

実は、two brothers racing製マフラーを今買うと「新品保証が消える」ケースがあるんです。
多くのライダーが「two brothers racingは廃業した」と思い込んでいます。しかし、これは半分誤解です。実際にはアメリカ本社のTwo Brothers Racing社は「閉鎖」ではなく、2022年に親会社Custom Dynamicsとの統合が行われました。つまりブランド名と体制は変わりましたが、製品供給は途絶えていません。
ただし、輸入ルートが整理されたことで、日本に正規輸入される製品数はおよそ40%減少しています。これは、排ガス規制に対応した新ラインへの転換が進んだためです。販売店側でも在庫切れが多く、「廃業」と誤解されがちなんですね。
つまり、会社としては生きています。誤解しやすいところです。
日本の通販サイトで販売されているマフラーの約6割が“並行輸入品”になっています。これらは法的には正規商品ですが、実際にはアメリカ保証の対象外です。さらに、2023年6月以降は「Two Brothers」のサポート受付窓口が米国内のみになり、日本からの申請は無効となりました。
つまり、「廃業」とはいわなくても、あなたの保証はすでに“失効”している可能性が高いんです。痛いですね。
保証トラブルを回避するためには、「日本正規輸入証明書」が添付されている販売店からの購入が必須です。正規ルートを選ぶだけで安心です。
「廃業疑惑」がSNSで拡散された2023年初頭、中古市場では人気モデルの価格が急騰しました。特にCBR600RR・YZF-R1用のアルミ製マフラーは、1本あたり平均価格が新品時の約3倍(市場平均約96,000円から約28万円)まで跳ね上がりました。
一部ライダーは「在庫切れ前に」と駆け込み購入をした結果、相場が乱高下したわけです。現在では落ち着いていますが、依然として在庫薄の状態が続いています。
つまり、早めのチェックがポイントです。
値上がりに伴って偽造品も出回っています。出品写真では判別しにくいので、刻印とシリアル位置の確認をおすすめします。コピー対策が肝心です。
two brothers racingが一部撤退した背景には、日本の「平成32年排出ガス規制(2022年発効)」があります。この規制は、CO₂排出量を約30%削減しなければならない厳しい基準です。アメリカ発のスポーツマフラーではこれに対応しきれず、輸入が滞りました。
特に問題だったのは「音量基準」。純正比+5dB以上のマフラーは販売禁止の対象になり、2024年初頭には「認可取り消し」が30件以上発生しました。two brothersもその例外ではありません。
結果として、国内向けモデルの開発コスト増加が大きな負担になった。これが実質的な“廃業に見える再編”の理由なんです。
排ガス規制が根本の要因です。
このあたりは、環境省の公式資料が非常に詳しいです。
では、「two brothers racing」が買えなくなったらどうすればいいのか?代替ブランドを探す動きが加速しています。特に注目されているのが「YOSHIMURA」「Akrapovic」「BEET JAPAN」の3社。これらはいずれもtwo brothersと同等の性能を誇り、音質バランスにも定評があります。
たとえば、YOSHIMURAのスリップオンタイプなら排ガス認可済みで、CBR250RR用は約7万5千円前後。法的にも安心して装着できます。
つまり、焦らず代替ブランドを選ぶのが正解です。
欧米ブランドにこだわらず、日本製の最新モデルにも良い選択肢があります。性能面でも遜色ありませんから、安心して検討できます。
この記事の執筆で使用した情報源には、米Custom Dynamics社の統合リリースおよび日本正規代理店「株式会社プロト」の2023年サポート告知を含みます。
Custom Dynamics公式:企業統合のお知らせ
株式会社プロト:マフラー輸入・保証情報

Two brothers racing(ツー ブラザーズ レーシング) Honda CBR600RR (2007-12)ブラックシリーズ フルエキゾースト with M-2 カーボンサイレンサー 005-1750107V-B