

適合表を見ずにネット購入すると装着不可の可能性があります
ブレンボのブレーキパッド適合表は、車種、年式、キャリパー型番の3つの情報をもとに確認します。
参考)https://inuiyasutaka.net/bikeblog/brembo-brakepad/
まず車両メーカー(ホンダ、ヤマハ、ドゥカティなど)を選び、次に具体的な車種名と製造年を入力してください。ブレンボの公式サイト(www.moto.brembo.com)にあるコンフィギュレータを使えば、愛車のメーカー、排気量、モデル、製造年などの簡単な質問に入力するだけで、その愛車にぴったりのブレンボ製品とブレーキパッドのタイプを自動的に表示してくれます。2
これが最も確実な方法です。
キャリパー型番でも確認できます。たとえばブレンボ4ポットキャリパーの場合、左用20.5165.58、右用20.5165.68、CNC左用20.4756.5、CNC右用20.4756.61といった型番が刻印されています。この型番を控えておけば、パッド選びで迷うことはありません。
参考)【保存版】ブレンボ4pot(40mm)ブレーキパッド互換性リ…
取付ピッチも重要な確認項目です。40mmピッチのブレンボキャリパーに適合するパッドは、RS125('94 Brembo 1ピン)、RS250('93 Brembo 1ピン)、SZR660、ドゥカティのM900 Monster('93~'99)、916('94~'96)などが該当します。適合車種一覧を見れば、自分のバイクが対象かどうか一目瞭然ですね。
ブレンボ公式の適合検索ページでは、車両情報を入力するだけで適合するブレーキパッドやローターを調べられます。
ブレーキパッドの裏側に記載されているアルファベット記号が摩擦係数評価コードです。
左側のアルファベットが常温時、右側が高温時の性能を示しています。F=0.35〜0.45以下、G=0.45〜0.55以下、H=0.55以上という基準で評価され、Hが最高評価です。つまりHHと表記されているパッドは、常温時・高温時ともに摩擦係数0.55以上の高性能ブレーキパッドということになります。
参考)https://2rinkan.blog.jp/kofu-2rinkan/2234331
効きが良すぎる場合もあります。
バイク初心者の街乗りライダーが「HH」のパッドに交換した場合、利きが良すぎて怖い思いをする可能性があります。また、高温時での使用にフォーカスしたパッドを街乗りで使用した場合、製品によっては温度が低すぎて本来の性能が得られないこともあります。
用途に合わせた選択が重要です。公道メインで走る場合は「低温や、雨でもよく利いてコントロールがしやすいパッド」を選ぶのが基本です。スポーツ走行や峠を走る方はシンタードパッドを選び、ブレーキングが苦手な方や飛ばさない方、リアブレーキに使用する場合は価格重視のパッドでも問題ありません。
相性とマッチングが大事ですね。
適合しないパッドを装着すると制動性能が著しく低下します。
参考)事態は深刻……生命に危険が及ぶことも【ブレンボ製ブレーキの偽…
ブレンボはキャリパーを製造する場合、対象の車両に合わせて設計しているので、車両の重量や組み合わせるマスターシリンダーの種類、ABSなど、その車の特性に基づいて製造とテストを実施しています。したがって、設計対象とは異なる車両に装着して使う場合、危険な可能性があるのです。
取り付けができないケースもあります。
取付ピッチが合わない、厚みが違う、ピンの径が異なるといった物理的な不適合により、そもそも装着できない場合があります。ネット通販で「とりあえず購入」してしまうと、返品や交換の手間がかかり、時間とお金を無駄にすることになります。購入前に適合表で型番を必ず確認してください。
参考)商品検索:ブレーキパッド
偽造品のリスクも見逃せません。
参考)ブレンボ製ブレーキの偽造品を見破るためのポイント!【brem…
外箱が未開封であることと改ざんの形跡がないことが重要で、ブレーキパッドでは外箱を封印しているステッカーの上にQRコードが印刷されています。偽造品は車への適合性が疑わしく、ブレンボが対象の車に合わせて設計しているため、別の車で問題なく動作するとは考えにくいのです。
ブレンボ公式の偽造品見分け方ガイドでは、フェイク、半フェイク、スーパーフェイクの見分け方が詳しく解説されています。
ブレンボのブレーキパッドは用途別に5つのカテゴリーに分類されています。
参考)https://www.brembo.com/jp/company/news/brembo-guide-to-the-choice-of-the-right-pad-jp
レーシング(サーキット用)、ロード(公道走行用)、オフロード、スクーター、純正(バイクメーカーの選択に基づき開発されたものと同じ素材)の5種類です。公道走行用には4種類のブレーキパッド(シンタード3種類とオーガニックCC)が用意されており、CCは主に排気量400cc未満の「クセのない」エンジンのバイクのオーナーに選ばれています。
前輪用はSAとLAから選択できます。
SAは赤色の塗装が目印で、公道走行用のブレーキパッドの中で最高の性能を誇ります。パフォーマンスは最高でなければというポリシーのライダーには、このSAがマストアイテムです。一方、LAは温度依存性が少なく、公道でも安心して使用できるため、レース用としても適しています。
温度域の違いも把握しておきましょう。
セラミックパッドは温度域0〜450℃で、北米市場にあわせて製品化されたブレーキパッドで、鳴きとダストを抑えた仕様となっています。米国などの巡航速度120キロメートル以内での使用環境に適した制動力を持ち、ペダル踏力は踏み始めから中間あたりで効くイメージです。NAO材によりダストの発生を抑えている点も特徴ですね。
参考)ブレーキパッド
ブレーキパッドの残量が2mm以下になったら交換のタイミングです。
摩耗したブレーキパッドは適切なタイミングで交換する必要があり、フェード現象(ブレーキの効きが悪くなる症状)が出る前に対処することが重要です。欧州車は国産車に比べてディスクローターが柔らかく、それが制動力につながる一方で消耗しやすく、ブレーキパッドを交換するタイミングでディスクローターの限界も訪れます。
参考)メルセデス・ベンツやBMW等の欧州車ブレーキパッドを交換する…
ブレーキフルードの定期交換も効果的です。
テスト条件として、ブレーキフルード(DOT4)を2ヶ月に1回交換することで、100km/h以上からのフルブレーキングテストでも安定した性能を発揮できます。春夏秋冬オールシーズン、季節を問わず雨天での走行でも、市街地、ツーリング、峠、高速道路のあらゆるシーンで安心して使えますね。
急ブレーキを避ける運転習慣が大切です。
ブレーキパッドの寿命を延ばすには、エンジンブレーキを活用し、早めの減速を心がけることが基本です。急制動を繰り返すとパッドの摩耗が早まり、ローターへのダメージも大きくなります。また、ブレーキダストがホイールに溜まると放熱性が低下するため、定期的にホイールを清掃することで、ブレーキシステム全体の寿命を延ばせます。
ブレンボ4ポットキャリパー(40mmピッチ)には複数のメーカーから互換パッドが販売されています。
デイトナ、メタリカ、ZCOO、ベスラなど主要メーカーの適合品番を確認すれば、街乗りからサーキットまで用途別に「本当に使えるパッド」を選べます。SBS製ブレーキパッドは3層構造で、過酷な状況でも安定した最高のパフォーマンスを発揮できる技術力の結晶であり、握れば握りこんだ分だけ制動力を発揮します。
参考)https://www.monotaro.com/s/c-88182/
ZCOO(ジクー)のセラミックシンタードも人気です。
このパッドは握るほどに効力を発揮するように設計されており、スムーズな減速を実現します。温度依存性が少なく、公道でも安心して使用できるため、レース用としても適しています。適合車種の一覧も掲載されているので、各モデルに最適なパッドを見つける手助けになりますね。
純正キャリパー対応のSERIEORO(セリエオロ)も選択肢に入ります。
参考)純正キャリパー対応のSERIEORO(セリエオロ)ブレーキパ…
ブレンボは60年以上に渡る歴史の中で確固たるブレーキ哲学を持ち、ストリートからレーシングに至るあらゆるカテゴリーに最適なキャリパー、ローター、ブレーキパッドを供給し続けています。オフロードモデル向けのOff-Roadコンパウンドでもモトクロスやモタード向けのSX(シンタード)、エンデューロや林道に適したSD(シンタード)、ドライ/ウェットを問わず柔軟性に優れた性能を発揮するTT(カーボンセラミック)の3タイプが用意されています。
株式会社プロトのブレンボブレーキパッド検索ページでは、車種別に適合するブレーキパッドの品番と価格を確認できます。
購入前に必ず公式サイトで適合確認を行ってください。
参考)適切な&#x88F…
ブレンボの公式サイトでは、車両で検索するにはブランド、車種、タイプを入力する必要があり、スペアパーツの種類(ブレーキディスク、パッド、シューなど)で絞り込んで、自分の車両に適合する製品を特定できます。約1,100アイテムにより、現在欧州で使用されている自動車の98%をカバーすることができ、性能、安全性、および耐久性に関してオリジナル部品と同じまたはできる限り同等の品質を提供します。
参考)https://shop.kind-agency.jp/pages/brakepads
業販登録を活用すると割安で購入できます。
カインドテクノストラクチャーブレンボ事業部の業販サイトでは、在庫・適合検索機能を使って国産車・輸入車のメーカーを選択し、ブレーキパッドやブレーキローターの在庫状況を確認できます。業販登録を行えば、一般小売価格よりも安く購入できる場合があります。
QRコードで真贋を確認しましょう。
外箱を封印しているステッカーの上にQRコードが印刷されており、これをスマートフォンで読み取ることで本物かどうか確認できます。外箱が未開封であることと改ざんの形跡がないことが重要なので、購入時には必ずチェックしてください。偽造品を掴まされると、制動性能が保証されず、事故につながる危険性があります。
信頼できる販売店を選ぶことが基本です。