
uxcell ギヤードモーター 1000RPMの回転速度 DC 12V 高トルク 3.0mm軸径 磁気
バイクのエンジン性能を理解する上で、回転速度とトルクの関係は切っても切れない重要な要素です。エンジンが発揮する馬力(出力)は、「トルク×回転数」という計算式で求められます。つまり、高いトルクを高い回転数で発揮できるエンジンほど、大きな馬力を生み出せるということです。
参考)バイクは大きいトルクの方が、加速がいいのか?
トルクとは、エンジンがクランクシャフトを回転させる瞬間的な力を表し、「どれだけ重いものを動かせるか」という能力を示します。一方、回転速度(rpm)は1分間にクランクシャフトが何回転するかを表す数値です。低回転でも大きなトルクを発生するエンジンは発進時や坂道で力強さを発揮し、高回転まで回るエンジンは最高速度や加速性能に優れる傾向があります。
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エンジンのトルクは回転数によって変動し、必ずしも回転数を上げれば上げるほど数値が上がるわけではありません。多くのバイクでは、ある特定の回転域で最大トルクを発生し、それを超えるとトルクは横ばいになるか低下していきます。この特性を表したものがトルクカーブと呼ばれるグラフで、エンジンの性格を知る重要な指標となります。
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バイクのエンジンは、回転速度の領域によってトルク特性が大きく異なります。低回転型エンジンは、比較的低い回転数で大きなトルクを発生するため、発進時や街中での使い勝手に優れています。例えばW650のようなロングストロークエンジンを搭載したバイクは、低回転域で強力なトルクを発揮し、信号待ちからの加速やゆったりとした走行に適しています。
参考)http://www.tamashop.co.jp/old/column5.htm
一方、高回転型エンジンは、トルクのピーク位置が高回転側に設定されており、その回転域前後を使って走ると強力な加速が得られます。スポーツバイクに多く採用されるショートストロークエンジンは、高回転まで軽快に回り、レースシーンやスポーツ走行で真価を発揮します。ただし、低回転域でのトルクが薄いため、街乗りでは頻繁にシフトチェンジが必要になることもあります。
参考)バイクのエンジンがクルマより高回転なのはなぜ?
エンジンの気筒数も回転速度とトルクの関係に大きく影響します。単気筒エンジンは1気筒あたりの排気量が大きいため低回転で太いトルクを発生しますが、多気筒エンジンは1気筒あたりのトルクは小さくても高回転まで回すことで大きな馬力を稼ぎます。4気筒エンジンは低回転でのトルクが弱い傾向にありますが、高回転域でのスムーズな伸びと高出力が魅力です。
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パワーバンドとは、エンジンが最も効率よくパワーを発揮できる回転域のことで、一般的には最大トルクの発生回転数から最高出力の発生回転数までの範囲を指します。例えば、最大トルクが6,000rpmで最高出力が8,000rpmのバイクであれば、その間の2,000rpm分の回転域がパワーバンドとなります。この回転域ではエンジンの出力性能を存分に引き出すことができ、力強い加速が得られます。
参考)https://www.goobike.com/magazine/ride/technique/31/
パワーバンドを実走行で活用するには、シフトチェンジのタイミングが重要です。レースやスポーツ走行では、常にパワーバンド内でエンジンを回すことで最大の加速性能を引き出します。具体的には、加速時にパワーバンドの上限近くまで回転を上げてからシフトアップし、シフト後もパワーバンドの下限に回転数が落ちるようギア比を選ぶのが理想的です。
参考)パワーバンド【エンジンの最適回転数・トルクバンドとの違いは?…
ただし、公道での一般的な走行では、パワーバンドよりも後述するトルクバンドを意識した方が燃費効率が良く、エンジンへの負担も少なくなります。パワーバンドで走行するには回転数を高く保つ必要があるため、燃費面ではロスが大きくなるからです。高速道路での追い越しや峠道でのスポーツ走行など、必要な場面でパワーバンドを使い分けるのが賢明な走り方と言えます。
参考)パワーバンドって何?トルクバンドとの違いとは?
トルクバンドは、パワーバンドとは異なる概念で、エンジンが最も効率良く混合気を燃焼できる回転域を指します。言い換えれば、エンジンが無駄なく力を発揮できる回転域であり、燃費性能とエンジン保護の観点から非常に重要です。トルクバンドでは、エンジン内部抵抗の総和が小さく、充填効率が高い状態が維持されるため、最もエンジンにダメージが少ない走り方ができます。
参考)エンジンを壊さないための適正回転数はどこ?【最大トルク発生回…
実走行においては、同じギアで走り続ける場合、パワーバンドよりもトルクバンドの方が加速が良いという特徴があります。これは、トルクバンドがエンジンの効率的な燃焼領域であるため、スロットル開度に対する反応が良く、無駄なく加速できるためです。公道を走る際には、回転数を無駄に上げずにトルクバンドを意識して走行することで、燃費向上とエンジン保護の両立が可能になります。
注意すべき点として、カタログに記載された最大トルク発生回転数は、アクセル全開時の数値であるということです。実走行における最大トルク発生回転数は、スロットル開度に応じてカタログ値よりも低くなる傾向があります。そのため、低速ノックを起こさないよう十分に加速できるアクセル開度を保ちつつ、カタログ記載の最大トルク発生回転数よりも少し下の回転数を維持するのが、エンジンに優しい走り方と言えるでしょう。具体的には、最も不快な振動が少ない回転領域が目安になります。
バイクを選ぶ際やカスタムを考える際には、回転速度とトルクのバランスが生み出すライディング特性を理解することが重要です。高回転型にチューニングされたバイクは、マフラーやキャブレターの変更によって高回転域では大きな馬力を得られますが、通常使う回転数でのトルクが低くなり、実用域では逆に遅くなってしまうことがあります。これは公道での使い勝手を考えると、必ずしも速くなるわけではないという典型例です。
各バイクの回転速度とトルクの特性を知るには、スペック表の読み方が重要です。最高出力の項目に記載される「○○PS/○○rpm」という表記は、何回転で最大の馬力を発生するかを示しており、最大トルクの「○○N・m/○○rpm」は、何回転で最大の回転力を発生するかを表しています。この二つの数値の差が大きいほどパワーバンドが広く、扱いやすいエンジン特性と言えます。
参考)【初心者対応】 バイクのスペックにある最高出力と最大トルクっ…
<参考リンク:バイクのスペック表の詳しい見方について>
バイクのスペック表って何を見ればいいの?まずは基本的な7項目をチェックしよう
実際の走行では、自分の愛車がどの回転域で最も力を発揮するのかを体で覚えることが大切です。発進時や低速走行ではトルクバンドを意識し、追い越しや高速走行ではパワーバンドを活用することで、バイクの性能を最大限に引き出せます。また、エンジンの振動や排気音の変化も、最適な回転域を見つける手がかりになります。自分のライディングスタイルに合った回転速度とトルクのバランスを持つバイクを選ぶことが、満足度の高いバイクライフにつながるでしょう。
参考)バイクのスペックにある「最大出力」と「最大トルク」の意味
<参考リンク:トルクと馬力の詳しい解説>
これなら分かる!「トルク」と「馬力」について | ヤマハ発動機
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