

「honda cb400four」で中古車を探す際に、まず理解したいのは、同じ車名でも大きく性格の異なるモデルが存在することです。バイク好きの会話で「ヨンフォア」と呼ばれる場合、多くは1974年に登場した初代ドリームCB400FOURを指します。一方で、1997年に発売されたCB400 FOURは、型式NC36の水冷4気筒ネイキッドです。両者は外観の印象、エンジンの構成、マフラーの本数、維持の考え方、流通する中古車の状態まで異なります。
初代は、CB350 FOURを基に開発された空冷4ストローク直列4気筒モデルで、4本のエキゾーストパイプを1本のマフラーへ集合させる4-into-1マフラーを採用しました。ホンダによれば、この集合マフラーは同社の市販二輪車で初採用であり、排気効率だけでなく軽量化とコスト低減の課題にも応えた設計でした。細身のタンクから短いシートへ流れるカフェレーサー風のシルエットも、初代の象徴です。
global(https://global.honda/en/CB/history/stories/1974/)
対してNC36は、懐古的なフォルムを現代的なロードスポーツとしてまとめたモデルです。クロームメッキの4本マフラー、スポークホイール、丸みのある15Lタンク、空冷車のように見せるシリンダーまわりのフィン表現が特徴で、見た目のクラシック感と水冷DOHC直列4気筒の扱いやすさを両立しています。
global(https://global.honda/jp/news/1997/2970327c.html)
Honda公式:1974 Dream CB400 FOURの開発史
初代とNC36を比較すると、単に「古いか新しいか」ではなく、走らせたときの魅力の方向性が異なることが見えてきます。初代の魅力は、空冷SOHC4気筒と6速ミッション、軽快で凝縮感のある車体、そして集合管が作るスタイルです。NC36は、399cc水冷DOHC4バルブ直列4気筒を搭載し、低・中回転域の扱いやすさと、高回転まで伸びる4気筒らしい爽快感を狙っています。
なお、初代には408cc版と398cc版があります。1974年登場時の408cc版は、当時の免許制度変更によって400cc超の扱いが問題となり、ホンダは1976年に398cc版を投入しました。国内向け中古車を比較する際は、「初期408ccなのか」「398ccの国内仕様なのか」を、車検証、フレーム番号、エンジン番号、販売店の説明で必ず照合しましょう。
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| 項目 | 初代ドリームCB400FOUR | CB400 FOUR(NC36) |
|---|---|---|
| 主な登場時期 | 1974年、国内398cc版は1976年追加 | 1997年4月発売 |
| エンジン | 空冷4ストロークSOHC直列4気筒 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒 |
| 排気量 | 408ccまたは398cc | 399cc |
| 最高出力の目安 | 37PS/8,500rpm | 53PS/10,000rpm |
| 変速機 | 6速 | 5速 |
| 排気系の意匠 | 4-into-1集合マフラー | 左右独立の4本出しマフラー |
| 車両重量 | 約185kgとされる仕様が代表的 | 210kg |
| シート高 | 年式・仕様の確認が必要 | 790mm |
NC36は、53PS/10,000rpm、最大トルク4.1kgm/7,500rpm、車両重量210kg、シート高790mmという主要諸元で登場しました。フロントは油圧式ダブルディスク、リアは油圧式ディスクを装備し、前110/80-18、後140/70-17のタイヤを採用しています。
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Honda公式:1997年CB400 FOURニュースリリース
初代CB400FOURの大きな魅力は、現代の大型ネイキッドとは異なる、細く軽やかな見た目と機械感です。タンク、サイドカバー、シート、集合管が一続きに見える造形は、停車して眺める時間にも価値を生みます。エンジンを始動し、暖機を済ませて走り出すまでの手順、回転の上昇に合わせて変化する空冷4気筒の音、シフト操作の一つひとつまで、現代車にはない濃い操作感を味わえるでしょう。
初代は、CB350 FOURの34PS/9,500rpmから37PS/8,500rpmへ最高出力を高め、スポーティーな走りに合う6速ミッションを組み合わせて登場しました。若いライダーにカフェレーサーを思わせるスタイルと性能が評価され、販売期間は短かったものの、後年まで強い存在感を残しました。
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NC36は、見た目のクラシックさだけでなく、ツーリングや市街地で使う実用性も意識された一台です。ホンダは長い1,460mmのホイールベース、快適性を意識したリアサスペンション、二人乗りも考慮したシート、4.6Lのユーティリティボックス、左右4か所の荷掛けフックを採用しました。週末のワインディングだけでなく、日帰りツーリングや荷物を積む移動にも使いやすい設計です。
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honda cb400fourは、年式にかかわらず中古車の個体差が大きくなりやすい車種です。とくに初代は製造から長い時間が経過しているため、「走行距離が少ない」という表示だけで状態を判断してはいけません。長期不動だった車両では、燃料がキャブレター内部で劣化・固着していることがあり、タンク内の錆、ホース類の硬化、オイルシールやガスケットからのにじみ、ブレーキ固着、ハーネスやカプラーの接触不良などを総合的に確認する必要があります。
エンジン単体が始動することと、安心して長距離を走れることは別です。試乗または始動確認では、冷間時の始動性、アイドリングの安定、スロットル操作に対する吹け上がり、排気煙、異音、クラッチの切れ、変速時の違和感、直進性、ブレーキの効きを確認します。初代では純正部品、当時物マフラー、オリジナル塗装などの希少性が価格に影響しやすい一方、古いパーツであること自体が安全性を保証するわけではありません。
NC36でもキャブレター車である点は共通です。長期保管車では燃料系の整備履歴を確認し、冷却水の交換時期、ラジエーターやホースからの漏れ、冷却ファンの作動、レギュレーターやバッテリーを含む充電状態を確認しましょう。4本出しマフラーは車種の象徴的な部品なので、転倒傷、腐食、社外品への交換歴、補修の質も見ておくと、購入後の満足度が変わります。
販売店に確認したいのは、「納車整備に何が含まれるか」「キャブレターの分解清掃または同調を行うか」「タイヤ、チェーン、スプロケット、ブレーキホース、パッド、フルードの状態」「整備記録簿や交換部品の明細があるか」です。現車確認が難しい場合でも、エンジン始動動画だけで即決せず、下回り、フレーム、タンク内、前後ホイール、マフラー集合部または各エキパイ、メーター周辺を撮影した高解像度写真を依頼するとよいでしょう。
honda cb400fourを長く楽しむ鍵は、壊れてから直すのではなく、劣化を前提に予防整備を続けることです。エンジンオイル、ブレーキフルード、冷却水、タイヤ空気圧、チェーンの清掃・給油・張り調整といった基本作業を、走行距離と期間の両方で管理しましょう。初代では空冷エンジンの熱、NC36では冷却系の状態を意識し、真夏の渋滞や長時間の高負荷走行のあとには、異臭、液漏れ、アイドリング変化がないか確認する習慣が有効です。
キャブレター車は、乗らない期間が長いほど燃料トラブルを起こしやすくなります。保管前に燃料の扱いを決め、定期的に適切な距離を走らせて油温を上げる、バッテリーを管理する、湿気を避ける、カバーで結露を招かないようにする、といった保管の質が重要です。屋外保管しかできない場合は、防犯と防水だけでなく、地面からの湿気、金属部の腐食、紫外線による樹脂・ゴム部品の劣化にも対策しましょう。
NC36は、低・中回転トルクを高める吸気系の見直しと、クルージング時の回転数を抑えながら直列4気筒サウンドを楽しめるワイドな5速ミッションを採用しています。速さだけを求めて回し続けるよりも、街中では滑らかな回転を使い、流れのよい道では中回転域の厚みを生かす乗り方が似合います。
honda.co(https://www.honda.co.jp/factbook/motor/CB400/19970400/004.html)
初代を選ぶなら、旧車専門店や空冷4気筒に詳しい整備工場とのつながりを購入前に確保することが現実的です。NC36を選ぶ場合も、年式相応の消耗部品やキャブレター整備を理解する店が望ましいでしょう。二つのhonda cb400fourは、どちらも単なる移動手段ではなく、乗る前の点検、走行中の音、停車後の手入れを含めて楽しむバイクです。自分が求めるのが初代の歴史と集合管なのか、NC36の4本マフラーと日常性なのかを明確にしてから選べば、所有後の満足感を高めやすくなります。

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