
LEDフォグランプ(補助灯) 適合 ホンダ スーパーカブ50/プロ / スーパーカブ110/プロ (イエロー)
スーパーカブ110 Liteは2025年4月から導入された新基準原付に対応したモデルで、法律上の最高速度は30km/hに制限されています。この制限は従来の50cc原付と同じ扱いで、速度警告灯がメーター内に装備され、30km/hを超えると点灯する仕組みになっています。新基準原付は総排気量125cc以下で最高出力4.0kW以下のバイクが該当し、原付一種免許で運転できる区分として新設されました。
参考)主な特徴
車体性能としては109ccのエンジンを搭載し、最高出力は3.5kW(4.8PS)/6,000rpm、最大トルクは6.9Nm/3,750rpmとなっています。これは通常のスーパーカブ110が8.0PS/7,500rpmであるのに比べて3.2PS低く抑えられており、出力制限によって法定速度内での走行を前提とした設計です。4速ミッションを搭載し、減速比や変速比は通常の110モデルと同じ設定が採用されています。
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実際の走行では、30km/h制限があるものの110ccエンジンの余裕により、登り坂や発進加速でスムーズな走りを実現しています。従来の50ccバイクと比較して、ストップ&ゴーの多い街中や坂道でも力強い加速感が得られ、快適な通勤・通学が可能です。
参考)スーパーカブ110 Lite
スーパーカブ110 Liteと通常の110モデルの最大の違いは出力制限にあり、馬力で3.2PS、トルクで1.9Nmの差があります。通常モデルの最高速度は実測で90km/h前後に達し、平地では95km/hを確認した報告もありますが、Liteモデルは法定速度30km/hで運用されるため、この性能は発揮できません。youtube
参考)https://autostrada125.under.jp/miss.hc110.html
燃費性能では、Liteモデルが67.5km/Lに対し、通常モデルは67.9km/Lとわずか0.4km/Lの差にとどまっています。実走行での燃費は50km/L以上を維持できるため、経済性の高さは両モデルで共通しています。装備面では、Liteモデルはタンデムステップが省略され、メーター文字盤の速度表示が変更されている程度で、基本構造は通常モデルと同じです。
参考)スーパーカブ110の年間維持費はどれぐらいかかるのか?
価格面では、Liteモデルが34万1,000円、通常モデルが35万2,000円と、Liteの方が1万1,000円安く設定されています。出力制限はECUやスロットル周りで行われていると推測され、吸気系や排気系に大きな変更はないとみられています。
項目 | 110 Lite | 110通常モデル |
---|---|---|
最高出力 | 4.8PS/6,000rpm | 8.0PS/7,500rpm |
最大トルク | 6.9Nm/3,750rpm | 8.8Nm/5,500rpm |
燃費 | 67.5km/L | 67.9km/L |
車両重量 | 101kg | 約105kg |
価格 | 341,000円 | 352,000円 |
スーパーカブ110 Liteは30km/h制限があるものの、109ccエンジンの余裕により0-30km/hの加速は従来の50ccバイクより格段にスムーズです。低回転域でのトルクが6.9Nm/3,750rpmと太く、信号待ちからの発進や街中のストップ&ゴーで快適な走りを実現しています。
登坂性能においても110ccのアドバンテージは明確で、急な坂道でも失速せずに4速のまま登れる余裕があります。通常のスーパーカブ110では500メートル近い標高の坂道も難なく登り、4速60km/h程度の速度で坂道を巡航できる性能がありますが、Liteモデルでも30km/h制限内でのゆとりある走行が可能です。youtube
参考)https://minkara.carview.co.jp/car/honda/supercub110/review/detail.aspx
ロングストローク設計のエンジンは低中速域のトルクを重視した特性で、3速は40-60km/hの速度域でスムーズな加速を実現するワイドレシオとなっています。Liteモデルでは30km/h制限があるため高速域の性能は発揮できませんが、制限速度内での加速感や力強さは従来の50ccを大きく上回ります。
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スーパーカブ110 Liteの燃費は定地燃費値で67.5km/Lと公表されており、実走行でも50km/L以上を安定して維持できます。燃料タンク容量は4.1Lで、満タンで200km以上の航続距離を確保できるため、通勤や日常の足として十分な実用性があります。
年間維持費は走行距離1万kmとして試算すると、軽自動車税2,400円、自賠責保険2,800円(5年一括払い)、ガソリン代32,000円(燃費50km/L、ガソリン160円/Lで計算)、オイル代3,900円(年3回交換)、任意保険17,000円、パーツ代10,000円で合計約68,100円となります。車検が不要で税負担も軽く、経済的な移動手段として優れています。
エンジンオイル交換は走行3,000kmまたは1年ごとが推奨され、ホンダ純正G1オイルで1回あたり1,000円前後、上位グレードのG3オイルでも2,000円程度です。チェーンやタイヤなどの消耗品も量産モデルのため安価で入手でき、自分でメンテナンスすれば工賃を大幅に節約できます。
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メンテナンス性の良さもカブシリーズの特徴で、オイル交換やチェーン調整、タイヤ交換などは初心者でも取り組みやすい構造です。定期的な整備を行えば長期間安全に乗り続けられ、維持費の安さと耐久性の高さで通勤車両として理想的な選択肢となります。
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新基準原付は原付一種として扱われるため、最高速度30km/h、二人乗り禁止、二段階右折義務、最大積載重量30kg以下という交通ルールが適用されます。片側3車線以上の交差点や二段階右折標識がある交差点では、左車線から直進後に方向を変える二段階右折が必須です。
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違反した場合は「交差点右左折方法違反」と「信号無視違反」の2つの違反が適用され、厳しい取り締まりの対象となります。ナンバープレートは従来の原付と同じ白色が交付され、見た目では通常の原付二種と区別がつきにくいため、運転者自身がルールを正確に把握する必要があります。
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スーパーカブ110 Liteには速度警告灯が装備され、30km/hを超えると点灯して速度超過を警告します。また、フロント1チャンネルABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が標準装備され、制動時の安心感を高めています。リアブレーキにはABS機能がないため、急制動時はフロントブレーキの効きに注意が必要です。
新基準原付の導入背景には、2025年11月から適用される新排出ガス規制があり、従来の50ccバイクでの対応が困難なため、110ccや125ccエンジンを出力制限して原付一種として運用する方式が採用されました。原付一種免許のみで運転できるため、免許取得のハードルが低く、通勤や買い物などの日常用途に適しています。
ホンダ公式サイトのスーパーカブ110 Lite特徴ページ
新基準原付の詳細な装備や安全機能について詳しく解説されています。
スーパーカブ110 LiteとクロスカブLiteの詳細比較記事
通常モデルとの詳細なスペック比較や装備の違いが分かります。
新基準原付の交通ルール解説(モーターファン)
二段階右折や速度制限など、新基準原付の交通ルールについて詳しく説明されています。
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