

日本代表は全額自己負担で参加します。
インターナショナル・シックス・デイズ・エンデューロ(ISDE)は、1913年にイギリスで初開催された世界最古のオートバイ競技です。当初は「インターナショナル・シックス・デイズ・トライアル(ISDT)」という名称で、バイクの耐久試験という名目で開催されていました。1980年までこの名称が使われ、以降は現在の「エンデューロ」に変更されています。
参考)インターナショナル・シックス・デイズ・エンデューロ - Wi…
スコティッシュ・シックス・デイズ・トライアル(SSDT)とともに、現在存在するオートバイ競技で最も古いイベントの一つです。毎年秋に開催され、600~700名のライダーが金メダルを目指して戦います。2013年の100周年記念大会では、35カ国から820件の事前エントリー申請があり、600名が実際に競技に参加しました。
参考)International Six Days Enduro …
国別対抗戦の形式を取っており、「モーターサイクルのオリンピック」とも呼ばれる権威ある大会です。開催地は年によって異なり、エンデューロの本場である欧州が中心ですが、オーストラリア、ブラジル、ニュージーランド、チリ、メキシコ、アルゼンチンなどでも開催されたことがあります。
参考)世界最大のエンデューロレースISDEが8月30日に開幕! 日…
ISDEはオンタイム形式を採用しています。コースの中に走行タイムを競うスペシャルテスト(SS)が設けられ、それ以外の区間は指定された時間通りに通過しなければいけません。スタートは数名ずつが1分おきに時間差を持たせて走り出していきます。
総走行距離は6日間で1000マイル(約1600km)を超えます。以前は300kmを超える距離を一日に走行していましたが、参加台数の増加により運営上の都合で距離が短縮され、現在は200km台半ば程度となっています。
参考)https://americanmotorcyclist.com/racing/off-road/isde-international-six-days-enduro/
最終日にはファイナルクロスがあります。これはモトクロス形式のヨーイドンのスプリントですが、形式上はモトクロスでもタイムアタックなので、走りきったタイムがそれまでのタイムに加算されます。
つまり〇〇が原則です。
参考)ISDE始まる!
ライダーは厳格な管理下でマシンのメンテナンスを行います。マシンに触れる時間や使用できる工具、スペアパーツの利用可否などに厳しい制限があります。
ISDEには3つの主要なトロフィークラスがあります。ワールドトロフィーは4名のライダーで構成され、各国の代表チームとして参加します。ジュニアワールドトロフィーは若手ライダーのクラスで、こちらも4名または3名で構成されます。ウーマンズトロフィーは女性ライダーのクラスで、3名で構成されます。
参考)https://www.mfj.or.jp/wp-content/uploads/2002/03/FIM_Regulation_ISDE_2025_Ver1.pdf
各チーム上位3人の合計タイムが最速のチームを競い、各トロフィー及びアワードの1位から3位までがメダルを授与されます。以前は6名1チームだったため、1名リタイヤしても残りのライダーで戦うことが可能でしたが、現在はチームの人数が少なくなった分、誰か1人でも欠けると団体戦を続けることは難しくなっています。
参加資格には厳格な規定があります。各ライダーは代表となる国のパスポートまたはID カード所持者でなければならず、IDカードには当該ライダーの国籍又は代表する国名が明記されている必要があります。FIMワールドトロフィーチームに選抜されたライダーは、ジュニアワールドトロフィーチームには参加できません。
FIMのレース運営が決める敢闘賞として、ベスト・パフォーマンスを尽くした1チームに「ワトリング・トロフィー」が授与されます。
これは成績とは別の特別な栄誉です。
日本からは毎年代表選手が参戦していますが、参加には大きな負担が伴います。日本代表と言っても全員アマチュアで、仕事を休み(約2週間)その費用は全額自己負担なのです。
つまり〇〇ということですね。
参考)フランス旅行記  【ブリーヴ・ラ・ガイヤ…
2021年のISDEイタリア大会には、日本から滑川勝之選手が参戦しました。同大会には658人ものライダーが参加し、国別対抗のワールドトロフィークラスには20カ国、ジュニアワールドトロフィークラスには14カ国、ウーマンズトロフィークラスには8カ国がエントリーしました。
参加費用に関しては、ISDEにも参加する場合、ISDE参加登録料金にJES(国内エンデューロ)登録費用が含まれる仕組みがあります。しかし、渡航費、滞在費、マシンの輸送費などを含めると、参加者の経済的負担は相当なものになります。
参考)https://procomu.jp/jes2022/pdf/jes76_parti.pdf
ダカール・ラリーで優秀な成績を残すライダーは、各イベント2日間開催のエンデューロ世界選手権(EnduroGP)よりも、ISDEで優秀な成績を残している場合が多いです。これはISDEが6日間という長期戦で総合力を問われる大会であることを示しています。
ISDEは開催地に大きな経済効果をもたらします。500名を超えるライダーのエントリーに加え、数千人のサポートクルーや観客が集まるため、開催地の観光収入に大きな影響を与えます。多くの選手を受け入れることは運営費用の助けになるだけでなく、地元開催地にとっては観光資源としての価値を高めることにもつながります。
参考)SIXDAYS — 孤高の6日間競技を知る - No.237…
参加希望者は常に多く、2000年のグラナダ大会から1日1周というフォーマットが始まりました。これにより運営の効率化が図られ、より多くの参加者を受け入れることが可能になりました。
ISDEの歴史は第一次世界大戦前の1913年にまで遡るもので、競技が6日間にも及ぶこともあって、世界選手権とは比較できない独自の価値をもってリスペクトされる存在です。
初開催時は3人一組でした。
当時の「トライアル」はバイクの耐久試験という名目が前面に打ち出されており、フルブレーキングの制動距離でポイントが与えられる「ブレーキテスト」も存在していました。
開催地はエンデューロの本場である欧州が中心ですが、近年は南米やオセアニア地域でも開催され、世界中のライダーがこの伝統ある大会に参加する機会を得ています。地元の地形や気候条件に合わせたコース設定が行われるため、毎年異なる挑戦が待っています。
MFJ公式サイトのISDE規則書(PDF)
ISDEの詳細なルールや参加資格について、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が定める公式規則の日本語版を確認できます。