

ブースト圧を上げすぎるとエンジン破損で修理費30万円以上かかります。
ターボチューンとは、バイクのエンジンに取り付ける過給機を使ったカスタム手法のことです。ターボチャージャーは排気ガスの圧力でタービンを回転させ、その力で空気を圧縮してエンジンに押し込みます。通常エンジンはガソリンと空気を混ぜた「混合気」を燃焼させて動力を生み出しますが、ターボを使えば同じエンジンサイズでも混合気の量を増やせるため、排気量を変えずにパワーアップが実現できるわけです。
参考)https://www.goobike.com/magazine/maintenance/custom/79/
エンジンを大型化すると重量増加で扱いにくくなる問題がありますが、ターボならそのデメリットを回避できます。つまり軽量性を保ったまま高出力化できるということですね。
実際の効果として、125ccのバイクでも250cc相当のパワーを得ることが可能です。CB250Rにターボを装着した事例では、ノーマルの馬力から45馬力まで向上し、ほぼ倍増という結果が出ています。モンキーのような小排気量バイクでも、ノーマル3馬力から16馬力超へと大幅なパワーアップを達成した実例があります。
参考)https://2rinkan.blog.jp/wakou-2rinkan/2225627
ターボキット本体の価格は40万円から80万円が相場ですが、実際に走行可能な状態にするには周辺パーツと工賃が必須です。強化クラッチは5万円から10万円、インタークーラーやパイピングに10万円から20万円、ECUセッティングに5万円から15万円かかります。さらに工賃として10万円から30万円、その他油脂類で2万円から3万円が必要になるため、総額は77万円から141万円程度を見込んでおくべきです。
参考)86はターボ化で壊れるのか?費用とデメリットをデータで徹底解…
安心して乗れる仕様を目指すなら100万円以上が現実的な予算となります。ターボキット本体だけを見て「意外と安い」と感じても、実際に必要な費用を積み上げるとかなり高額になるということですね。
維持費の面でも燃費悪化は避けられません。ターボ化によるパワーアップは多くの燃料を消費することと引き換えに得られるため、リッター2kmから4km程度の燃費悪化が見込まれます。この燃費悪化もターボ化にかかるトータルコストの一部として、あらかじめ計算に入れておく必要があります。
ガソリン代の増加は確実です。
ブースト圧を適切に管理しないと、エンジンにノッキング(異常燃焼)が発生し、最悪の場合エンジン本体が壊れてしまいます。ターボは吸気時に過給しますが、一定の過給圧になったらアクチュエーターを作動させて制限しないと、エンジンが深刻なダメージを受けるのです。ブーストアップをした場合にはECU(エンジン制御コンピューター)の見直しも必要になります。
参考)ターボ車のチューニング・自動車のメンテナンスとチューニング(…
適切な設定例として、高負荷時では4000rpm以上で1.2kg/cm²、ストリート走行では1.3kg/cm²程度が安全な範囲とされています。目標ブースト圧を1.5kg/cm²とした場合、0.2kg/cm²程度のオーバーシュートを許容するセッティングもありますが、これはブーストコントローラーの精度に大きく依存します。0.2kg/cm²は大気圧の約20%に相当し、タイヤ空気圧でいえば約2気圧分の変動幅です。
参考)チューンドターボ車のブースト圧制御:許容オーバーシュートと安…
ブースト圧漏れのチェックも重要です。タービン回りには多くの細いバキュームホースがあり、これらのホースは経年変化で劣化し硬化します。見えないような小さな穴でも圧漏れが発生し、本来の性能が発揮できなくなります。ホースが抜けていても0.5kg/cm²くらいのブースト圧は出るので、気づかないまま走行しているケースも多いのです。
定期的な点検が必須ということですね。
参考)https://www.buhindo.com/blog/boost/
ターボやスーパーチャージャーを後付けすることで車検に影響を及ぼすことはありません。一見するとヘビーチューニングになるため車検が心配になりますが、過給機の追加自体は車検の妨げにならないのです。ただしマフラーや排気系の改造が伴う場合、騒音規制に注意が必要となります。
参考)チューニングの【車検基準】ターボを追加したいのですが、問題あ…
ブローオフバルブについては注意点があります。アフターパーツの大気開放式ブローオフバルブを取り付けている場合には、車検に通りません。ブローオフバルブから排出されるのは「ブローバイガス」と呼ばれるもので、これを大気に放出すると保安基準違反になるためです。社外品に交換したい場合は、必ず車の専門業者と相談しながら検討することをおすすめします。
エンジン本体を載せ替える場合は構造変更の届け出が必要です。車検証には原動機の型式を記載する欄があることからも分かるように、本来のエンジンとは異なるものが搭載されていると車検には通りません。しかし構造変更の届け出を出せば合法的に公道を走行することが可能となります。車検証に記載される原動機の型式も書き換えられます。
ターボの故障で最も多いのがタービンブローです。エンジン出力の大幅な低下が起こり、アクセルを踏み込んでも一定以上のスピードが出なくなります。高速走行時や坂道での加速力が大幅に落ち、燃費の悪化も生じるのが特徴です。タービンブローの状態によっては、タービンの破片がエンジン内部に吸い込まれてしまい、エンジン本体が深刻なダメージを受け、走行不能になるケースもあります。
参考)タービンブローの症状と対策をチェック!修理前に押さえておきた…
激しい異音や白煙が発生している場合は、安全な場所へ停車してください。
異音や白煙は致命的です。
修理費用はターボの新品交換で10万円から30万円程度かかります。リビルト品での交換であれば5万円から15万円程度に抑えることが可能です。修理の場合はタービン内部のベアリングやオイルシールの交換などが主な作業となり、費用は3万円から10万円程度が目安となります。診断にかかる費用は5,000円から1万円程度が一般的です。
参考)【軽自動車ターボの寿命は短い?】軽自動車ターボの点検と整備の…
故障を防ぐにはエンジンオイルの管理が最重要となります。タービンブローの主な原因はエンジンオイルの不足や劣化、そして不適切な運転方法です。オイルが劣化すると冷却効果が減少し、部品の過熱が進行します。メタル接触が増え、摩擦熱や摩耗が進行し、損傷が発生するのです。
オイル交換を怠らないことが基本です。
参考)【軽自動車ターボオーナーは必見!】ターボ故障の症状と対処法を…
ターボキットの取り付けは専門知識と専用工具が必要な作業です。エンジンルームのスペースは限られており、どうやって手を入れるかも問題になります。一般的にはエンジンを降ろして取り付けるパターンと、ミッションを降ろして取り付けるパターンがあります。
参考)https://www.goobike.com/magazine/maintenance/attachment/47/
取り付け時にはクリアランスがすべてギリギリになる場合が多く、ボルト穴のガタを利用して当たらない方向に振る必要があります。あまりに近すぎる場所、それも発熱が予想される場所には熱対策を徹底的に施していきます。ハーネスが近い場所には耐熱テープを巻き、ラジエーターファンのハーネス取り回しも変更が必要です。
参考)Z34制作記「愛のむちむちVer.Ⅱ」-003 いよいよター…
エキマニ(エキゾーストマニホールド)を交換する際には、ヘッドに新たにスタッドボルトを一本追加しなければならないケースもあります。これには特殊なドリルを使って横から位置出しをしたポイントに穴を開け、タップでねじ山を切り、そこにスタッドボルトを埋め込む作業が必要です。この作業だけでも気が遠くなるほど手間がかかります。
HKSやBLITZ、TRUSTといったメーカーが信頼性の高いターボキットを提供しています。Trask Performanceはハーレー向けにボルトオンターボキットをラインナップしており、ストックエンジンを前提にした「ステージ1」と120ci以上の大排気量カスタムエンジンに最適な「ステージ2」の2種類があります。湧き出るようなパワーはもちろん、タービンやブローオフバルブのターボ特有のサウンドもまた、ライディングをより一層楽しいものにします。
音の変化も魅力の一つですね。
参考)【Trask Performance】ボルトオンターボキット…
グーバイク公式:バイクのターボ化でパワーアップの詳細解説
カスタムワールド:Trask Performanceボルトオンターボキット取り扱い情報

Turbo Race ドラッグチューンカー If She Don't Blow I Don't Want Her 長袖Tシャツ