
  • 委任状:代理人が申請する場合に必要(申請書に署名があれば不要)

管轄が変わってナンバープレートを変更する場合は、旧ナンバープレートも持参する必要があります。運輸支局の売店で申請用紙一式を購入し、窓口で書類の書き方を教えてもらいながら作成することも可能です。
参考)中古車(廃車されている車)を購入したとき

手続きにかかる費用は、申請書用紙代が約100円、ナンバープレートを変更する場合は追加で約770円から1,000円程度です。名義変更手続き自体の手数料は無料となっています。代行業者に依頼する場合は、これらに加えて代行手数料が4,500円程度かかります。
参考)軽二輪バイク名義変更プラン 全国対応【わかくさ代行サービスサ…

軽二輪 譲渡証明書 紛失時の対処法

譲渡証明書は道路運送車両法の規定により再発行ができない書類ですが、紛失してしまった場合でも手続きを進める方法があります。まずは発行元の旧所有者(譲渡証明書に実印を押した人)に連絡し、紛失した旨を伝えましょう。
参考)譲渡証明書を紛失してしまった!その対処法

旧所有者から「譲渡証明書発行済証」を発行してもらいます。これは「〇年〇月〇日に下記の者に譲渡証明書を発行したことを証明する」という内容の書類で、旧所有者の実印が捺印されています。この書類に加えて、運輸支局でもらう「譲渡証明書紛失に伴う移転登録願い」(申請書)、「顛末書」、「届出人・新所有者の印鑑登録書」を添付すれば譲渡証明書と同様に手続きができます。
参考)譲渡証明書を紛失してしまった場合 - 行政書士 てしろぎ事務…

顛末書には、紛失年月日と紛失した事情をできる限り詳細に記載する必要があります。このように複数の書類が必要になる上、前の所有者にも手間をかけることになるため、譲渡証明書を受け取ったら必ず印鑑証明書や委任状とホチキスで止めるなどして、紛失しないよう厳重に保管することが重要です。​
なお、印鑑証明書や委任状は再発行可能ですが、旧所有者に再度役所に行っていただく必要があり、何度も再発行を依頼するとトラブルになる可能性もあります。そのため、書類を受領したらすぐに手続きを行うことをおすすめします。印鑑証明書の有効期間は発行後3ヶ月以内です。
参考)車の名義変更15日過ぎたらどうなる?手続きの方法や必要書類も…

軽二輪 譲渡証明書を使った中古新規登録

廃車されている軽二輪(一時使用中止のバイク)を購入した場合は、通常の名義変更ではなく「中古新規登録」という手続きが必要になります。この手続きでも譲渡証明書は必須書類の一つです。
参考)軽二輪 中古新規の必要書類・費用

中古新規登録の必要書類は、通常の名義変更と少し異なります。譲渡証明書に加えて、軽自動車届出済証返納済確認書(廃車時に発行されたもの)が必要です。この確認書は廃車手続きを行った際に旧所有者が受け取っているはずなので、バイクを譲り受ける際に必ず一緒に受け取りましょう。​
その他の必要書類は、申請書(OCR軽二輪第1号様式)、新所有者の住所を証する書面(住民票や印鑑証明書で発行後3ヶ月以内)、有効な自賠責保険証明書、手数料納付書、軽自動車税申告書です。廃車中のバイクを再登録するため、自賠責保険に新たに加入する必要がある点に注意してください。
参考)バイク届出【軽二輪】

中古新規登録にかかる費用は、自賠責保険料(実費)とナンバープレート代約770円から1,000円程度です。手続き自体の手数料は無料ですが、代行業者に依頼する場合は代行手数料が別途必要になります。手続きは新所有者の住所を管轄する運輸支局で行い、平日に時間を取って訪問する必要があります。​

軽二輪 譲渡証明書 委任状との違いと使い分け

譲渡証明書と混同されやすい書類に「委任状」があります。これらは全く異なる役割を持つ書類で、軽二輪の名義変更手続きでは両方が必要になる場合もあります。​
譲渡証明書は「バイクの所有権が旧所有者から新所有者に移転したこと」を証明する書類で、所有者の変更がある場合は必ず必要です。一方、委任状は「手続きを代理人に依頼すること」を証明する書類です。新所有者本人が運輸支局で手続きを行う場合でも、旧所有者の代わりに手続きをするため、旧所有者からの委任状が必要になるケースがあります。​
2019年7月の制度改正により、軽二輪の手続きでも委任状が使用できるようになり、手続きがより簡単になりました。申請書(OCR軽二輪第1号様式)に所有者・使用者の署名または記名押印があれば委任状は不要ですが、本人が記入・押印できない場合は委任状を用意する必要があります。​
代行業者にバイクの名義変更を依頼する場合は、新所有者から代行業者への委任状も必要になります。委任状には依頼する手続きの内容、車両情報、委任者(依頼する人)と受任者(依頼される人)の情報を記入し、委任者の押印が必要です。委任状の様式も運輸支局のウェブサイトからダウンロードできます。​
実際の手続きでは、譲渡証明書・委任状・印鑑証明書をホチキスで一緒に止めて保管し、紛失しないようにすることが推奨されています。これらの書類は再発行が困難または手間がかかるため、受領後はすぐに手続きを行うか、厳重に保管しましょう。​

軽二輪 譲渡証明書 提出先と受付時間の確認方法

軽二輪の譲渡証明書を使った名義変更手続きは、新所有者の住所を管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所で行います。管轄は都道府県や地域によって異なるため、事前に国土交通省のウェブサイトで確認する必要があります。
参考)陸運局でバイク名義変更手続き!バーチャルツアー!【軽二輪編】

運輸支局の受付時間は通常、平日の午前8時45分から午後4時頃までで、土日祝日は休業しています。昼休み時間は窓口が閉まる場合もあるため、午前中早めの時間帯か午後の早い時間に訪問することをおすすめします。申請書類の作成には30分から1時間程度かかることもあるため、時間に余裕を持って訪問しましょう。​
運輸支局には売店があり、そこで申請用紙一式を購入できます。初めて手続きを行う方は、窓口で記入方法を教えてもらいながら書類を作成することも可能です。記入する際には車検証(軽自動車届出済証)の情報が必要なので、必ず持参してください。​
名義変更の期限について、道路運送車両法では車両の譲渡から15日以内に手続きを行うことが定められています。期限を過ぎても罰則はありませんが、自動車税の納税通知が旧所有者に届いてしまうなどのトラブルが発生する可能性があるため、できるだけ早めに手続きを済ませることが重要です。
参考)【FP監修】車の譲渡証明書の書き方は?どこでもらう?注意点も…

遠方の運輸支局に行く必要がある場合や、平日に時間が取れない場合は、行政書士などの代行業者に依頼することも検討してください。代行手数料は4,500円程度が相場で、書類を郵送すれば全国どこからでも依頼できます。​
参考:軽二輪の名義変更の詳しい手順とOCRシートの記載例を解説している行政書士サイト
参考:国土交通省が提供する公式の譲渡証明書様式(PDF)のダウンロードページ

 

 


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