ボルドール24時間耐久ロードレース2025結果と参戦情報

ボルドール24時間耐久ロードレース2025結果と参戦情報

ボルドール24時間耐久ロードレース2025結果

ノーマルタンクは17リットルですが、レギュレーション上は24リットルまで拡張できます。


この記事の3ポイント
🏆
ヨシムラSERT Motulが3連覇達成

2025年9月20~21日開催のボルドール24時間レースで、ヨシムラSERT Motulが728ラップを周回して優勝。一度もトップを譲らない圧倒的な強さを見せた。

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日本チームの快進撃

オートレース宇部Racing TeamがBMW M1000RRで初の24時間レースに挑戦。浦本修充、ロリス・バズらが参戦し、国際舞台で活躍した。

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過酷な24時間の戦い

24時間で26~28回のピットイン、タイヤ交換や給油を繰り返し、気温変化やマシントラブルと戦う。エンジンに極限の負荷がかかる究極の耐久レース。

ボルドール24時間耐久ロードレース2025の決勝結果

2025年のボルドール24時間耐久ロードレースは、9月20日から21日にかけてフランスのポール・リカール・サーキットで開催されました。FIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦として位置づけられ、チャンピオン争いの大一番となりました。


参考)【順位結果】2025EWC第4戦ボルドール24時間耐久ロード…


優勝は#1 ヨシムラSERT Motul(グレッグ・ブラック/エティエンヌ・マッソン/ダン・リンフット)で、728ラップを周回して3連覇を達成しました。


つまりボルドール3連覇です。


このチームはスタートから一度も首位を譲らず、圧倒的な強さを見せました。


参考)【結果公開】2025 EWC世界耐久選手権 ボルドール24時…


2位争いは混戦でしたが、残り1時間30分で2位を走行していた#37 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMがトラブルでリタイアする波乱がありました。BMWは712周でエンジンに白煙を上げてピットインし、そのまま走行不能となりました。


厳しいところですね。



参考)https://ms.bridgestone.co.jp/2/8tai/report/9123


チャンピオンは#7 YART – YAMAHAが獲得し、ヨシムラSERT Motulは1ポイント差でランキング2位となりました。総合3位の#9 CHAMPION-MRP-TECMASはSSTクラスで優勝しています。


ボルドール24時間レース2025に参戦した日本チーム

2025年のボルドール24時間レースには、複数の日本人ライダーとチームが参戦しました。


参考)ボルドール2025:第88回大会エントリーリスト - Pad…


オートレース宇部Racing Teamは、BMW M1000RRで初めての24時間レースに挑戦しました。ライダーは浦本修充、ロリス・バズ、レアンドロ・メルカドという強力なラインナップです。このチームにとって初の海外遠征でもありました。


#90 チームLRPポーランドには奥田京介が参戦し、#183 チームSLAホンダトゥーロンには渡辺一樹が参加しています。


いいことですね。



日本から参戦するチームは、マシンを空輸する必要があり、準備には相当な労力とコストがかかります。鈴鹿8耐とは異なる環境での戦いとなるため、チーム全体の調整が重要になります。


ボルドール24時間レースのタイヤ交換戦略

24時間耐久レースでは、タイヤ交換の戦略が勝敗を分ける重要な要素です。


上位チームは24時間で26~28回のピットストップを行います。これは約40分弱ごとに給油とライダー交代が必要になるためです。毎回新品タイヤに交換するか、リアのみ交換するか、前後2スティント使用するかは、チームの戦略次第です。タイヤ交換回数が増えるとピット作業のロスタイムも増えるため、バランスが重要です。


日中と夜間の気温差が大きく、路面温度も変化するため、温度に合わせてタイヤスペックを変更する場合もあります。雨が降った場合はWETタイヤに交換しますが、路面が乾き始めてもある程度走れないと、再びピットインしてタイムロスしてしまいます。


これは使えそうです。



鈴鹿8耐では上位チームが7回ピットで8スティント走行するのに対し、24時間レースははるかに多くのピット作業が必要です。


ボルドール24時間レースのレギュレーション

ボルドール24時間レースには、厳格なレギュレーションが設けられています。


参考)https://www.mfj.or.jp/wp-content/uploads/2002/03/FIM_Regulation_EWC_2025_Ver2.pdf


燃料タンクは最大24リットルの容量が認められており、オリジナルの燃料タンクを改造または複製品と交換できます。ノーマルタンクは17~18リットルですが、レース用に拡張されます。給油口と給油装置にも規則があり、安全上の理由で給油タンクのバルブ下端からタンク上部までは120cm以下と制限されています。


参考)人もマシンも試される「FIM世界耐久選手権」を知る


ピットストップではメカニック4名と給油係1名に限定され、タイヤ交換や給油、メンテナンスを熟練した技術で行う必要があります。スーパーストッククラスでは、タイヤを外す際も標準的な手法を使わなければなりません。フォーミュラEWCクラスではクイックリリースの使用が認められます。


参考)スーパーストックの新ルール


燃料温度の規制もあり、ガソリンタンクの温度がチェックされます。24Lのガソリンタンクで温度が10℃変わると約300cc体積が変化するため、重要な要素です。


参考)https://ms.bridgestone.co.jp/special/ewc/2017-2018/vol15-8


ボルドール24時間レースの過酷さとリタイアの理由

24時間耐久レースは、ライダーにもマシンにも極限の負荷がかかります。


バイクはそもそも24時間高負荷な状況を想定して作られていないため、エンジンやフレームにトラブルが発生しやすくなります。2025年のレースでは、2位を走行していたBMWが残り1時間30分でエンジントラブルによりリタイアしました。


意外ですね。



深夜帯は視界が悪く、気温も最も低くなるため、ライダーにとって鬼門となります。疲労や身体の痛みとの戦いになり、ワンミスも許されないリスキーな状況が続きます。転倒によるマシンの大破でリタイアするケースも少なくありません。


参考)マシン大破で2連年連続リタイア!? 改めて思い知らされたル・…


2024年のレースでは、あるチームが19時間目にマシントラブルでリタイアし、それ以外は順調だっただけに悔しい結果となりました。


タイヤが壊れるトラブルも報告されています。



参考)2024EWC第4戦ボルドール24時間 決勝 9月14~15…


8時間経過時点でポイントが付与されるため、序盤から高いペースで走る必要があり、マシンへの負担はさらに増します。


ボルドール24時間レース独自の魅力と歴史

ボルドール24時間レースは、1976年から続く伝統的な耐久レースです。2025年は第88回大会として開催されました。


開催地のポール・リカール・サーキットは、全長5.673kmのコースで、技術的に難易度の高いレイアウトです。フランス南部マルセイユ近郊ル・カステレに位置し、気候の変化が激しいことでも知られています。


参考)https://ms.bridgestone.co.jp/2/8tai/racenews/2509/250919001800


このレースは、FIM世界耐久選手権の最終戦として位置づけられることが多く、チャンピオン争いの決着の舞台となります。2025年も世界タイトル最終決戦として、9月18日から21日にかけて壮絶な戦いが繰り広げられました。


参考)レース直前解説:世界タイトル最終決戦、EWCボルドール24時…


ヨシムラSERT Motulは、2023年から3連覇を達成しており、このチームの強さは圧倒的です。コースレコードは#37 BMWが2025年のフリープラクティスで記録した1分51秒782です。


結論は圧倒的強さです。



参考)EWCボルドール速報:BMWの終盤の悲劇を経て、YARTがタ…


53チームが参戦し、フォーミュラEWCクラスとスーパーストッククラスに分かれて競い合います。日本からの参戦チームも増えており、国際的な注目度が高まっています。