

デイトナ Moto2 765の車体サイズは想像より小さく、180cm以上のライダーは窮屈に感じます。
トライアンフ デイトナ Moto2 765は世界で約1,500台の限定販売となっています。内訳は欧州・アジア市場向けに765台、アメリカ・カナダ市場向けに765台という配分です。
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日本国内での販売価格は235万円(消費税10%込)に設定されました。この価格設定は高額ですが、Moto2ブランドとのコラボによって生まれたリアルMoto2エンジンと、最高スペックの足まわり、フルカーボン外装を考えれば十分な価値があると評価されています。
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現在、日本国内では完売状態となっています。限定車両のため、気になる方は中古市場をチェックするしかありません。
希少性が高いモデルですね。
中古市場で探す場合は、シリアルナンバー(765台中の何番目か)が記載されているケースもあり、コレクター価値も考慮されます。走行距離が少ない個体ほど高値で取引される傾向があるため、購入前に複数の販売店の在庫を比較することをおすすめします。
デイトナ Moto2 765には、Moto2派生のアップデート版765cc水冷並列3気筒エンジンが搭載されています。最高出力は130馬力/12,250rpm、最大トルクは80Nm/9,750rpmを発揮します。
参考)https://www.virgintriumph.com/models/daytona765-2020/
エンジンの内部には特別な部品が多数使われています。具体的には以下の通りです:
参考)https://www.virgintriumph.com/topics/topics20190828/
レッドゾーンは13,250rpmに設定されており、Street Triple RSのエンジンより600rpm高い回転数を実現しています。2018年のMoto2開発用プロトタイプは133馬力(最終的なレース仕様は140馬力オーバー)でしたが、公道用としての耐久性を考慮してピークパワーは若干抑えられました。
つまり公道仕様への調整です。
中回転以上のトルクが十分にあるため、渋滞からの加速は非常にスムーズです。サーキットに最適化されたギアレシオを持つ新型ギアボックスと、Moto2マシンにインスパイアされたARROW製チタンレースマフラーも注目ポイントです。
デイトナ Moto2 765には超一級品のコンポーネントが惜しみなく投入されています。足まわりはMoto2でも高い実績を誇るオーリンズ製の前後サスペンションで構成されています。
参考)リアルMoto2エンジン! トライアンフ新型デイトナMoto…
装備の詳細は以下の通りです。
外装は軽量フルカーボンファイバー製です。ペイントスキームはMoto2オフィシャルブランドロゴとユニオンジャックをアレンジしたデザインになっています。
近くで見るとヤバい雰囲気です。
旧モデルのデイトナ675から大幅な軽量化も実現しています。マフラーは細身でカッコよく、排気デバイスは付いていないため、排気量アップにより低速のトルクを確保しています。サーキット走行を考えるなら、カーボン外装を傷つける前にFRP製の社外品カウルへの交換も検討する価値があります。
デイトナ Moto2 765は電子制御が一気に進化しました。Moto2とトライアンフ共同ブランドの起動画面とラップタイマーを備えるフルカラーTFTディスプレイを新採用しています。
電子スロットル化されてハンドル周りはスッキリしています。ライドバイワイヤを軸に5種類のライディングモード(レイン、ロード、ライダー、スポーツ、トラック)を搭載し、トラクションコントロールやABSなどの各種設定を手元のジョイスティックで操作できます。
追加機能は以下の通りです。
昨年試乗したMoto2開発プロトタイプにはトラクションコントロールやABSを含む電子デバイス類は一切装備されていませんでした。その意味では「公道も走れるMoto2マシン」としての安全性や扱いやすさの点でも大きな進化が見られます。
これは使えそうです。
サーキットユースをメインターゲットとしながらも、幅広いストリートライダーの期待に応えるモデルに仕上がっています。ミラーの中に青い制服を着た人たちを見つけた瞬間、ブレンボ製のブレーキにちょっと指をかければ、あっという間に法定速度までペースを落とすことができます。
デイトナ Moto2 765は超がつくほどクイックな操作感のバイクです。ただし、威圧感はないため、素早さだけを走りに求めるならこのマシンである必要はありません。
身長による乗りやすさには差があります。170cm程度の身長なら「普通」に見えますが、180cm以上あるか運動が苦手な人には窮屈に感じる可能性があります。これは「公道版Moto2マシン」として、レーシングポジションを重視した結果と言えます。
厳しいところですね。
シート高やハンドル位置が気になる方は、購入前に必ず実車でのシッティングポジション確認をおすすめします。長距離ツーリングよりもサーキット走行やワインディングでの使用に特化した設計のため、日常使いでは疲労感が出やすい点は理解しておく必要があります。カスタムシートやバックステップの位置調整で改善できる部分もあります。
1000ccスーパースポーツが200馬力の化け物となっている今日、そのパフォーマンスの50%も発揮することはできません(免許を失いたくないなら)。このため、ミドルスーパースポーツの存在感はより際立ってくると考えられます。
ミドルクラススーパースポーツ市場が不振となっている昨今、デイトナ Moto2 765のような特別なマシンが登場したことは大歓迎すべきことです。デイトナ675Rの美点を受け継いだ特性により、20年以上プロフェッショナルとしてバイクをテストしてきたライダーからも高評価を得ています。
意外ですね。
Moto2用エンジンを開発したチームによって誕生したこのマシンは、まさにMoto2用エンジンの技術を受け継いでいます。レースで実証済みのシャシー、そしてブレンボ製ブレーキ、オーリンズ製サスペンション、ピレリ製ハイグリップタイヤなど、いずれも超一級品で構成されています。イギリスGPでMoto2マシンの発する甲高いエキゾーストノートを聞いた瞬間、身体の中がゾクゾクとしてくるほどの臨場感があります。
参考)Moto2を体感できるレプリカモデルが限定販売ーTRIUMP…
試乗レポート詳細はこちら(公道版Moto2マシンの実力検証)
トライアンフ公式サイト(デイトナ Moto2 765の詳細スペック)

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