パイプフレーム車検通る条件と構造変更申請の注意点

パイプフレーム車検通る条件と構造変更申請の注意点

パイプフレーム車検

DIYで溶接したパイプフレームは強度証明なしで車検不合格になります。


参考)http://mackiescustomcycles.com/kaizoukouninn.htm


この記事のポイント
📋
構造変更申請が必要

フレーム改造には強度検討と構造変更検査が必須で、未届は違法

⚙️
溶接部の確認が重要

各接合部分の溶接状態が不良だと堅ろう性が認められず不合格

車検期間がリセット

構造変更申請日から2年後が新たな車検満了日になる

パイプフレーム車検で構造変更申請が必須となる理由


バイクのフレームをパイプフレームに改造した場合、保安基準を満たすために構造変更申請が義務付けられています。フレームは車両の骨格部分であり、走行時の安全性を左右する最も重要な部品です。そのため、フレームに手を加えた場合は必ず強度検討を行い、運行に十分耐えられることを証明する必要があります。


参考)https://www.goobike.com/magazine/maintenance/cost/21/


車枠及び車体は堅ろうで運行に十分耐えるものでなければならず、視認等により審査されます。つまり車検時には、溶接部分や接合部の状態を目視でチェックされるということですね。


参考)https://www.naltec.go.jp/publication/regulation/hbh5ss0000002mk7-att/gtg5d20000002j0n.pdf


未届のままフレーム改造を行うと違法改造となり、車検に通りません。たとえ自分で丁寧に溶接したとしても、強度証明書がなければ検査員は安全性を判断できないためです。構造変更及び必要な強度検討を行えば正規登録可能です。


フレーム改造は安全基準に直結するため、他のカスタムパーツとは扱いが異なります。マフラーやハンドルの変更とは違い、フレームの改造は車両の構造安全性そのものを変更する行為だからです。


参考)改造バイクは車検に通るのか?通らない場合の対策も紹介! : …


パイプフレームの溶接部確認ポイントと不合格事例

車検では、パイプフレームの各溶接部分の溶接状態が重点的に確認されます。バイクの場合、燃料タンクの下位置部分に多く損傷が表れる場合が多く、ダウンチューブ(車両の下に位置するフレーム)の確認が特に重要です。


参考)https://www.araiaa.jp/ainet/help/pdf/tenpo_manual_2w.pdf


溶接部分に衝撃が加わると、塗装の剥がれやクラックが発生しやすくなります。溶接を施した箇所の状態を確認することが基本となるんですね。


フレームが著しく損傷していると、堅ろうとは認められず車検不合格になります。具体的には、溶接部分の割れや錆による穴あき、溶接不良による接合部のゆるみなどが該当します。フレームに穴が空いている場合、溶接修理を行わないと車検取得は不可能です。


参考)フレームが腐食サビにより穴が空き車検取得不可となってしまった…


振動や衝撃によりゆるみを生じないようになっていることも基準の一つです。パイプフレームの接合部がボルト固定の場合、ボルトの緩みがあると不合格になります。溶接部分も同様で、溶接強度が不足していると判断されれば通りません。


DIYでの溶接修理は、専門知識がないと強度不足になりがちです。アルミフレームの溶接には特殊な技術が必要で、補強材の挿入なども適切に行う必要があります。


参考)修理について


パイプフレーム構造変更申請の手続きと必要書類

構造変更申請を行う際は、改造内容を証明する書類を揃えて運輸支局に提出します。排気量が250cc超のバイクは車検が必要で、構造変更申請が義務づけられています。


参考)バイクを買ったらカスタムしたい!構造変更した時の申請手続きは…


フレームの改造には強度証明書的なものを提出し、特別な試験に合格する必要があります。この強度証明は、改造後のフレームが保安基準を満たす強度を持つことを示す重要な書類です。専門の業者や検査機関に依頼して作成してもらうのが一般的ですね。


参考)自動車のパイプフレーム化について。 - 以前、パイプフレーム…


構造変更申請をすると、申請日から起算して2年後が車検満了日となります。つまり、元の車検期間が1年残っていても、構造変更した時点で新たに2年間の車検期間が設定されるということです。車検の期間を無駄にしないよう、注意しておく必要があります。


参考)カスタムしたバイクはバイク保険に入れる?加入後に改造した場合…


申請には改造前後の写真、改造内容を記載した書類、強度計算書などが必要になります。書類等の申請が不要なパターンもありますが、フレーム改造の場合は該当しません。


参考)『 合法と違法の境界線 』|TAK♪のブログ|. - みんカ…


日本特殊車輌協会では改造車の製作から改造申請届出までをフルサポートしています。自分で申請手続きが難しい場合は、こうした専門機関に依頼するのも一つの方法です。


参考)車両改造及び公認取得のご案内|日本特殊車輌協会


日本特殊車輌協会による改造申請サポート(構造変更の公式手続き情報)

パイプフレーム車検に通るカスタムと通らないカスタムの違い

軽微な変更なら構造変更申請は不要ですが、フレームの改造は軽微とは見なされません。ハンドル変更、ホイールサイズ変更、シート変更などは構造変更検査で対応できますが、フレームそのものの改造は別格の扱いです。


参考)カスタム車両の方


フレームを溶接して形を変えたり、強度を弱めるような改造を行うと、安全基準を満たさないため車検に通りません。パイプフレーム化は形状も強度も大きく変わるため、必ず事前の強度検討が必要です。


公認パーツを使用することで車検を通しやすくなりますが、パイプフレームの場合は公認パーツという概念が当てはまりません。マフラーやサスペンションなら認定パーツがありますが、フレームは車両ごとの個別審査になります。


改造内容を事前に確認しておくことが大切です。特定のパーツが車検に通らない場合は外して車検を受ける方法もありますが、フレームは外せないので事前確認が重要になります。専門店に相談し、車検に影響しない範囲でカスタマイズすることもできます。


車台番号エンジン番号には手を加えずフレーム改造を行うことが前提です。これらに手を加えると別の問題が発生するため、絶対に避けなければなりません。


パイプフレーム車検で見落としがちな細かい基準と対策

フレーム以外の部分でも車検に落ちる要因は多数あります。タイヤの溝が1.6mm以下だと不合格で、スリップサインが出ていると通りません。


参考)車検の基準とは?車検に通過できない要因や必要なものについても…


車体は車枠に確実に取付けられ、振動・衝撃等によりゆるみを生じないようになっている必要があります。パイプフレーム化した際、エンジンマウントやサスペンション取り付け部の強度も同時に確認すべきです。


タンク下のフレーム構造まで車検で診るわけではないという意見もありますが、視認で確認できる範囲は必ずチェックされます。実際、外観からフレームの状態を判断されるため、溶接ビードの仕上がりや塗装状態も重要になります。


参考)バイクのフレーム加工、車検について。ドラッグスター400です…


フレームの歪みで車検が通らないことはありませんが、結果として足回りが歪み、サイドスリップが規定値に収まっていなければ不合格です。パイプフレーム製作時の精度が悪いと、こうした二次的な不具合が発生します。


参考)『車検に通らないフレームの歪みってどのくらいからでしょう..…


腐食でフレームに穴が空くと車検に通らなくなります。パイプフレームは錆に弱い部分があるため、防錆処理を十分に行う必要があります。車体を支えるフレームの強度を保っていないとみなされるからです。


参考)錆で車体が腐食していたりフレームに腐食がある場合でも車検に通…


事前に改造内容が車検に通るかどうかを確認しておくことで、無駄な手戻りを防げます。バイク専門の車検業者に相談すれば、カスタム車両に対応できる範囲が広いです。


愛知県名古屋市のカスタム車両専門バイク車検(構造変更の実例が豊富)






商品名