cb400four 復刻版 価格と中古相場を徹底解説

cb400four 復刻版 価格と中古相場を徹底解説

cb400four 復刻版の価格と中古相場・購入の全知識

新車価格58万円のバイクが今や150万円超で売れています。


この記事でわかること
🏍️
復刻版(NC36)の正体

CB400FOUR(NC36)はヨンフォアではなくCB750FOURのオマージュ。名前が同じでも別物のバイクです。

💰
現在の価格相場

中古相場は70万〜150万円超に高騰。新車価格の3倍近い取引事例もあります。

🔍
購入前の必須チェック

マフラー・エンジン・タンク内部など、購入前に確認すべき5つのポイントを解説します。


cb400four 復刻版(NC36)とは何か?誕生の背景と歴史



CB400FOUR(NC36)は、1997年にホンダが発売したネオクラシックネイキッドバイクです。「復刻版」と呼ばれることが多いため、1974年に登場した初代ヨンフォアを再現したモデルと思われがちですが、それは正確ではありません。


実はNC36のデザインモチーフは、初代ヨンフォア(ドリームCB400FOUR)ではなく、ホンダの歴史的名車「ドリームCB750FOUR」です。象徴的な左右2本ずつの4本出しマフラー、堂々としたタンク形状、スポークホイール、どれを見てもCB750FOURを強く意識した作りになっています。カタログ写真のアングルまでCB750FOURと同じ「後方から4本マフラーを映す構図」が使われていたほどです。


1990年代前半のネイキッドブームは「懐古系」と「進化系」の2方向に枝分かれしていました。CB400スーパーフォア(CB400SF)が圧倒的に進化系だったのに対し、懐古系のニーズに応えるモデルが不足していました。そこでホンダが投入したのが、CB750FOURを彷彿とさせるNC36というわけです。


NC36の発売年は1997年と1998年のわずか2年間。年間目標生産台数は8,000台でしたが下方修正され4,000台となり、それすら達成できなかった不人気モデルでした。これが今日の希少性につながっています。












































項目 NC36(復刻版)1997年式 ドリームCB400FOUR(旧車)1976年式
エンジン 水冷 DOHC 4バルブ 4気筒 空冷 SOHC 2バルブ 4気筒
排気量 399cc 398cc(初代408cc)
最高出力 53PS / 10,000rpm 36PS / 8,500rpm
マフラー形状 4本独立出し(左右各2本) 4into1 集合管
ブレーキ(前) 油圧式ダブルディスク 油圧式シングルディスク
ブレーキ(後) 油圧式ディスク 機械式ドラム
当時の新車価格 579,000円(税抜) 327,000円


つまり「ヨンフォア」という愛称は共通していますが、エンジンも足回りもフレームも別物のバイクです。共通パーツはネジ類の規格品を除けばほぼ皆無といっても過言ではありません。つまり両者は別物です。


NC36最大の特徴はマフラーです。一切集合させない完全独立の4本出し構造で、1気筒1本のパイプが独立して排気されます。「4発が、聞こえる。」というキャッチコピーが示す通り、当時のホンダが最もこだわったのはこのサウンドでした。現代の排ガス規制では実現不可能な設計であり、この点でもNC36はあの時代にしか生まれ得なかった存在と言えます。


参考:NC36の開発背景と当時のカタログ情報(ホンダ公式ファクトブック)
Honda Fact Book – CB400FOUR (1997年)


cb400four 復刻版 価格の現在地:なぜ新車価格の3倍になったのか

NC36の現在の中古車価格は、発売当時の新車価格(税抜579,000円)を大幅に上回る水準に達しています。各中古車サイトのデータを確認すると、2026年2月時点でグーバイクの平均販売価格はおよそ127万円。状態の良い個体では150万円を超えるものも珍しくありません。


価格高騰の理由は大きく3つあります。


まず希少性です。生産期間がわずか2年間(1997〜1998年)と非常に短く、市場に流通している台数が圧倒的に少ない。現存する実動車は年々減少しており、今後も増えることはありません。


次に独自性です。現代の排ガス規制と製造コストの問題から、4本独立出しマフラーを持つバイクは二度と新車で作れない可能性が高い。「唯一無二の存在」という希少価値が価格を押し上げています。


そして再評価の流れです。発売当時は人気が出ず生産終了となりましたが、「ネオレトロブーム」「旧車ブーム」の高まりとともに2010年代後半から価値が急上昇しました。ヤフオクの2021年度バイク部門検索キーワードランキングで「NC36」が5位に入るなど、認知度が急拡大しています。



  • 💴 NC36の現在の中古相場(2026年2月時点):70万円〜150万円超

  • 📈 グーバイクの平均販売価格:127万円前後(2026年2月現在)

  • 🏷️ 買取相場(グーバイク):37万円〜100万円(状態・走行距離による)

  • 💸 当時の新車価格:579,000円(税抜)→ 現在は最大で2.5倍以上の価格で流通


さらに、旧車ヨンフォア(1974〜1977年の空冷モデル)の相場はさらに高く、2026年2月時点での業者間取引での平均は170〜200万円台、上限は250万円超に達しています。旧ヨンフォアの相場は対前年比+27%、対10年前比では+160%という驚異的な上昇率です。これは並みのリターンではなく、国内株式の平均リターンを大幅に上回る伸びです。


状態別で見ると、評価点の高い良好な個体はさらに高値が付く傾向があります。一方で不動車や事故車でも数十万円の取引事例があり、「走れなければ価値がない」とは言えない状況になっています。


参考:CB400Fourの価格相場・高騰状況の詳細データ
バイクパッション – CB400Four (ヨンフォア)【1976年式】買取相場


cb400four 復刻版を中古で買う前に確認したい5つのポイント

NC36の購入を検討する際には注意が必要です。最も新しい年式でも製造から25年以上が経過しており、状態の見極めが購入後の満足度を大きく左右します。価格が高騰しているからこそ、失敗は大きな損失につながります。


最初に確認すべきは4本出しマフラーの状態です。NC36の価値の大部分はこのマフラーにあると言っても過言ではありません。サビ・凹み・大きな傷がないかを全本チェックしましょう。社外品に交換されている場合、純正マフラーが付属するかどうかも必ず確認してください。純正マフラーがないと、売却時の査定額に大きく影響します。


エンジンの状態も要チェックです。エンジンをかけてもらい、異音(「カチカチ」「ガラガラ」等)がないか、マフラーからの白煙・黒煙、オイル漏れを確認します。25年物のキャブレターは放置によって汚れが蓄積しやすく、購入後に分解清掃が必要になるケースが多いです。



  • 🔧 マフラー:純正4本出しが揃っているか、サビや凹みはないか

  • ⚙️ エンジン:異音・白煙・オイル漏れの有無、キャブレターの状態

  • 💡 電装系:灯火類(ヘッドライトウインカー・ブレーキランプ)が全点灯するか

  • 🛞 フレーム・足回り:フレームの歪み・サビ、フロントフォークのオイル漏れ

  • 燃料タンク内部:キャップを開けて内壁のサビを目視確認


タンク内部のサビは見落とされがちですが、進行すると燃料フィルターやキャブレターを詰まらせます。修理費用は数万円から十数万円に及ぶこともあり、見た目が綺麗でも内部が腐食していた、というケースは珍しくありません。


「外見は金銭で改善できますが、内部の状態は部品の廃番や流用が難しいため」(Webike掲載情報より)という点は肝に銘じておきましょう。信頼できる旧車・絶版車専門店からの購入、または整備記録がきちんと残っている1オーナー車を選ぶことが、後悔しない買い物につながります。


なお、国内最大の絶版車専門店として知られる「バイク王 絶版車館」や「ウエマツ」では、NC36の取り扱い実績があります。整備済み車両を購入できる可能性があるので、検討の際は確認してみてください。


参考:NC36中古車選びの注意点と車両詳細
Webike – CB400FOUR(水冷)の中古車情報


cb400four 復刻版の維持費と部品調達:買ってからのリアルコスト

NC36を購入した後に多くのオーナーが直面するのが維持費と部品調達の問題です。外観はネオレトロでクラシカルですが、内部は1997〜98年製の絶版バイクです。現在のホンダには補修部品が残っている項目もありますが、廃番になっているパーツも少なくありません。


車両重量は210kg(装備)と400ccクラスの中でも重い部類です。小学6年生男子の平均体重がおよそ40kg程度とすると、5人分以上の重さを毎回取り回すことになります。慣れれば問題ありませんが、立ちゴケ時の引き起こしには相応の体力が必要です。


キャブレターのメンテナンスは特に重要な維持費のひとつです。長期間放置するとキャブレターが詰まりやすく、分解清掃の工賃は1回あたり1〜2万円程度が相場です。燃費は定地走行で34.7km/Lと記載がありますが、実走行では20〜25km/L程度のオーナーが多く、ガソリン代もそれなりにかかります。


純正4本出しマフラーのサビや腐食には特別な注意が必要です。メッキ処理・再メッキの費用は状態によって数万円〜数十万円に及ぶ場合があります。マフラーの修理・再メッキを専門とする業者に依頼する場合、事前に見積もりを取ることをおすすめします。



  • 🗓️ 車検費用(2年に1回):法定費用+整備費で5〜10万円が目安

  • 🛠️ キャブレター清掃:工賃目安1〜2万円(症状により異なる)

  • 🔩 タイヤ交換:前後セットで3〜5万円(110/80-18など特殊サイズで選択肢が少ない)

  • 🪛 マフラー再メッキ:数万円〜(状態によりかなり幅あり)


タイヤサイズが独特である点も盲点です。フロントは110/80-18という規格で、選べる銘柄が限られます。購入前に取り扱い可能なタイヤメーカーを確認しておくと安心です。


部品調達については、ホンダ純正品の他に社外品・リプロダクション品(復刻部品)を活用することになります。現在も一部のパーツは「ホンダドリーム店」を通じて注文可能ですが、廃番リスクを念頭に置いた上でオーナーズコミュニティや旧車専門店のネットワークを活かした部品調達ルートを把握しておくことが重要です。


cb400four 復刻版を手放すタイミングと将来の相場予測

NC36の価格は今後も上がり続けるのでしょうか。過去データと現在の市場環境から分析してみます。


旧車ヨンフォア(1974〜77年式)の買取相場は対10年前比で+160%、対前年比でも+27%の上昇が記録されており、相場の勢いは衰えていません。NC36(1997〜98年式)も同様のトレンドを追っており、2021年から2024年にかけてグーバイクの掲載価格ベースで平均的な中古車の相場は50万円台から100万円超へと倍以上に上昇しました。


「相場が高いから今すぐ売り時」と考えるのは単純ではありません。NC36は絶版バイクであり、これ以上玉数が増えることはありません。現在所有している方が手放すか、不動車になるかのどちらかのルートしかなく、良質な個体の供給は年々細っていきます。実走できる状態のNC36は今後も希少価値が維持される可能性が高いと言えます。


一方でリスクもあります。旧車ブームは景気や社会情勢に影響を受けやすく、2022〜2023年のバイク全体の価格高騰が一部で落ち着きを見せたように、NC36相場も突然の調整が起きる可能性は否定できません。また現時点でホンダが「CB400 SUPER FOUR」の商標を再出願した動きが報告されており(2025年8月)、もし400cc4気筒の新モデルが登場した際には市場心理に影響を与える可能性があります。


「今が売り時か」ではなく「何のために所有するか」を基軸に判断するのが賢明です。乗るために持つなら、早めに購入して長く乗るほうが合理的です。投資目的で持つ場合は、相場サイトや業者間オークションのデータを定期的にチェックすることを習慣にするといいでしょう。



  • 📊 旧車ヨンフォア相場:対前年比+27%、対10年前比+160%(2026年2月時点)

  • 📉 リスク要因:景気変動、新型400cc4気筒の登場可能性(商標出願の動きあり)

  • 📈 上昇要因:絶版・減少一方の玉数、ネオレトロ需要の継続、新規ライダー層の取り込み

  • 🔑 売る際のポイント:純正4本出しマフラー装着で査定アップ、整備記録簿の有無も評価に影響


売却を検討する際には、買取一括査定を活用して複数業者から見積もりを取ることが鉄則です。NC36のような絶版車・旧車専門に強い業者と、大手総合買取では査定額に数十万円の差が出ることも珍しくありません。買取相場を知った上で交渉するだけで、受け取れる金額が大きく変わります。


参考:現在の買取相場と相場推移の詳細確認
グーバイク – CB400Fourの最新買取相場(2026年2月更新)




CB400FOUR 排気量 398cc プレート m134