

「RS 660は軽量だから立ちごけしても修理代が安い」は完全な誤解です。実際は片側倒すだけで約38万円の出費になります。
RS 660 ('23) は659cc並列2気筒エンジンを採用し、最高出力は100PSを発揮します。数値だけ見ると過激ですが、実際の走りは非常にフラットです。3,000回転からトルクが立ち上がり、街乗りでも扱いやすさが際立ちます。つまりミドルクラスでも疲れにくいということですね。
一方、5,000〜9,000回転の伸びは「ツインの常識を覆す鋭さ」と言われます。ライダーが意図した通りに加速し、電子制御の介入も自然です。
いいことですね。
※エンジン特性データ出典:Aprilia公式スペック(2023年モデル)
このモデルの大きな魅力は、IMU(加速度・ジャイロセンサー)の精度が高いこと。横Gや前後の傾きを毎秒200回以上も解析し、トラクション・ABS・エンジンブレーキの全制御に反映します。結論は、電子制御の完成度がライバル機を凌駕しているということです。
特に、コーナリングABSが優秀で、傾いたままでも制動を失わない性能は峠道での安心感を大きく変えます。つまり、上級者だけでなく初心者にもメリットがあるということですね。
実際の試乗では、クイックシフターによる上り下りの変速がスムーズで、半クラッチ操作がほぼ不要。
疲労軽減に直結します。
購入前に軽視されがちなのが維持費です。オイル交換は純正で1回約1万8千円、タイヤ交換は純正ピレリ製で前後9万円ほど。つまり国産600ccスポーツの1.5倍ということです。
さらに、サイドカウル片側を交換するだけで約18万円。転倒1回で総額30万円以上になることもあります。
痛いですね。
ただし、対策もあります。並行輸入パーツを扱う欧州サイト「Omnia Racing」を活用すれば、純正品を約25%割安で購入可能。
リスクを避けつつ賢く節約できます。
見た目はスーパースポーツそのものですが、ハンドル位置は意外と高く、シート高も820mmと低め。街乗りポジションでも腕が詰まらない構造です。つまりツーリングでも疲れにくい設計ということですね。
さらに、純正スクリーンの防風効果も高く、時速100kmでも上体が安定します。
高速クルージングが快適です。
ただし、標準シートはやや硬め。長距離派にはゲルシートの導入をおすすめします。バイクショップでも2万円前後で入手可能です。
性能を活かしたいなら、ECUチューニングとスリップオンマフラーが効果的です。特にSC-Project製マフラーは3.8kg軽く、低速トルクが向上します。
いいことですね。
一方で注意したいのが、違法改造。日本では排気音量規制が厳格化され、2024年以降のモデルは「94dB超」で検査不合格となります。
つまり車検を通らないということです。
安心して楽しむなら、Eマーク付きの認証マフラーを選ぶのが原則です。RS 660専用パーツも増加傾向にあります。
Aprilia公式ディーラーサイトでは、保証対応できる合法カスタム一覧が確認できます。
Aprilia公式 RS 660 モデル情報(合法対応パーツ欄あり)
中古市場では2023年モデルの平均価格は約138万円。国産600ccクラスより25~30万円高い水準です。ただ、走行距離5,000km以下であれば整備状態が良い車両が多く、故障報告は少ない傾向にあります。
つまり中古でも十分狙えるということですね。
また、保証付き認定中古車なら1年保証が付与されるケースもあります。
購入時の安心につながります。
相場を確認するなら、「gooBike」や「BikeBros」などの掲載データが有用です。
BikeBros 中古RS660情報ページ(価格比較に最適)
総じて、RS 660 ('23) は軽さと高性能を両立しつつも、維持コストやパーツ代には落とし穴があります。知識を持って選べば、長く楽しめるイタリアンスポーツです。