

知っておくべきDPFの基本を解説します。
なぜバイクにはDPFが不要なのでしょうか?
バイクにDPFは不要です。
DPF(Diesel Particulate Filter)は、ディーゼルエンジンの排ガスに含まれるPM(粒子状物質)を捕集する装置です。日本では自動車NOx・PM法にもとづき、ディーゼル車へのDPF装着が義務付けられています。
参考)ディーゼル車の強い味方! PMを取り除く ディーゼル粒子フィ…
フィルターは多孔質セラミックスで作られており、排ガスが壁を通り抜ける際に90%以上のPMを除去します。
つまり環境保護の必須装置です。
メーカーによってDPD(いすゞ)、DPR(日野)など呼び方が異なりますが、基本機能は同じです。
街中で見かけるディーゼル車のほぼ全てにDPFが標準装備されています。排ガス規制の強化により、現在では乗用車から大型トラックまで幅広く搭載されている状況です。
参考)DPFって何? ディーゼル車の排ガスをクリーンにする仕組み|…
DPFは捕集したススを定期的に燃やして除去する「再生」機能を持ちます。再生が行われないとフィルターが目詰まりを起こし、本来の浄化性能が発揮できなくなるからです。
参考)DPFの目詰まりを予防!DPFに備わる「再生」機能とは?DP…
再生の周期は一般的な走行で200km前後、時間にして45km/hで30分程度の走行が必要です。気候や走行状況によって変動しますが、数百kmごとに自動再生が開始されます。
これは必須のメンテナンスサイクルですね。
参考)【150プラド】ディーゼル車のDPF再生中ってなに?(ブラッ…
自動再生が完了しない場合は手動再生や強制再生が必要になりますが、強制再生を何度も繰り返すとDPF内の触媒が溶損する可能性があります。手動再生にはアイドリング後にDPFボタンを押して完了まで待つ作業が伴います。
ディーゼルエンジンは高圧縮に対応した堅牢性が必要なため、エンジンが大きく重くなります。バイクは小型で軽量な車体設計が求められるため、ディーゼルエンジンの重量増加は致命的なデメリットです。
参考)https://forride.jp/motorcycle/diesel
高回転域での性能不足も大きな問題です。ディーゼルエンジンはストロークによる高圧縮で低速トルクに優れる反面、高回転が苦手でレスポンスが鈍く振動も大きくなります。高回転でリニアなレスポンスを求められるバイク用エンジンとは相性が悪いということです。
参考)なぜディーゼルエンジンのバイクは一般的でないのか?その理由と…
製造コストと市場ニーズの不一致も理由の一つです。複雑な作りと特殊な燃料供給方法が必要で、スムーズな走行性能を実現する設計にはさらにコストがかかります。過去にいくつかの実例は存在しましたが、商業的な成功には至りませんでした。
参考)★なぜディーゼルエンジンのバイクが存在しないのか? - 気に…
DPFが故障すると修理費用は30万円~100万円という高額になります。小型トラックで30~40万円、4トントラックで50~60万円、10トントラックでは総額100万円を超えるケースもあります。
参考)DPF修理清掃
故障の兆候はインジケーターランプの点灯です。点灯を確認したら早めのメンテナンスが必要になります。DPF本体の交換となると20万円~50万円かかるため、できるだけ洗浄や再生で済ませるのがコスト面で有利です。
バッテリーの電圧不足もDPF再生に影響を与えます。電力が不足するとDPF再生が中断され、フィルターが詰まりやすくなる悪循環が発生します。バッテリー交換後には電流積算値リセット(BMSリセット)が必須です。
一般的なバイクにディーゼルエンジンは搭載されていないため、ライダーがDPFを意識する機会はほぼありません。しかし例外的にドゥカティ・ディアベルには「ディーゼル」というモデル名が存在します。
このモデルは2017年に登場した666台限定のスペシャルモデルで、イタリアのアパレルブランド「Diesel」とのコラボレーション車両です。名前にディーゼルが入っていますが、実際のエンジンは水冷1198.4ccのガソリンエンジンを搭載しています。
つまり名前だけですね。
バイクでディーゼルエンジンに興味を持つ場合、アドベンチャーライディングや商業利用などの特殊用途が考えられます。高トルクと頑丈なエンジンは遠隔地での信頼性を提供しますが、現実的には市場に流通していません。
参考)ディーゼルバイク:ディーゼルエンジン搭載のオートバイの調達と…
DPF再生の頻度を減らすには走行方法の工夫が有効です。常用回転域を1500rpm前後に設定し、流れに沿って迅速に車速を上げることで再生インターバルが延びます。
参考)ディーゼル DPF トラブル改善にむけて - RECHARG…
燃費を度外視して高めの回転数で走行すると、再生の間隔が200km~300kmに改善されるケースがあります。エアフィルターと燃料フィルターの定期交換も再生インターバルの改善につながります。
定期的な点検が重要です。
DPFクリーニング製品を使用すればエンジン性能の最適化と燃費改善が期待できます。不燃性で中性、無灰の安全設計により、車両装着のままクリーニングが可能な製品もあります。DPFの寿命延長によるメンテナンスコストの削減効果も見込めます。
参考)ウルトジャパン公式

DPF ディーゼル互換品 パティキュレート フィルター フレキシブル パイプ 対応車種: BMW互換品 X1 SDRIVE E81 18307812283 SR-BB-2492