オイルプレッシャーゲージ取り付けの手順と注意点を解説

オイルプレッシャーゲージ取り付けの手順と注意点を解説

オイルプレッシャーゲージ取り付け方法

シールテープを巻かずにセンサーを付けるとオイルが噴き出します。


この記事の要点
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取り付け位置の選定

オイルプレッシャースイッチ位置またはオイルフィルター周辺へのセンサー設置が基本

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必要な部品と工具

ゲージ本体・センサー・アダプター・シールテープ・配線類の準備が必須

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作業時の注意点

オイル漏れ防止のためシール処理と取り付けトルク管理が重要

オイルプレッシャーゲージ取り付けに必要な部品と工具


バイクにオイルプレッシャーゲージを取り付けるには、いくつかの部品と工具が必要です。


参考)油圧計取り付け: ショベルに乗って、どこまでも   ~バイク…


まず本体となる油圧計ですが、バイク用では52mm径のメーターが一般的です。価格帯は3,000円から30,000円程度まで幅があり、電子式と機械式の2種類が存在します。電子式は電気信号でメーターを動かすタイプで、機械式は油圧を直接ホースで伝えて針を動かす方式です。


参考)https://blog.goo.ne.jp/ktaiman/e/19dcc6938fc2306cc61330b80fb57db7


次に必要なのがセンサーとアダプター類です。電子式の場合は圧力センサー(1/8PTネジピッチが標準)が必要で、これをエンジンのオイルライン部分に取り付けます。取り付け位置としては、純正のオイルプレッシャースイッチがある場所、またはオイルフィルター周辺が推奨されています。オイルフィルターとエンジンの間にサンドイッチするタイプのオイルブロック(センサー用アダプター)を使うと、複数のセンサーを同時に取り付けられます。


参考)オートゲージ製 油温/油圧計 取り付け 森ツン’s Gar…


工具面では、スパナやメガネレンチ、バイスプライヤー、トルクレンチが必要です。また、オイル漏れを防ぐためのシールテープは必須アイテムです。配線作業のためには配線チューブ、結束バンド、接続コネクターなども用意しましょう。


参考)https://ameblo.jp/shiratama2410/entry-12525753184.html


作業前にはオイル受け用の容器を準備してください。センサーやスイッチを外す際に少量のオイルが出てきます。


センサー用オイルブロックの詳細 - マルハモータース
オイルフィルター部にサンドイッチするタイプのアダプターで、1/8PTセンサーを2個取り付け可能な製品情報が掲載されています。


オイルプレッシャーゲージのセンサー取り付け位置の選び方

センサーの取り付け位置は測定精度とエンジン保護の観点から重要です。


参考)油圧計、油温計のセンサーはそれぞれオイルフィルターのIN側O…


バイクの場合、最も一般的な取り付け位置は純正のオイルプレッシャースイッチがある場所です。このスイッチを取り外し、Tジョイントやアダプターを介して純正スイッチと圧力センサーの両方を接続します。純正の警告機能を残しつつ、油圧計を追加できるということですね。


参考)【GDB-F/G型】オイルブロックを使わずに油温計センサーを…


もう一つの方法は、オイルフィルター周辺への取り付けです。オイルブロックというサンドイッチ式のアダプターをエンジンとオイルフィルターの間に挟み込み、そこにセンサーを取り付けます。この方法なら油温計や油圧計など複数のセンサーを同時に設置できます。


参考)https://www.maruhamotors.co.jp/parts/oilblock.php


センサー位置による測定値の違いについては、オイルフィルターのIN側(エンジンから出る高圧側)とOUT側(フィルター通過後の側)で圧力差が生じる可能性があります。一般的にはIN側、つまりフィルターに入る前の圧力を測定する方が、エンジン内部の油圧状態を正確に把握できます。


取り付け位置を選ぶ際は、熱や振動の影響が少ない場所を選びましょう。エンジン直下など高温になる場所は、配線が溶ける危険性があるため避けるべきです。


参考)オイルゲージの種類と取付け方法 【通販モノタロウ】


オイルプレッシャーゲージ本体の固定とメーター配置

メーター本体の取り付け位置は、走行中に視認しやすく操作の邪魔にならない場所を選びます。


バイクの場合、ハンドル周辺やタンク前方、メーターパネル付近が一般的な設置場所です。52mm径のメーターなら、既存のタコメーターなどと並べて配置することも可能です。ハーレーなど一部の車種では、ヘッドカバーのボルトを利用してメーターステーを固定する方法もあります。


固定方法としては、専用のメーターホルダーやブラケットを使用します。取り付け手順は、まず両面テープで仮止めし、位置を確認してからネジで本固定するのが確実です。ダッシュボードなどプラスチック部分にネジを取り付ける場合は、熱した針などで下穴を開けてからネジ止めすると作業がスムーズです。


メーターの角度調整も重要です。走行姿勢で視認しやすい角度に設定しましょう。一部の製品には可動式のメータースタンドが付属しており、最適な視野角に調整できます。


参考)オイルプレッシャーゲージ


照明については、6段階調整可能なLEDバックライト機能を持つ製品なら、昼夜問わず視認性が確保できます。配線時にはACC電源(アクセサリー電源)に接続し、アース線は適切な場所で確実に接地します。


オイルプレッシャーゲージのセンサー配線と接続作業

センサーからメーター本体までの配線は、エンジンルームから室内(またはメーター位置)へ適切に引き回す必要があります。


配線の引き回しルートは、既存の配線やホース類を参考にします。バイクの場合、フレームに沿って配線チューブで保護しながら這わせるのが基本です。エンジンルームから車体前方へ通す際は、サービスホールやゴムブッシュの隙間を利用します。


配線を通す際の注意点として、高温部や可動部との接触を避けることが挙げられます。特にエキゾーストパイプ周辺は高温になるため、配線が溶けないよう十分な距離を保ちましょう。結束バンドや配線チューブでしっかり固定し、走行中の振動で配線が動かないようにします。


電源配線は、ACC電源に接続することでイグニッションON時のみメーターが作動します。アース線の接地位置は、サーモスタット付近のボルトなど、塗装されていない金属部分を選びます。


センサー配線の長さは製品によって異なりますが、50cmと短めの製品もあるため、必要に応じて延長配線を用意します。延長する場合は、AVS0.50sq程度のコードサイズを使用し、接続部分は接続コネクターでしっかり固定します。


オイルプレッシャーゲージ取り付け後の確認とメンテナンス

取り付け完了後は、必ずエンジンを始動して動作確認を行います。


始動直後は、オイルがまだ冷えているため油圧が高めに表示されます。一般的には20~30psi程度の値を示すことが多く、暖機が進むにつれて徐々に低下します。完全に暖まった状態で10psi前後が正常範囲とされていますが、車種やエンジンの状態によって適正値は異なります。


最も重要なのはオイル漏れのチェックです。センサー取り付け部、アダプター接続部、ホース接続部など、全ての接続箇所を目視で確認します。少しでも滲みや漏れが見られる場合は、すぐにエンジンを止めて増し締めまたはシールテープの巻き直しを行いましょう。オイル漏れを放置すると、エンジンオイル量が減少してエンジン焼き付きのリスクがあります。


メーター針の動きもチェックします。エンジン回転数の変化に応じて針が滑らかに動くか、異常な振動がないかを確認してください。針が0点からずれている場合や動きがおかしい場合は、メーター内部の調整が必要になることもあります。


参考)オイルプレッシャーゲージ 分解 修理 方法 アフターマーケッ…


定期的なメンテナンスとして、オイルゲージやセンサー部分の清掃をおすすめします。オイル汚れが溜まると測定精度が落ちる可能性があります。また、ゲージ本体のガラス面が曇ったり汚れたりした場合は、分解清掃を検討しましょう。


参考)https://jp.misumi-ec.com/tech-info/categories/technical_data/td06/x0146.html


長期使用によりセンサーやメーター本体が劣化することもあるため、定期的な交換も視野に入れておきます。


Racer Gauge取扱説明書 - 日本精機デフィ
センサー取り付け位置や配線方法、注意事項が詳しく記載された公式マニュアルです。




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