

あなたのV-MAX1200、実は国内登録すると違法改造になることがあります。
V-MAX1200のカナダ仕様は145馬力、国内仕様は116馬力です。
約30馬力の差ですね。
これはエンジンそのものではなく、キャブ設定とマフラー形状、点火タイミングの制御によるものです。
つまりコンピュータマッピングが異なります。
日本で輸入車登録を行う場合、排ガス値がCO0.5%、HC300ppm以下であることが条件です。この基準を超えると「道路運送車両の保安基準不適合」扱い。
試験1回につき3万円の費用がかかります。
つまり馬力を求めることで出費を招くケースがあるということです。
カナダ仕様を維持するなら、排気再調整サービスを利用するのが基本です。
カナダ仕様は純正での排気音が96dB前後。
国内の規制値は94dB以下。
このわずか2dBが車検落ちの原因になることがあります。音量は2dB違うだけで人の体感では約1.25倍のうるささ。
違反すると整備命令が出され、15日以内に改善報告しなければなりません。
つまり車検時に「純正でも通らない」可能性があるのです。
驚きですね。
この対策として、多くのオーナーは「サイレンサーインナーバッフル」を装着しています。
これだけ覚えておけばOKです。
2025年以降、海外仕様の逆輸入車は高騰しています。特にカナダ仕様V-MAX1200は、2023年平均価格が約110万円でしたが、現在は150万円超。
これは国内流通量の少なさ(登録比率10%以下)が影響しています。
ただしECU書き換え済みの個体は人気が高い反面、車検通過率が60%を下回ります。
つまり、安さよりも「国内適合性」を優先したほうが賢明です。
車両を選ぶ際は「排ガス試験適合証」が発行されているか確認しましょう。
これが条件です。
カナダ仕様は型式「JYA1FK」が多く、これは国内登録では「輸入車扱い」となります。
つまり一部の任意保険会社では車種コードが存在しない場合があります。
実際、2024年に大手2社(三井住友海上、東京海上日動)が型式登録番号のない車両について引受制限を開始しました。
つまり保険加入時に「並行輸入車証明」が必要です。
証明を発行するには販売店または陸運局に申請が必要で、手数料はおよそ4400円。
面倒ですが、これを怠ると事故時の補償が受けられません。
保険加入前に確認することが重要です。
V-MAX1200カナダ仕様の純正パーツは米国・カナダ限定品が多く、ヤマハジャパンでは取り寄せ扱い。
特に「サーモスタットアッセンブリ」や「燃料ホース」は品薄です。
代替品を探す場合、「Rocky Mountain ATV」や「Partzilla」といった海外通販を使えば平均20日で届きます。
送料込みで国内販売品の約7割価格で入手可能です。
つまりコスト面では悪くありません。
メンテ面での最大のコツは、国内用パーツと併用できる互換品をリスト化しておくことです。
これなら安心です。
カナダ仕様の構造や整備基準に関しては、国交省の公式ページ「道路運送車両法 保安基準適合審査制度」で詳細確認が可能です。