ノビータイヤとは?選び方・寿命・メンテナンス・公道走行の注意点

ノビータイヤとは?選び方・寿命・メンテナンス・公道走行の注意点

ノビータイヤとは 選び方 寿命 メンテナンス

モトクロスタイヤで舗装路を走ると違反になります。


この記事のポイント
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ノビータイヤの種類と特徴

デュアルパーパス、エンデューロ、モトクロス、トライアルなど用途別に設計されており、ブロックの高さや間隔が異なります

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公道走行の注意点

モトクロスタイヤなどレース専用タイヤは公道走行不可のため、使用すると道路交通法違反となり罰金の対象になります

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寿命とメンテナンス

タイヤの寿命は3~5年が目安で、舗装路走行が多いと摩耗が早まるため空気圧管理や定期点検が重要です

ノビータイヤの基本構造と特徴


ノビータイヤ(Knobby tire)は、トレッド面がいぼ状のパターンを持つタイヤで、日本では「ブロックタイヤ」と呼ばれることが多いです。このいぼ状に突き出したゴム製のブロックが、表層が柔らかい路面に食い込むことで、一般的なタイヤよりも高い駆動力を発揮します。


参考)ノビータイヤ - Wikipedia


オフロードバイクやATVなどには工場出荷時点で装着されることが多く、未舗装路での走行に最適化されています。ブロックの高さや間隔は使用目的によって多種多様に設定されており、未舗装路での性能を重視した製品ほどブロックが高く間隔が広くなります。


ただし舗装路面での性能とはトレードオフの関係にあります。未舗装路向けの設計になるほど、舗装路面での操縦性やグリップ性能が低下し、摩耗も早くなる傾向があるということですね。


ノビータイヤの種類と用途別の選び方

バイク用のノビータイヤは、大きく分けて5つのタイプがあり、それぞれ異なる特性を持っています。


デュアルパーパスタイヤ(トレールタイヤ)は、公道走行可能なオフロードバイクに出荷時点で装着されることが多いタイプです。ブロックの接地面積は比較的大きく、間隔も狭めに設計されているため、舗装路と未舗装路の両方をバランスよく走行できます。日常的に公道を走りながら、週末にオフロードを楽しむライダーに最適です。


エンデューロタイヤは、エンデューロ競技用として設計されたタイヤで、デュアルパーパスタイヤよりもオフロード性能を重視しています。モトクロスタイヤよりもブロックの山が低く、石や岩、倒木など様々な障害物を走破できるオールラウンドな性能が特徴です。


公道走行可能な製品もあります。



参考)【ちょっと豆知識】Vol.18 モトクロスとエンデューロの違…


モトクロスタイヤは、モトクロス競技用として設計されたタイヤで、ブロックは小さく間隔は広めです。土や砂、泥など路面状態に合わせて専用タイヤを使い分けます。一般舗装路での使用は考慮されておらず、公道走行での使用は認められていない製品がほとんどです。
参考)モトクロスとエンデューロの違いについて解説


トライアルタイヤは、トライアル競技用に設計されたタイヤで、正方形のブロックを比較的狭い間隔で配置した「キャラメルパターン」が特徴です。ダートトラックタイヤは、ダートトラックレース用で比較的低いブロックが狭い間隔で配置されています。左方向への周回に適したブロック形状の製品もあります。
用途に合わせた選択が基本です。


ノビータイヤの公道走行における法的規制

アメリカでは米国運輸省(DOT)によって舗装路面でも使用可能なノビータイヤのテストが行われており、これに承認された「DOTノビータイヤ」でなければ公道を走行することは認められません。


日本においても、モトクロスタイヤなどのレース専用タイヤは公道走行が認められていない製品がほとんどです。公道走行不可のタイヤで公道を走行した場合、道路運送車両法に基づく整備不良として取り締まりの対象となる可能性があります。


公道走行を前提とする場合は、必ずデュアルパーパスタイヤや公道走行可能と明記されたエンデューロタイヤを選ぶ必要があります。タイヤ購入時には必ず公道走行の可否を確認することが条件です。不明な場合は販売店やメーカーに問い合わせましょう。


違反すると整備不良として反則金や罰金の対象になるため、十分注意が必要です。


ノビータイヤの寿命と交換時期の見極め方

バイクのタイヤの寿命は3~5年が一般的な目安とされています。使用開始から3年程度は品質上の問題はないとされていますが、使用環境や保管環境により早期に交換が必要となるケースもあります。


参考)https://www.dirtbikeplus.jp/blog/blog_20211026


タイヤの交換時期を判断する指標は、摩耗度合いと使用年数の2つです。新品時のタイヤは柔軟性があり路面をしっかり捉えることができますが、使用開始から3年以上経過している場合、あまり走行していなくても硬化による性能低下が懸念されます。


参考)スタッドレスタイヤの寿命は3年~5年が目安!その理由と長持ち…


特にノビータイヤは、未舗装路での性能を重視した製品ほどブロックが高く間隔が広くなるため、舗装路面での摩耗が早くなる傾向があります。舗装路を多く走行する場合は、デュアルパーパスタイヤを選ぶか、より舗装路寄りの設計の製品を選択することで寿命を延ばせます。


ブロックの高さが著しく減っている場合や、タイヤ表面にひび割れが見られる場合は、使用年数にかかわらず交換を検討してください。ビード部分に亀裂が入っている場合は即座に交換が必須です。


摩耗状態は定期的にチェックしましょう。


ノビータイヤのメンテナンスと空気圧管理

ノビータイヤを長持ちさせるには、適切なメンテナンスと空気圧管理が重要です。特にオフロード走行時には、路面状況に応じて空気圧を調整することでグリップ性能を最適化できます。


参考)なぜ? どうして? オフロード!! ⑪ 「オフロードではタイ…


オフロード走行では、タイヤの空気圧を低くすることでクッション性が上がるとともに接地面積が増え、路面の凹凸を柔らかく包み込むようにグリップするため、タイヤがスリップを起こしにくくなります。基本的には前後とも1.2~1.3kgf/cm²(117.6~127.4kPa)からスタートし、滑りやすい場合は1.0kgf/cm²(98.0kPa)まで、さらにマディや深砂利では0.8kgf/cm²(78.45kPa)まで落とすことができます。


ただし空気圧を落としすぎると、ビードストッパーを入れていない場合は「バルブもげ」のトラブルを誘発する可能性があります。空気圧を落とすとタイヤのビードをリムに押し付けているチューブの圧力も低下するため、強い駆動やブレーキをかけるとバルブが破損するリスクがあるということですね。


洗浄時には中性洗剤を使用し、高圧洗浄機を使う場合はノズルを拡散タイプにして30cm以上距離を保ちます。同じ部分に連続で水を当てることは避け、洗浄後は十分に乾燥させることが大切です。保管時には直射日光を避け、多湿な場所を避けることでゴムの劣化を最小限に抑えられます。


参考)タイヤの適切な洗い方とポイントを解説!正しい保管方法も分かる…


オフロードバイク専門店によるタイヤ交換時期の詳しい解説(交換工賃の目安も掲載)
空気圧管理だけで走破性が変わります。




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