

ステーターが壊れても最初は普通に走れてしまいます。
ステーターとはバイクの発電装置であるジェネレーター内にある、固定式のコイル部品のことです。エンジンの回転力を利用して磁石(ローター)がステーター周囲を回転すると、コイルに電気が発生する仕組みになっています。
参考)https://www.goobike.com/magazine/maintenance/repair/170/
この発電された電気は交流(AC)の状態で、電圧も不安定な高い値です。そのため、レギュレーターという別の部品で直流(DC)に変換し、約14Vの充電に適した電圧に調整されてからバッテリーに送られます。つまり、ステーターで電気を作り、レギュレーターで整えるという2段階のプロセスです。
参考)バイク ステーターコイル 故障 症状 原因 交換時期 対処法
ステーターは「固定子」とも呼ばれ、その名の通りエンジンケース内で動かず固定されています。一方、その周りを回転する磁石側の部品はローターと呼ばれ、この2つが揃って初めて発電が可能になります。オイルで冷却されながら稼働するため、オイル温度の影響を受けやすい部品です。
参考)ステーターとローターの違い: 機能、部品、その他-富田電機
発電しなければバイクはバッテリーの電力だけで動くことになり、数キロ走っただけで完全に停止してしまいます。
それほど重要な役割です。
参考)ハーレー ショベル充電不良!ステーターコイル・レギュレーター…
ステーターとレギュレーターは充電系統の中で異なる役割を担っています。ステーターは発電だけを行い、レギュレーターは電気の整流と電圧調整を行う部品です。
参考)充電系統...
車のオルタネーターは発電から電気の整流まで一体で行いますが、バイクはステーターとレギュレーターで役割が分かれています。このため、充電不良が起きた場合、どちらの部品が故障しているのかを見極める必要があります。
診断方法としては、エンジンをかけた状態でバッテリー端子間の電圧を測定します。アイドリング時で13.5〜14.8V程度が正常値です。これより低い場合は故障の可能性が高まります。
ステーターから電気が来ているかを確認し、レギュレーターからの出力も確認すれば、故障箇所を特定できます。両方が正常に機能して初めて、安定した充電が可能になるということですね。
ステーターコイルには明確な交換時期の目安がありません。メーカーも「走行○万kmで交換」といった具体的な指標を示しておらず、使用環境や乗り方によって寿命に大きな差が生まれます。
参考)ステーターコイルとオルタネーターの違いは!? それぞれの交換…
実例として、10万km以上無故障で走行できるケースもあれば、2〜3万kmで突然故障することもあります。別の事例では、Z1000J系で最も早かったものは2万km台、逆に5万km超でもまだ使えているものがあったと報告されています。
参考)DIARY|KAWASAKI Z 専門店 PAMS(パムス)
寿命に影響する主な要因は熱です。暑い季節の連続走行が多かったり、チューニングエンジンでオイル温度が高めだったりすると、寿命は短くなる傾向にあります。空冷車の場合は特に熱条件が厳しく、ラジエターによる冷却ができないため注意が必要です。
走行距離だけでなく、年式や保管状況も関係します。定期的にテスターで確認し、電圧異常の兆候を早期に発見することが大切です。
参考)https://ameblo.jp/so19682000/entry-12810326522.html
ステーターコイルが故障すると、まずヘッドライトやテールランプの明るさが不安定になります。走行中にライトが点滅したり、急に暗くなったりする症状は非常に危険です。
エンストの頻発も典型的な症状の1つです。特に高回転時や長時間の走行後にエンストが起きやすくなります。これはエンジン負荷が高まる状況で、ステーターコイルの発電能力の限界が露呈するためです。信号待ちなどアイドリング状態が続くと、発電量が少なくなりバッテリーだけでは電装部品を動かせなくなります。
メーターパネルの表示が薄くなる、ウインカーが正常に点滅しない、ホーンの音が弱くなる、電動スターターが回らないといった症状も現れます。
これらはすべて電力供給不足が原因です。
プラグの火花も影響を受けます。正常であれば強く鮮明な青白い火花を発しますが、ステーターコイルに問題があると火花が弱くなったり不安定になったりします。走行中にエンジン警告灯が点灯した場合は、致命的トラブルの発生を意味しています。
参考)http://www.umemuraheavyindustry.fuyu.gs/act2v17.html
最初はバッテリーの蓄電で走れても、いずれ完全停止します。
早急な対処が必要です。
ステーターコイルの交換費用は部品代と工賃を合わせて約6万円が一般的な相場です。具体的な内訳として、2007年型GSX-R600の実例では、ステーターアッシ3万3900円、ガスケット類1030円、カバージェネレーター1万200円、工賃9800円で総額6万203円でした。
参考)2007年型 GSX-R600 ステーターコイル交換(FAS…
部品単体の価格帯を見ると、モノタロウやデイトナなどの汎用品では4000円から5万円台まで幅があります。純正部品やレース仕様の高性能品になると5万円を超えることもあります。楽天市場でも同様の価格帯で販売されており、車種によって適合品が異なります。
作業時間の目安は2時間程度です。クランクケースのカバーを外し、ステーターコイルを取り出して新品に交換し、ガスケットやOリングも同時に交換する必要があります。時間工賃を5000円と設定しているショップが多く、作業内容によって1.4〜1.5倍の料金設定になる場合もあります。
放置すれば走行中の突然停止というリスクがあるため、症状が出たら早めの交換が推奨されます。
夜間走行時のライト消失は特に危険です。
修理依頼の際は、レギュレーターも同時にチェックしてもらうと安心です。
グーバイク - ステーターコイルの故障原因と交換方法の詳細
パムス - ステーターコイルの消耗と寿命に関する実例データ

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