

125ccのバイクでも完走可能です。
ツールドブルーアイランド(通称TBI)は、SSERが主催する四国全域を舞台にした日本最高峰のオフロードラリーイベントです。毎年ゴールデンウィーク期間中に開催され、2026年は4月29日から5月4日までの6日間にわたって行われます。
参考)The 38th TOUR DE BLUEISLAND 20…
つまり1週間近く走り続けるということですね。
総走行距離は約2,000kmに及び、1日あたり250km~400kmを走破します。参加者はコマ図(ルートブック)と呼ばれる世界共通の地図記号を頼りに、舗装路と林道を組み合わせたルートを自力でナビゲーションしながらゴールを目指します。宿泊はテント泊が3~4泊、宿泊施設が1~2泊という過酷な日程です。
参考)オフロードの深みにはまるー「オフロードバイクライフ」by 博…
このイベントは1989年から続く歴史あるラリーで、2026年で第38回目を迎えます。ダカールラリーなど世界のラリーと同じフォーマットを採用しており、日本国内で本格的なラリー経験を積める唯一無二の機会として多くのオフロードライダーから支持されています。
SSER公式サイト - ツールドブルーアイランド
大会の最新情報、エントリー方法、詳細な規則書がダウンロードできる公式ページです。
エントリー費は93,500円(消費税込み)で、4月10日が締め切りです。この費用には競技参加費、公式通知、ゼッケン、計測機器のレンタルなどが含まれますが、宿泊費や食事代は別途必要になります。
参考)https://www.sser.jp/tbi/?page_id=795
意外と手頃な価格設定です。
参加条件として、大会行政検査時点で参加車両の運転に有効な自動車運転免許証の所持が必須です。車両は125cc超のオフロードバイクであればナンバー付き車両で参加可能で、排気量に応じて複数のカテゴリーに分類されます。具体的には、カテゴリーIVが125cc超200cc以下、カテゴリーIIIが200cc超250cc以下、カテゴリーIIが250cc超550cc以下となっており、セロー250やCRF250Lなどの車両で参加する人も多く見られます。
参考)https://www.sser.jp/tbi/wp-content/uploads/2025/01/01-The-37th-TOUR-DE-BLUEISLAND-2025-REGULATION.pdf
未成年者の参加も可能ですが、保護者の承認と署名捺印、責任を持てる同行参加者が必要です。エントリー時には運転免許証、車両の登録証または車検証、自賠責保険証のコピー提出が求められます。クレジットカード決済も可能で、SSER MALLを通じてオンラインで支払いができるようになりました。
サポートカー(四輪車)の同行も可能で、1台につき33,000円に加えて乗車する人数×44,000円の追加料金が必要です。
コマ図(ラリーマップ)は、スタート地点からの累積距離とルート上の情報を簡単な図記号で示した世界共通のナビゲーションツールです。横一列がひと組の情報で、上から順番に追っていく形式になっています。
参考)【再録】コマ図走行・基本のキホン : DOAの思いつき
基本的な読み方は次の通りです。左右二本の線は舗装路、細い一本線は未舗装路(林道)を表します。矢印は進行方向を示し、右折しても左折しても常に進行方向に対しての道路を図式化しています。コーション(注意)マークの本数で危険度が表され、三角形と矢印の組み合わせで坂道の上り下りを示します。
距離情報が重要です。
各コマには「スタートからの累積距離」と「直前のコマからの距離」の2つの数値が記載されており、バイクのトリップメーターと照合しながら現在地を把握します。ただし、制作車両とあなたの走行には誤差があるため、数十メートル程度のズレは気にする必要がありません。
現在地がわからなくなった場合は、間違いなくわかっているコマまで戻るのが正解です。その際、トリップメーターをゼロにリセットし直すことを忘れないようにしましょう。コマ図は専用のマップホルダーに装着して読み進めるのが一般的ですが、クリアファイルやタンクバッグでも代用可能です。
マシントラブルや怪我でリタイヤを余儀なくされる参加者が多数発生するのがTBIの現実です。6日間という長期間のラリーでは、車両の耐久性と自身の体力管理が完走の鍵を握ります。
参考)https://teamkomaren.amebaownd.com/posts/6192135/
転倒はリタイヤの大きな原因です。
実際の参加者の声によると「転倒せず無事に完走すること」をテーマに掲げる経験者も多く、タイム短縮を狙いすぎた結果の転倒がリタイヤにつながるケースが報告されています。特に林道区間(SS:スペシャルステージ)での無理な走行は避け、自分のペースを守ることが重要です。
給油の計画も完走には欠かせません。山中を走るラリーではガソリンスタンドに参加者が集中するため、給油待ちで予定が狂うことがあります。燃料計画を事前に立て、余裕を持った給油タイミングを心がけましょう。
携行缶の準備も検討する価値があります。
装備品では、雨天や夜間走行(ナイトラン)への備えが必須です。ライトのアイコンが付いたSSはナイトランの可能性が高く、強力なヘッドライトと防水装備が必要になります。「雨と夜でも意外に普通に走れた」という経験談もあり、適切な準備があれば悪条件でも対応可能です。
参考)http://a011w.broada.jp/bigoffroadclub/14th-tbi-adven.htm
体力面では、テント泊が続くため十分な休息が取りにくい環境です。睡眠不足は判断力の低下につながり、ミスコースや転倒のリスクを高めます。栄養補給と水分補給をこまめに行い、無理のないペース配分で走り続けることが完走への近道です。
ラリー参加は単なる完走以上の意味を持ちます。世界レベルのライダーと同じコースを走れる貴重な機会であり、固定ゼッケン保持者や海外からのトップライダーと接点を持てる環境です。
参考)The 37th TOUR DE BLUEISLAND 20…
これは使えそうです。
2025年大会では、前年の覇者であるトニー・ミュレック選手や日本のトップライダーである岡本薫選手、藤原慎也選手などが参戦しており、彼らの走りを間近で見ることができます。藤原選手はダカールラリーを目指すトレーニングの一環としてSSERシリーズに参加しており、世界を目指すライダーの練習場としても機能しています。
参考)TOUR DE BLUEISLAND 2025... - S…
オフィシャルとしての参加も選択肢の一つです。エントラントではなくオフィシャル側から大会を支えることで、違った目線からラリーを学べます。運営側の視点を持つことで、次回自分が走る際の判断力向上にもつながります。
コマ図ナビゲーションのスキルは他のイベントでも応用可能です。世界共通のルールで記述されているため、国内外のさまざまなラリーイベントに挑戦する際の基礎力になります。さらに、林道走行技術の向上により、通常のツーリングでも余裕を持った走りができるようになります。
四国の豊かな自然環境を6日間かけて巡る体験は、観光では味わえない深い土地との結びつきを生みます。四国最西南端まで到達するルート設定により、地元の人々との交流や、普段は入れない林道の景色を楽しめる点も大きな魅力です。
チームトロフィークラスに3名以上10名以下のチームで登録すれば、仲間と協力しながら完走を目指せます。一人では不安な初参加でも、経験者を含むチームで挑戦することでサポートを受けながら走れるメリットがあります。費用や準備の面でも情報共有できるため、初心者には特におすすめです。