vx800洗濯機でバイクウェアを洗う方法と注意点

vx800洗濯機でバイクウェアを洗う方法と注意点

vx800洗濯機でバイクウェアを洗う方法と注意点

バイクウェアは手洗いしないと縮む、というのは思い込みです。洗濯ネットとモードの選択さえ正しければ、NA-VX800のドラム式でも問題なく洗える素材が多くあります。


この記事でわかること
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バイクウェアとVX800の相性

メッシュジャケットやテキスタイル素材は条件次第でNA-VX800でも洗える。ただしプロテクター取り外しが大前提です。

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ヒートポンプ乾燥の特性

約65℃以下の低温乾燥が素材を傷めにくく、バイクウェア乾燥に向いている理由を解説します。

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電気代・節約ポイント

縦型洗濯機+ヒーター乾燥と比べると、年間で約4,000〜7,000円の差が出ることも。VX800の省エネ性能を徹底チェック。


vx800洗濯機の基本スペックとバイク乗りが注目すべき機能


パナソニックのNA-VX800シリーズは、洗濯容量11kg・乾燥容量6kgのななめドラム洗濯乾燥機です。同社のドラム式ラインナップの中では、エントリーモデルと最上位モデルの中間に位置するバランス型で、実際に最も売れ筋とされる人気モデルです。


バイク乗りにとって特に注目したい機能が「温水泡洗浄W」と「ヒートポンプ乾燥」の2つです。温水泡洗浄Wは、あらかじめ洗剤を泡立ててから衣類に浸透させる方式で、ライディングジャケットに染み込んだ皮脂汚れや排気ガス由来の汚れに対して高い洗浄力を発揮します。約40℃のお湯で洗う「つけおきコース」や「毛布コース」も搭載されており、頑固な臭いにも対応できます。


液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能も、バイク乗りの日常には地味に便利な機能です。毎回洗剤を計量する手間が省けるため、走行後に疲れていてもサッと洗濯をスタートできます。洗剤量は「多め・標準・少なめ」から選んで記憶させることができ、素材に合わせた量の調整も可能です。


スペックの面では、運転音が洗濯時約32dB・乾燥時約46dBと静音性も高く、深夜に帰宅してすぐに洗濯を回しても近隣の迷惑になりにくいのはライダーにとってありがたいポイントです。定格洗濯時の標準使用水量は約78Lで、縦型洗濯機(一般的に約100〜150L)と比べて大幅に水の使用量を抑えられます。


つまりVX800は、洗浄力・省エネ・静音性の3点が揃った機種です。


参考:パナソニック公式 NA-VX800ALスペックページ(洗濯・乾燥容量・使用水量・運転音などの詳細仕様を確認できます)
https://panasonic.jp/wash/products/NA-VX800AL/spec.html


vx800洗濯機でバイクウェアを洗う前に必ずやること

バイクウェアをVX800で洗う場合、最初に必ず行うべき準備があります。これを怠ると、洗濯機内でプロテクターが割れたり、衣類が破損したりする可能性があります。


最重要なのは、プロテクターの取り外しです。コミネなどの主要バイクウェアメーカーが公式に回答している通り、「洗濯機はプロテクターの破損につながる」とされています。胸・背中・肩・肘などのプロテクターはすべて外してから洗濯に入れるのが鉄則です。外せない一体型プロテクター付きのウェアは、手洗いを選択してください。


プロテクターを外したら、次はすべてのファスナー・ジッパーを閉じます。開いたままにすると、洗濯中にほかの衣類やドラム内部を引っ掛ける原因になります。マジックテープのバタつき止めも忘れずに留めておきましょう。


洗濯ネットへの投入も欠かせないステップです。ドラム式洗濯機は叩き洗いをする構造なので、素材の傷みを軽減するために大きめのネットに余裕を持って入れてください。洗濯ネットの目安は、ジャケットが折りたたんでも窮屈にならないL〜LLサイズが適切です。


洗濯モードは「手洗いコース」または「デリケートコース」を選択します。VX800には「ソフト洗い」の設定もあるので、生地が薄いメッシュジャケットにはそちらを使うのがおすすめです。脱水は弱めに設定しておくと、素材へのダメージをより抑えられます。


これが基本です。


参考:コミネ公式Facebookによるプロテクターの洗い方・洗濯機使用時の注意(プロテクターに関する公式見解が掲載されています)
https://www.facebook.com/KOMINE1947/posts/2064232550311867/


vx800のヒートポンプ乾燥がバイクウェアの乾燥に向いている理由

VX800のヒートポンプ乾燥は、バイクウェアの乾燥に特に向いている仕組みを持っています。これは一般的なヒーター式乾燥との違いを理解することで、なぜ向いているかが明確になります。


ヒーター排気式は、いわばドライヤーを衣類に当て続けるような乾かし方です。庫内温度が高温(最大80〜100℃程度)になるため、プラスチックや樹脂パーツが付いたバイクウェア、ストレッチ素材のパンツ、熱に弱いナイロン系のジャケットには不向きです。


一方、VX800に搭載されているヒートポンプ乾燥は「除湿機のある部屋で乾かす」イメージに近く、乾燥温度が約65℃以下に抑えられます。これは素材を傷めにくい低温乾燥であり、テキスタイル素材のライディングジャケットでも対応可能なケースが多くなります。さらに、ヒーター排気式の約半分の時間で乾燥できるとされており、定格6kgの洗濯乾燥が約98分(国内洗濯乾燥機において)という速さも実現しています。


電気代も見逃せません。VX800の乾燥1回あたりの電気代は約27円です。ヒーター排気式の場合、電気代は乾燥1回あたり概算で50円以上になる機種も珍しくありません。毎日洗濯乾燥を使うライダーにとっては、年間を通じると数千円の差が積み上がります。


これは使えそうです。


ただし注意点もあります。毛布やタオルケットなど大判の布は折り畳んで投入するため、折り目部分が乾きにくいことがあります。バイクウェアも同様で、厚みのある部分(袖の重なりや折り返しなど)は乾燥後に軽く広げてから再確認するのが確実です。乾燥フィルターは毎回の掃除が必須で、これを怠ると乾燥時間が延びてしまいます。


参考:パナソニック公式「ドラム式と縦型 水道代・電気代の違い」(洗濯方式による光熱費の差が比較されています)
https://panasonic.jp/wash/select/eco.html


vx800洗濯機でバイクウェアを洗う際の失敗例と対策

VX800でバイクウェアを洗う場合、実際のユーザーから報告されている失敗例がいくつかあります。あらかじめ知っておくと、余計な出費や手間を防げます。


最も多いのが「乾燥不良」のトラブルです。乾燥フィルターの掃除を怠ったまま使い続けると、フィルターにホコリが詰まって風力が落ち、乾燥が完了しない状態になります。実際に千代田区で確認された事例では、フィルター詰まりによる乾燥不良が確認されています。バイクウェアは一般の衣類よりも生地が厚い場合があるため、乾燥フィルターが少しでも詰まっていると影響が出やすくなります。フィルターは毎回、綿のわたのような塊をくるくると丸めるように取り除けばOKです。慣れれば5秒もかかりません。


次に多いのが「洗剤の入れすぎ」です。VX800は液体洗剤を自動投入する仕組みですが、最初の設定で投入量を指定していないと洗剤が全く入らないことがあります。逆に「多め」に設定したままバイクウェアを洗うと、すすぎが十分でなかった場合に洗剤残りが発生し、素材の変色や皮膚トラブルの原因になります。バイクウェアを洗う際は「少なめ」か「標準」の設定で使うのが安全です。


また、革ジャン(レザージャケット)を洗濯機で洗うのは絶対にNGです。レザーは水洗い自体が素材を傷める可能性があり、形崩れ・硬化・ひび割れのリスクがあります。クリーニング店に出すか、専用レザーケアクリームでのメンテナンスが原則です。


ドラム式洗濯機での洗濯が向いているのは、ナイロン・ポリエステル素材のメッシュジャケットやテキスタイルジャケット、化学繊維のグローブ(プロテクター取り外し後)などです。素材が不明な場合は必ず洗濯表示を確認してから判断してください。


洗濯表示の確認が条件です。


参考:Honda Go バイクレンタル「夏用メッシュジャケットの洗い方」(ライディングウェアの洗濯・干し方の基本が解説されています)
https://hondago-bikerental.jp/bike-lab/80559.html


vx800洗濯機の電気代・水道代の実態とバイク乗りの節約術

VX800を日常的に使うバイク乗りにとって、気になるのはランニングコストです。実際の数字を確認しておきましょう。


パナソニックの公式データによれば、NA-VX800ALの1回あたりのコストは次の通りです。定格洗濯時の水道代は約21円、電気代は約3円です。洗濯乾燥時(標準乾燥モード)の水道代は約14円、電気代は約29円です。つまり洗濯から乾燥まで1セットを毎日行った場合、1日あたり約43円、月に換算すると約1,290円というのが公式ベースの計算です。


縦型洗濯機+ヒーター式乾燥と比較した場合、洗濯乾燥1回あたりの電気代・水道代の合計はドラム式ヒートポンプで約90〜93円、縦型+ヒーター乾燥では約185円という試算もあります。毎日使用すると年間で最大約35,000円もの差が生まれる計算になります。バイクに乗る頻度が高く、ウェアの洗濯を頻繁に行うライダーほど、その差は大きく積み上がっていきます。


節約のポイントは、なるべく1回の洗濯量をまとめることです。バイクウェア単体だと洗濯容量を持て余すので、普段の衣類と一緒に洗える素材は一度にまとめると水道代・電気代の両方を抑えられます。乾燥の量が少ないと乾燥効率が下がる場合もあるため、5〜6kg程度をめどに1回の乾燥量をまとめるのがおすすめです。


夜間に洗濯することも、電力プランによっては節電効果があります。オール電化や夜間電力が安いプランを契約している場合、VX800の予約タイマー機能を使って深夜帯にスタートさせるだけで電気代がさらに抑えられます。これはバイクで遅く帰宅したライダーにもそのままメリットになります。


これが原則です。


参考:CDエナジー「ドラム式洗濯機の電気代は安い?縦型洗濯機との比較」(1回あたりのコストを実数で比較した解説ページです)
https://www.cdedirect.co.jp/media/c1-electricity/c11-e-savings/2566/


バイク乗り目線で見たvx800洗濯機の独自メリットと選ぶ理由

一般的なレビュー記事では触れられにくい「バイク乗り視点」のメリットがあります。これはVX800を選ぶ理由として、ライダーにとって特に刺さるポイントです。


まず、「梅雨・雨天ツーリング後の洗濯がストレスゼロ」という点があります。外干しに依存する縦型洗濯機の場合、雨続きの季節はウェアが乾かず、次のツーリングまでに間に合わないという状況が起きやすいです。VX800のヒートポンプ乾燥を使えば室内完結で乾燥まで終わるため、梅雨時でも翌朝には乾燥済みのウェアが出てくる状態になります。週末ライダーの場合、月曜に洗濯して土曜に着る、というサイクルで回せれば十分ですが、毎週ツーリングに行くような週末ライダーにとっては「金曜夜に洗濯→土曜朝には完了」という流れをつくれるのは実際にかなり助かります。


次に、ヘルメットの内装パッドもVX800で洗えるという点です。多くのフルフェイスヘルメットは内装パッドが取り外し可能で、素材はポリエステル・ナイロン製が中心です。これは洗濯ネットに入れてデリケートコースで洗えます。インナーキャップと一緒に洗えるのも手間を省く意味では便利です。


さらにグローブの洗濯も可能です。テキスタイル素材(ナイロン・ポリエステル製)のグローブであれば、プロテクターを外して洗濯ネットに入れ、弱水流コースで洗えます。革製グローブは手洗いまたはクリーニングが必要ですが、夏用のメッシュグローブなどはVX800で十分対応できます。


また、自動洗剤投入機能はライダーの帰宅後にも地味に刺さります。疲れて帰宅した夜、洗剤を計量する工程がないだけで「後でいいか」ではなく「今すぐ回せる」という行動に変わるからです。バイクウェアは汗・皮脂・排気ガスの汚れが蓄積しやすいため、なるべくその日のうちに洗う習慣をつけることが素材の寿命を延ばすことにもつながります。


意外ですね。


洗濯機を変えるだけでウェアの管理が大きく変わります。VX800は20万円前後(実勢価格)の投資ですが、ウェアの傷みが減り、買い替えサイクルが伸びることを考えると費用対効果は高い選択と言えます。バイク用品への出費が多いライダーほど、道具のメンテナンス環境を整えることが長い目で見たコスト削減につながります。


参考:価格.com NA-VX800BL製品レビュー(実際のユーザーによる使用感・口コミが多数掲載されています)
https://kakaku.com/item/K0001274672/